【塗装店が即実践できる採用方法】全国2万人の応募を獲得した方法とは!

対談動画記事 団体名メーカー 2021.12.13 (最終更新日:2024.01.16)
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※本記事は上記動画の内容を一部編集しています。

・トークゲスト: 吉田 誠吾 様(インビジョン株式会社 代表取締役 CEO)
・トークゲスト: 大坂 昴 様(インビジョン株式会社 HRセールスチーム サブリーダー)
・MC:菅原 徹(株式会社アステックペイント 代表取締役)
・MC:石橋 知晴(株式会社アステックペイント プロタイムズサービス本部 部長)
・MC:関 勇輝(株式会社アステックペイント 大阪営業所所属)
・MC:秀島 舞(株式会社アステックペイント 大阪営業所所属)
・撮影日:2021/11/09
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【登壇者紹介】インビジョン㈱ 代表取締役 CEO 吉田 誠吾 様・HRセールスチーム サブリーダー 大坂 昴 様

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代表取締役 CEO 吉田 誠吾 様
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HRセールスチーム サブリーダー 大坂 昴 様 

企業や人の想いをカタチに、ビジョンにマッチする人材を採用する為の支援を強みとしており、これまで500社以上の企業のIndeed運用・SNS運用などの採用支援に携わっている会社様。
延べ2万人以上もの応募数を獲得される等、全国の企業にて多くの実績を出しております。

オープニングトーク

菅原徹(以下:菅原):インビジョンさんとは2年のお付き合いとなりますが、今までの結果で言いますと、大きな成果があったと思っています。

今まで全く採用出来ない、もしくはイチかバチかの大きな金額の採用コストを掛けた結果、成果が0であったという事が当たり前の時代がありました。

しかしながら、社会の変化と共に採用の在り方が変わってきて、塗装会社の弱小企業でも採用が出来る時代が到来したと思っています。

今日は採用市場の時代の流れと、塗装会社がどのように採用しているのか、具体的なお話を伺えればと思っております。

人材採用市場の今

求人市場の変化

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求人市場の変化

吉田誠吾様(以下:吉田様):今後の採用市場という話になりますと、元々リクルートが 1990年ぐらいから求人市場っていうのを作り上げました。
要は求人広告の時代っていう話なんですけれども、その時は4週間でいくらって言う掲載課金型のビジネスモデルでございまして、塗装屋さんで言うと「ガテン」っていう求人雑誌が以前ございました。それが2008年ぐらいに大体終わっていくんですね。

転換期で言うと、2012年の9月にリクルートがIndeedを1,130億で買収したっていうところがこの求人市場のターニングポイントでございます。

Indeedって何かって言うと、要するにGoogleみたいな形で、世界中の求人情報をさっと持って来られるようなテクノロジーを持っているのがIndeedなんですね。

このテクノロジーによって、今までの掲載課金型の求人広告っていうのが徐々にマーケットとしては小さくなってきて、マーケティングの時代に突入します。

もう1本、リクルートが2018年5月にglassdoorっていうメディアを買収しておりまして、これは世界最大の口コミサイトと言われております。

これが何を予兆しているかと言うと、最終的にはブランディングが強い会社が採用も強いという形で見通しが立っておりまして、従来で言うと日本全国にdodaとか、タウンワークとか、マイナビとか、リクルートのメディアって沢山あると思うんですけど、求人メディアに入って仕事を探すっていう時代から今はGoogleで検索して探すっていう時代になっております。それでヒットしているのが要は Indeed のテクノロジーだと思って下さい。

求人以外の業界で言うと、例えば旅行先とかご飯食べに行くところなんかでも、若い子はインスタで検索して探したりするので、徐々に求人もそういうふうになってきていると思って頂ければなと思います。
ユーザー側もテクノロジーも変わってきました。

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求職者の検索方法の変化

採用市場で勝ち残っていくポイント

企業側も資産となるような自社採用コンテンツっていうのを、どうやって作り上げるかっていう目標を設定していくのがベストかなと思っています。

SNSとか自社サイトだと、デジタルの自社コンテツをどうやって御社らしいコンテンツに作り変えていくかが非常に大事で、予算はあんまり掛けられないよっていう会社様であれば、まずはSNSからやっていくみたいなところが、採用にも企業の集客力にも繋がっていくんじゃないかなっていうふうに思っています。

企業側のWEB サイト上はどういうふうに変えていけば良いのかというお話なんですけど、やはり土台で言うと、企業の「らしさ」みたいのをいかに出すかっていうところだと思います。

そこから集客で言うと、今まで求人広告に頼っていたところを、ちゃんと自社の採用ホームページを強化していくみたいな。
集客の改善ポイントがあって、その次に興味喚起っていう部分でも自社のらしさを、ちゃんと世の中に広めていくっていう広報の力も強化していかなきゃいけない。

まとめると、広告だけに頼らないで、自社のコンテンツを強化していきましょうっていう話が採用市場で勝ち残っていくポイントかなっていうふうに思っています。

建築業界の採用 一問一答

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Q1.求人媒体として最も有効なものは何?

