塗装業界で数少ない拡大が期待できる工場向け外装改修市場

代表コラム 2026.06.19
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※本稿は、アステックペイント加盟店向けに発行している会報誌「ホットライン」第246号の掲載コラムを、一般の塗装会社様にもお読みいただけるよう、加盟店限定のサービス詳細・費用に関する記述を一部割愛した上で公開しております。

世界の工場と言われた中国とアメリカの対立が、世界経済に大きな地殻変動をもたらしています。実際、タイでは中国から大型工場が移転してきたという話を頻繁に耳にしますし、ベトナムでも製造業の急拡大がニュースで連日報じられています。

その影響は確実に日本でも起きており、熊本や北海道で建設されている半導体工場はその最たる例と言えるでしょう。半導体に限らず、中国とアメリカのデカップリングによって多くの産業が恩恵を受けています。

年度2023年度2024年度2025年度
設備投資伸び率+9.4%+10.0~10.5%+12.3%
(製造業大企業)

2023年以降は、ほぼ毎年10%前後の高い伸び率が続いています。2024年度の設備投資額はバブル期以来の高水準とされ、2025年度も二桁増の計画となっています。

なぜここまで増えているのか

1980~90年代の設備投資ブームは内需拡大を背景にしていましたが、今回は性格が異なります。半導体・電池・防衛関連をはじめとする戦略産業への国内回帰、脱中国サプライチェーンの再構築、そして政府による大型補助金が重なり、製造業全体に投資マネーが集中しています。日本が「世界の工場」として再評価されている、まさにその結果が、この設備投資の急拡大に表れていると言えるでしょう。

この流れは株価にも明確に表れています。日経平均が2万5,000円ごろから5万円台へ上昇した時期は、設備投資+10%前後の時期とほぼ重なっています。株価の多くは製造業に集中しており、日本の製造業への資金集中がそのまま株価に表れていると言えるでしょう。この流れはしばらく変わらないと考えています。

中間層の消滅が住宅塗装市場を直撃する

しかしながら、日本社会全体が豊かになるわけではありません。二極化はますます進行し、少数の富裕層は増え続ける一方、大多数の低所得層はさらに拡大し、中間層は大きく減少していくことになるでしょう。

住宅塗装市場においては、この影響は計り知れません。住宅塗装とは、まさに中間層向けビジネスに他ならないからです。

低所得者はそもそも自宅を所有していない、仮に保有していたとしても住宅塗装に150万円を捻出することは難しい。富裕層は人口が少なすぎて大都市以外ではマーケティングすら難しく、偶然の出会いを待つほかない。すなわち、中間層が大幅に減少していく未来においては、住宅塗装市場はますます厳しくなるとしか言いようがありません。

だからこそ、アステックペイントとしては「おうちReカバー」を活用しながら、同じエリア・同じ販促コストの中で「外装」というサービス品目を増やして売上を伸ばし、LTV(顧客生涯価値)でトータル売上を高めること以外に生き残る道はないと考えています。

こうした厳しい住宅塗装市場の状況とは対照的に、塗装業界にとって数少ない「拡大する市場」として注目されるのが、「カイゼンReペイント」が対象とする工場外装工事市場です。

日経平均がこれだけ高まっている背景には、日本の製造業に多くの資金が集まっていることは間違いありません。製造業が盛り上がるということは、設備投資――すなわち工場外装工事の需要が比例して拡大することに他なりません。

カイゼンReペイントサービスとは

カイゼンReペイントサービスとは、工場・倉庫などの非住宅大型物件における塗装工事を中心とした外装工事の受注を継続的に生み出すための、アステックペイントによる一貫型の営業支援サービスです。
アステックペイントの専門スタッフが企業へのテレアポを行い、獲得したアポイントを利用店様へ提供します。案件は専用CRM(顧客管理システム)を通じて共同管理し、商談の進捗や追客状況をリアルタイムで共有します。利用店様は工場営業における複雑な営業活動の負担から解放され、商談・現場診断・見積・施工という本来の強みに専念できます。

また、塗装単体では顧客ニーズの一部にしか応えられないため、外装工事全般に幅を広げた提案をアステックペイントがサポートします。間口を広げることで初回受注だけでなく、リピート工事へとつなげることが可能になります。

カイゼンReペイントサービス 3つの柱

①塗料メーカー名義での営業活動

当サービスの特徴のひとつが、テレアポをアステックペイント名義で行う点です。

工場の担当者にとって見知らぬ塗装会社からの営業電話よりも、「遮熱塗料メーカーシェアNo.1のアステックペイントから、工場の外装メンテナンスについてご提案したい」という切り口の方が話を聞く動機が生まれやすく、実際にアステックペイント名義に切り替えた結果、アポイント獲得数は大きく増加しています。

訪問時には「アステックペイントの提携会社である○○塗装が今回ご提案させていただきます」という形で、何の違和感もなく営業を進めていくことができます。

【補足】テレアポ会社に電話代行でアポを取ることのリスク

テレアポ会社に電話代行を依頼することで、短期で顕在顧客層を刈り取り案件が生まれることはあります。ただし多くは最初の数か月だけです。

地元エリアの製造業者数は限られているため、すぐに一巡することになります。その後もテレアポを続けると、アポイントは段階的に取りにくくなり、1件あたりのアポ取りコストは右肩上がりに上昇していきます。やがてエリア内の製造業企業に「しつこく電話をかけてくる業者」というレッテルを貼られ、自社ブランドの低下を招くリスクもあります。

