ゼロスパンテンション試験

塗料性能試験 2022.05.24 (最終更新日:2024.01.05)

ロスパンテンション試験とは、塗料の性能を確認するための試験方法の一つで、下地ひび割れに対しての塗膜の追従性を確認するための試験のこと。

ロスパンテンションとは、コンクリート下地のひび割れに追従する外装塗装材料[アクリルゴム系外装塗装材料など(JIS A 6021建築用塗膜防水材)]を下地に下塗材+主材で約1mm の膜厚、[防水形複層塗材E/REなど(JIS A 6909建築用仕上塗材)]を下地に下塗材+主材+上塗材で約1mm の膜厚にして、-10℃環境下でひび割れ幅なしから2.5mm⇔0.5mmの繰り返し2000回で「異常なし」の耐疲労性能試験(繰り返しゼロスパンテンション試験)で性能評価される。

なお、両試験方法は類似しているが、JIS A 6909建築用仕上塗材の方が試験体に上塗材が塗装されていることから、より厳しい試験と言える。

また、その他の試験方法としては、土木学会から提案されている表面被覆材のひび割れ追従性試験(JSCE-K 532)やNEXCOの表面被覆材のひび割れ追従性試験などがある。

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