地域密着で案件数を回復!近隣営業で紹介案件を定期的に生み出す工夫とは?


近年、塗装の客層変化や案件減少により、「新しい受注のきっかけが見つからない」「近隣営業をしても成果が出ない」とお悩みの会社様も多いのではないでしょうか。
今回は、兵庫県相生市を拠点に活動する阿賀社長が実践する「近隣営業を軸とした元請け事業拡大」の取り組みをご紹介します。
営業未経験の状態から行動を重ね、現在では近隣営業を中心に1現場あたり平均1~2件の問い合わせを発生させています。
“地域に信頼される塗装店”を目指した阿賀社長の取り組みは、現場密着で案件数を増やしたい加盟店様のヒントとなるはずです。
【会社紹介】株式会社SunPaint

■会社名、塗装担当者名:株式会社SunPaint 阿賀 堅祐 様
■会社概要: 兵庫県の相生市を中心に 外壁と屋根に特化したリフォームを行い特殊塗料による施工を得意とする 株式会社SunPaint様 の「近隣案件増加の秘訣」についてご紹介させて頂きます。
■公式HP: 株式会社SunPaint – 笑顔あふれる外壁塗装会社のサンペイントです!
近隣営業に力を入れ始めたきっかけ
弊社はずっとハウスメーカーさんの下請け1本で仕事をしていました。
営業もせず、依頼を待つだけ。言ってみれば「受け身の経営」でした。
ところがある時期、若い職人の小さなミスが数件続いてしまいかなりご迷惑をおかけしてしまいました。
検査での指摘や塗りムラなど、命に関わるようなものではありませんでしたが、
それが続いたことで元請けからの信用を失い、仕事が一気に激減しました。
「このままでは会社が潰れる」
そう感じたのが転機です。長年甘えてきた“下請け構造の限界”を痛感しました。
営業経験はゼロでしたが、会社の構造を変えるには動かないと何も変わらないと思い立ち、
元請けとしての活動をスタートいたしました。
最初に取り組んだのはチラシづくりとポスティングでした。
知り合いの印刷会社に頼まず、自分たちでデザインを考えて印刷。
「SunPaintを知ってもらうこと」だけを目的に、何千部も配りました。
最初の3か月間は問い合わせは一件もありませんでした。
それでも諦めず続ける中で、ある現場での近隣挨拶をきっかけに案件が発生いたしました。
近隣営業の活動内容と変化
一般的には工事の前に両隣と裏3軒ほどを回って終わりですが、そのときは思い切って通り全体(約15軒)に挨拶をしました。
チラシだけでなく、地域指定のゴミ袋と手紙を添えて配布し、
「工事でご迷惑をおかけします」「何かあればすぐ伺います」というメッセージを添えました。
挨拶から数日後、離れた家の方から電話をいただきました。
さらにその現場を見た別の家からも依頼が来て、合計3件の受注に繋がりました。
「顔を見せることが何よりの営業だ」と、そのとき心から実感しました。
今では現場ごとに“3回会うサイクル”を徹底しています。
- 1回目:足場着工前にゴミ袋と手紙を持って挨拶。
- 2回目:施工中に清掃活動や世間話で距離を縮める。
- 3回目:工事後半に「ご近隣キャンペーン」の案内を渡す。
この3回で信頼が生まれます。
1回目は「感じのいい人たちだな」、2回目で「いつもきれいにしてくれてる」、
3回目で「この人たちにお願いしてみようかな」と思ってもらえる。
おかげで、今では1現場あたり1〜2件の問い合わせをいただくようになりました。 大きな金額の仕事でなくても、「紹介から紹介へ」と自然に輪が広がっています。
また、施工完了後に、近隣の方へ「ご近隣限定キャンペーン」をお渡ししています。
足場代50%OFFや、紹介してくれた方へのプレゼント(商品券など)を設定し、
現金ではなく、エディオン・イオン・旅行券などから選べるようにしています。
これが意外と評判が良く、
「お隣さんがここでやってたから安心」と問い合わせをいただくことも多いです。
キャンペーンがきっかけで月2〜3件の受注につながった月もありました。
数字としてはまだ小さいですが、ゼロからのスタートを考えると大きな変化です。
【ゴミ袋に巻く包装紙】

【近隣営業キャンペーン】

【お手紙】

営業の心得で大事にしていること
とにかく誠実であることです。
僕は「営業がうまい」タイプではありません。
でも、お客様は“話しやすい人”にお願いしたいと思っています。
だから服装・笑顔・言葉づかいには徹底して気を配っています。
「身だしなみも武器」「話術も防具」という意識で、弟や職人にも伝えています。
また、近隣トラブルを防ぐ意味でも“印象づくり”は重要です。
同じようなミスが起きても、笑顔で挨拶している業者と、
無愛想で黙々としている業者ではお客様の反応がまるで違います。
結局、人は“人”で決めると身にしみて感じています。
今後の展望
これからは“管理の見える化”を進めたいです。
現場ごとの訪問記録や挨拶先、紹介経路をデータ化して、
アフターフォローや次のご提案につなげていく仕組みを作りたいと思っています。
今までは感覚的にやっていましたが、
「いつ誰に会って、どんな話をしたか」を記録できれば、
再塗装や紹介へのアプローチももっと精度が上がるはずです。
最終的には、“地域で一番信頼される塗装店”を目指したい。
営業が苦手でも、行動と誠実さで結果を出す。
それを社員全員で実践できる会社にしていきたいです。
まとめ
営業経験ゼロからスタートし、近隣営業を通して元請け案件を着実に増やした阿賀社長。
1件1件の丁寧な挨拶と信頼づくりが、地域に根づく営業スタイルを生み出しました。
「営業が苦手でも、動けば結果は出る」。 近隣営業は、塗装店にとって最も再現性の高い営業手法の一つです。
地域密着での成長を目指す加盟店様は、ぜひ阿賀社長の取り組みを参考にしてみてください。
この記事の監修者と運営者
【記事監修】
株式会社アステックペイント
野口 英樹
【記事監修】
株式会社アステックペイント
野口 英樹
株式会社アステックペイント営業本部 本部長
アステックペイント入社後、福岡営業所、東京営業所の所長、顧客事業部部長を歴任。現在は、アステックペイント4つの営業部で構成される営業本部の統括マネジャーとして、塗装会社の抱える課題を解決するための提案・成長支援を行っている。
【運営会社】
株式会社アステックペイント
【運営会社】
株式会社アステックペイント
AP ONLINEを運営する株式会社アステックペイントは、建築用塗料を製造・販売する塗料メーカー。遮熱性、低汚染性に優れた高付加価値塗料の研究・開発の他、システム・販促支援など、塗装業界の課題解決につながる事業を展開。2020年以降、遮熱塗料国内メーカーシェアNo.1を連続獲得中。