自社ブランドへの影響など意に介さず電話をかけ続けるのが電話代行会社の実態であり、その点は十分に認識しておく必要があります。

成果連動型の費用設計

当サービスは、成果が出た時にのみ費用が発生する成果連動型のモデルを採用しています。

アポイントが発生した場合にのみ案件提供料が発生し、受注に繋がった場合には契約金額に応じた成約手数料が発生する仕組みです。案件が動かない月は費用負担を最小限に抑えられるため、長期にわたって無理なく継続できます。

案件獲得においては、テレアポだけでなくWebサイト・DM・SNS・展示会などのメディアミックスをアステックペイントが積極的に活用します。また、成約手数料には受注後の継続フォローと次の受注へ繋げるサポートまで含まれており、単なる案件紹介にとどまらない一貫した支援体制が特徴です。

補足:「アポは見積もりができる案件しか要らない」という考えについて

「アポは見積もりができる案件しか要らない」という考えを持つ経営者には、工場向け営業は難しいと言わざるを得ません。

ほとんどの製造業の工場は築15年以上が経過しており、規模も住宅とは比較にならないほど大きく、外装に何らかの問題を抱えていない工場は存在しないと言っても過言ではありません。漏水・破損・老朽化・機能改善・労働環境改善など、あらゆる課題を抱えているのが実態です。それでも、電話や展示会で初めて接触した業者に自社の悩みをすぐに打ち明けることは少ないものです。

訪問の機会をいただけた際に、速やかに伺い、会社概要や実績を丁寧に説明し、信頼を得ることで初めて建物診断へとつながる――これが極めて自然な流れです。
最初は小さな工事でテストするくらいの感覚が健全であり、挨拶訪問を積み重ねながら地元エリアを丁寧に回り、診断・小さな工事の受注を積み上げることから工場営業は始まります。

この地道なプロセスを面倒と感じるようであれば、工場営業で継続的な売上を作り続けることは難し
いでしょう。

③ 長期でフォローする仕組み

国内で工場営業を継続的に成立させている企業は、実は少数です。多くの企業が工場営業に挑戦するものの、最初の顕在顧客から一定の売上を上げた後に頓挫するケースがほとんどです。

工場営業は、継続してフォローし続ける仕組みと人材なしには、必ず営業活動が途切れてしまいます。見積もりを提出してから受注まで2年かかることも珍しくありません。診断・見積もりを丁寧に積み重ね、膨大な案件をフォローし続ける中で少しずつ受注が生まれ、信頼が積み重なるとリピート工事が次々と舞い込んでくる――それが工場営業の本質です。

カイゼンReペイントサービスでは、皆様に代わって一度接点を持った企業にDM・メルマガ・Webサイト・ウェビナーといった複数チャネルで継続的にアプローチします。提出済みの案件も専用顧客管理システムにて利用店と共に追い続ける仕組みを整えています。

だからこそ、工場営業において最も重要な「継続した営業活動」を途切れさせることなく実現できるのです。

「工場向け外装サービスNo.1」を、一緒に作っていく

Astec Engineering Service社(旧Astec Paints Thailand社)は、タイでのアステック現地法人として、バンコク近郊の工業団地で工場向け外装専門工事会社を10年以上にわたって展開してきました。

現在は現地No.1企業として社員70名・職人250名体制を擁し、常時30~40現場を同時並行で施工するまでに成長しています。そこで培われた営業ノウハウと仕組みは、日本国内のどの企業よりも優れた体制を作り上げてきたと自負しています。

カイゼンReペイントサービスは、このタイで確立したノウハウを最大限に活かしながら、利用店の皆様と二人三脚で「日本国内 工場向け外装サービスNo. 1」を目指します。縮小傾向にある住宅塗装市場とは対照的に、工場外装工事は数少ない「拡大していく市場」です。

その市場への第一歩を「国内最高水準の専門性と仕組みを備えた、唯一無二のサービス」で踏み出せる仕組みとなっています。ご興味のある方はぜひお問い合わせください。

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このコラムの寄稿者と運営者

【コラム寄稿者】
株式会社アステックペイント
菅原 徹

【コラム寄稿者】
株式会社アステックペイント
菅原 徹

株式会社アステックペイント 代表取締役
2000年10月に株式会社アステックペイントを創業して以来、高付加価値な住宅用塗料の研究開発・製造・システムやアプリ開発・販促支援など、あらゆる角度から塗装業界の発展を目指し、事業展開している。

【運営会社】
株式会社アステックペイント

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株式会社アステックペイント

AP ONLINEを運営する株式会社アステックペイントは、建築用塗料を製造・販売する塗料メーカー。遮熱性、低汚染性に優れた高付加価値塗料の研究・開発の他、システム・販促支援など、塗装業界の課題解決につながる事業を展開。2020年以降、遮熱塗料国内メーカーシェアNo.1を連続獲得中。

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