シリコンREVO塗装6年後の塗膜はどうなっているか徹底調査

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「REVOシリーズ」は、紫外線や雨などの劣化要因から建物を長く守り続けるために生まれた高耐候型ハイクラス塗料シリーズです。
シリコンREVOについては、「実環境での塗膜状況はどうなっているのか気になる」というお声も多数いただいております。

そこで、今回の記事では「シリコンREVO1000-IR(艶有)」を塗装後6年※が経過した建物を対象に、塗膜の劣化状態を調査しました。

シリコンREVO1000-IRとは

◯用途:水性形一液外壁用遮熱シリコン系上塗材
〇特徴:耐候性、遮熱性、低汚染性、防カビ・防藻性
〇期待対応年数:13~16年
〇艶感:艶有・3分艶・艶消
〇色:アステック標準色69色+日塗工色

シリコンREVO1000-IRついて詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。

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観察項目と各劣化症状について

艶引け

艶引けとは、塗膜が屋外暴露されている状態において、紫外線・熱・雨(水)などの劣化因子によって塗膜表面の樹脂が分解し、緻密性が失われて艶が低下する現象のこと。

※赤線部分が艶引け発生箇所

艶引けのイメージ

艶引け発生箇所は、塗膜表面の樹脂が分解され、荒れるため白くボケた仕上がりとなる。
※このように白くボケた仕上がりになることを色褪せとも言う。

退色

退色とは、紫外線等の劣化因子の影響を受けやすい塗料内の一部の顔料が早期に劣化し、成膜時の色から変色する現象のこと。

例)赤茶系の塗膜の場合
塗膜内でも紫外線等の影響を受けやすい、「赤」の顔料が早期に劣化し、焦げ茶色になる。

汚染

汚染とは、汚れ(土埃、排気ガスのススなど)が塗装後、経年で塗膜に付着または、塗膜内部に入り込んでいることを指す。
建物の中でも、以下のような箇所で、発生する傾向がある。特に、建物周辺に畑やグラウンドなど強風で土埃が舞う環境に立地している場合など、汚染が発生しやすい。

地面に平行な部分には、汚染物質は堆積しやすく、降雨等の影響により汚染物質が流れることで、上記のような雨筋汚染が発生する場合がある。

さらに、以下の様に下地に凹凸がある場合、凹部に入り込んだ汚染物質は除去されにくいため、汚染が発生する傾向がある。

苔藻

苔藻とは、空気中に飛散している胞子が外壁の汚れ(土埃など)に付着し、降雨などによって水分が供給と、太陽光による光合成で発生する。

建物の中でも、汚染や湿気が多く、植栽や地面に近い箇所で、発生する傾向がある。

観察結果

実環境での調査結果を、各劣化症状ごとにご紹介いたします。(調査対象:24件 ※2025年12月現在)

艶引け

今回の調査において、全ての物件で顕著な艶引けは確認されませんでした。

一般的に、塗料の艶は、強い紫外線にさらされやすい日当たりの良い南面や、厳しい環境下では経年とともに低下しやすい傾向にあります。しかし、「シリコンREVO1000-IR(艶有)」の塗膜は、そうした条件下においても、美しい光沢感を良好に保持していることが確認できました。

退色

今回の調査における退色の観察結果は、円グラフが示す通り、全ての物件で顕著な退色は確認できませんでした。

一般的に、塗料の色味は、強い紫外線にさらされやすい日当たりの良い南面や、厳しい環境下では経年とともに色褪せ・変色しやすい傾向にあります。しかし、「シリコンREVO1000-IR(艶有)」の塗膜は、そうした条件下においても、規定の色味を良好に保持していることが確認できました。

汚染

汚染が確認された箇所

手摺壁や窓サッシ、配管など、汚染物が堆積しやすい箇所の直下で汚染が確認されています。また、排気ダクト周辺には、ダクト内を通過した汚染物が漏れ出て付着している事例も確認されています。しかし、汚染が全く確認されていない物件も多数存在したことから、建物の構造や周辺環境が汚染の発生に影響を及ぼしている可能性が考えられます。

苔藻

苔藻が確認された箇所

地面に近く、水の跳ね返りの影響を受けやすい箇所で、一部苔藻が確認されました。しかし、苔藻が全く確認されていない物件も多数存在したことから、建物の構造や周辺環境が苔者発生に影響を及ぼしている可能性が考えられます。

まとめ

今回は、施工後6年経過した「シリコンREVO1000-IR(艶有)」の実環境での塗膜状況をご紹介しました。

調査した全ての物件にて、顕著な艶引け・退色は確認できず、良好な状態であることが確認できました。

ただし、一部の物件では部分的な汚染・苔藻が確認されており、建物の構造や周辺環境との関連性が示唆されました。

今後も、本記事内で塗膜状況を確認した物件の経過観察を実施すると共に、新たな物件での経年後の塗膜状況も合わせて随時更新してまいります。 また、他製品についても、実環境の塗膜状況に関する記事をAPONLINEにて公開しておりますのでご興味ある方は、ぜひご覧ください。


この記事の監修者と運営者

【記事監修】
株式会社アステックペイント 
谷口 智弘

【記事監修】
株式会社アステックペイント 
谷口 智弘

株式会社アステックペイント技術開発本部 本部長
住宅用塗料市場のマーケティング分析・品質管理を行う「商品企画管理室」、塗料の研究・開発を行う「技術開発部」、塗料の製造・生産・出荷を行う「生産部」の3事業部を統括するマネジャーとして、高付加価値塗料の研究・開発を行っている。

【運営会社】
株式会社アステックペイント

【運営会社】
株式会社アステックペイント

AP ONLINEを運営する株式会社アステックペイントは、建築用塗料を製造・販売する塗料メーカー。遮熱性、低汚染性に優れた高付加価値塗料の研究・開発の他、システム・販促支援など、塗装業界の課題解決につながる事業を展開。2020年以降、遮熱塗料国内メーカーシェアNo.1を連続獲得中。

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