塗装工事の平均受注単価約50万円UPした「塗装ショールーム活用」のコツ

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戸建住宅の元請け塗装工事の売上を拡大する一つの方法として、「ショールーム出店」を考えている方も多いのではないでしょうか?

しかし、ショールーム出店には費用が掛かるため、「ショールームを出した場合のメリットは?」「ショールームの活用事例が知りたい」という意見があるのも確かです。

今回は、大阪府大東市を中心に活動している小林建装株式会社様に「ショールームを出店したことで得られたメリット」について詳しくお話をお伺いしました。ショールーム出店を検討する際の参考情報としてご覧ください。

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【会社紹介】小林建装株式会社

shasin

■会社名:小林建装株式会社 代表取締役 小林 雅美様
■会社概要:小林建装株式会社様は、大阪府大東市を拠点に塗装事業、リフォーム事業を展開されている会社様です。 
■公式HP:https://www.kobaken.website/

ショールーム出店の背景

大東市で「圧倒的な地域一番店になる」という戸建て元請け事業拡大の目標を達成するため、ショールーム出店を決めました。大東市には外壁塗装専門店のショールームを出店している会社がいないので一番に出店することに意味があると考えました。

また、他社との差別化を図る集客方法として「ホームページ」・「SNS」・「ポータルサイト」などを行ってきましたが、この分野での差別化は難しいと感じました。今後他社との差別化を図る方法で一番効果出るのは「ショールーム活用」だと考えています。

写真でわかるショールームの内観

ショールームのこだわり

①場所の選定

ショールームは認知されることが一番重要だと考えていたため、大東市の中心かつ国道道路沿いで場所を選定しました。複数の候補の中で、1階部分にあり、道路の反対側に24時間営業のコンビニエンスストア・ガソリンスタンドがある場所であれば、明かりも24時間ついているため、人目につくと考え、場所を決めました。

②ショールームの作りや内装

とにかく清潔感と高級感を出し、おしゃれな空間を作ることを意識しています。フローリングの質・照明は蛍光灯ではなくダウンライトを使用することで落ち着いた印象を持ってもらうことを目的にしています。

また、ショールームの作りは「入りやすさ」を重視しており、コンビニエンスストアを参考にしました。全面ガラス張りにして中が見える作り・入口のドアは開き戸ではなくガラスのスライドドアにする部分はこだわっています。事前予約なしの施主様の急なご来店は月2組ほどあります。

出店前後の変化

一番変化したのは「平均受注単価」です。ショールーム出店前は平均受注単価約120万円でしたが、ショールーム出店後は約170万円になり、約50万円もUPしました。ショールームを出すことにより、商品の販売戦略も以前と変え、「価格から性能・品質」への誘導を意識しております。

また、ショールーム出店により会社の認知度は確実に向上しており、問い合わせ数に関しても以前と比べ、倍以上の反響が出ています。

出店することで得られたメリット

ミーティング

①ショールーム誘導することで施主様の購買意欲を高められる。

施主様の購買意欲の熱を下げずにクロージングまでもっていくことができるようになりました。

ショールームへの来店型の営業方法に変えたことで、充実した販促品を準備しているため、施主様が本当に聞きたいものに対して販促品を活用して提案ができるようになりました。出店前は施主様のお家での商談が多く、カラーシュミレーションなどはその場で対応できないことがありましたが、ショールーム商談の場合はその場で色提案まで完結できます。また、ショールームがあり、販促品を充実させての提案をすることで施主様の安心感は獲得できていると感じています。

②工事意欲のない人でもアポイント獲得が可能

ショールーム出店前の施主様へのアポイント獲得方法は「無料で診断できますので診断しませんか?」とお伝えしており、工事意欲のない人にはアポイントが取りづらかったです。しかし、ショールームがあることで、「いずれお家のメンテナンスは必要になります。今後必ず考えないといけない事なので、一度勉強のためショールーム来ませんか?」という流れでアポイントが取れるようになりました。その場で契約にならないことももちろんありますが、何かあったら連絡するような誘導も行い、塗装以外の小さな依頼事も獲得できております。

③平均受注単価UP

平均受注単価は出店前と比べ、約50万円UPしました。ショールームを出店したことにより、施主様の満足度は確実に向上しております。施主様に「後悔のない塗装工事をしていただくために」という想いでショールームを出店していることを素直に伝え、信頼獲得にもつながっています。

まとめ

今回は小林建装株式会社様のショールームに対してのこだわりや出店により得られたメリットをご紹介しました。

戸建て元請け事業を拡大していくための手段として、ショールーム出店は「購買意欲の向上」「安心感の獲得」「受注単価UP」などに効果があることがわかりました。 ショールーム出店を考えている会社様は、小林建装株式会社様の取り組みを参考にされてみてはいかがでしょうか。

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この記事の監修者と運営者

【記事監修】
株式会社アステックペイント 
野口 英樹

【記事監修】
株式会社アステックペイント 
野口 英樹

株式会社アステックペイント営業本部 本部長
アステックペイント入社後、福岡営業所、東京営業所の所長、顧客事業部部長を歴任。現在は、アステックペイント4つの営業部で構成される営業本部の統括マネジャーとして、塗装会社の抱える課題を解決するための提案・成長支援を行っている。

【運営会社】
株式会社アステックペイント

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株式会社アステックペイント

AP ONLINEを運営する株式会社アステックペイントは、建築用塗料を製造・販売する塗料メーカー。遮熱性、低汚染性に優れた高付加価値塗料の研究・開発の他、システム・販促支援など、塗装業界の課題解決につながる事業を展開。2020年以降、遮熱塗料国内メーカーシェアNo.1を連続獲得中。

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