吉田様:ズバリIndeedです。

昔の採用手法で言うと、4週間でいくらとか掲載料金が掛かって、取れても取れなくてもお支払いしなきゃいけないっていうギャンブル採用だったのが、今で言うと無駄打ちしなくて良い。Indeedで言うとクリックされなかったらお支払いしなくて良いっていう非常に経営にも優しいテクノロジーになっておりますのでIndeedがお勧めです。

石橋知晴(以下:石橋):何故Indeedが多くの求職者に選ばれて、これだけ活用されてるのかっていうのをもう少し深く知りたいんですが、宜しいでしょうか?

吉田様ズバリ、便利だから。

求職者で言うと、自分の希望の職種や条件で色々探すと思うんですけど、探し方は沢山あって、人材紹介に登録するとか、派遣会社に登録するとか、ハローワークで探すとか、あとは世の中の求人サイトを沢山見ながら探すっていうので、めちゃめちゃ面倒ですよ。5人とか6人と付き合わないといけないみたいな感覚と似てて。

Indeedの場合、ハローワークの人材紹介の情報も有料求人の情報もほぼ全て網羅されているんですよね。
求職者さんからすると見つけやすい、便利っていうところが圧倒的に他の探し方と違う。

菅原:じゃあ仮にIndeed以外のNo.2としてはどういうサイト、もしくはメディアが使われているんですか?

吉田様:タウンワークですね。

菅原:タウンワークは従来型の採用媒体になりますよね。

吉田様:はい。そして地域密着。

折込っていう感覚で言うと、タウンワークがリクルートのメディアの中で唯一ずっと残っていくんじゃないかと言われているものですね。

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石橋:Indeedって、かなり沢山の人に利用されていると思うんですけど、Indeedの求職者が若い方が多いとか、パートさんが多いとか、そういう特性ってのは何かあるのでしょうか。

吉田様:Indeedがユーザーを獲得していく順番で言うと、1番初めはアルバイト領域だったんですよ。その次に正社員領域ですかね。今絶賛力を入れているのが新卒系。あと、インターン採用とか。

業界とか業種で言うと、販売サービスとかガテンはほぼ網羅しているんじゃないですかね。あと、職人系の募集も網羅されていて、でも至近距離で家から近い人が欲しいってなったら、まだタウンワークも併用して下さいみたいな、そういう感じだと思います。

菅原:と言う事は、塗装職人募集しようと思ったら地域密着のガテンをやるか、もうIndeedをやるかと。その2つさえ押さえといたらもう大体網羅されてるっていう。

吉田様:基本的にはそうです。
あと、エリアにもよるんですけど、1番お金が掛からないのはやはりSNS。「SNS、全然大丈夫です」っていう、触り慣れてる若い子とかっていらっしゃると思うんですよね。そういう子も巻き込んで情報とかをSNSで雰囲気としてアップしたりとかすると、より効果的なんじゃないかなって思います。

そういう仲間の雰囲気とかっていうのは凄く大事にされた方が良いのかなと思っていて、そこをIndeedとかタウンワーク、もしくはSNSで出していくというのが非常に良いのかなと思います。

Q2.Indeedからの応募を獲得する為に必要なポイントは?

大坂昴様(以下:大坂様):冒頭吉田から話して頂いた通り、その企業様の「らしさ」ですね。らしい部分とか、あと人間臭い部分をあんまり背伸びせずに求人を出す事ってのは必須かなとは思っております。

結果的に背伸びしたとしても、入社後に「あれ、何か思っていたのと違う」っていうミスマッチが起きてしまったら、求職者も企業様も不幸せになると思うので、ただ企業様の等身大の姿を出していくって事がまず1つ大事かなと思っております。

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Indeedの採用手法『運用型広告』

Indeedの採用手法は『運用型広告』と呼ばれている採用手法でございます。

Indeedで細かくデータを取得する事が出来まして、まず、どれだけ表示されているのか、どれだけクリックされているのか、どれだけ応募があるのかっていうところをしっかりとデータとして取る事が可能でございます。

あと、有効応募って言葉もよく言わせてもらうんですけども、応募が100件あっても、やはり採用したいって思う人が1人も居なければ、その応募って正直無駄になるかなと。

その100件の中で、どれだけ自社とマッチした人、自社と一緒に働きたいと思った人と会えるかっていうのが一番大事かなと思っているので、基本的にはこの大きく分けてこの4つですね。

どれだけ表示されたのか。あとどれだけクリックされているのか。どれだけ応募があったのか。その応募の中で、どれだけうちで働いてくださいって思える人と会えるかっていう有効応募。

この4つのデータを基に分析して、その分析結果を基に原稿(を作る)。Indeedは(原稿を)何度でも変更する事が出来る。

地域密着のタウンワークでという様な話があったと思うんですけども、紙で世の中に出してしまうと、原稿内容の中身って改善する事が出来ないので、その時にIndeedはWEB上の媒体でもあり何度でも原稿を改善出来るので、先程の企業様のらしい部分っていうところと、このデータ分析して原稿を改善してくれる。

この二軸でどんどんPDCAを回していく事が重要かなと思っております。

Q3.営業、事務、施工管理、職人の中で最も採用が難しい職種は?

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大坂様:私達が2年程プロタイムズの加盟店様のご支援をさせて頂く中で、やはり施工管理という職種が採用として一番難しいかなと思っております。その次に職人さん、営業さんが難しくて、その次に事務という順番かなという採用の難易度ですね。

先程もお話した通り、2年間プロタイムズの本部様と連携して加盟店様のご支援をして参りました。
Indeedの運用をさせて頂いた加盟店様の数で言いますと、49社で、その中で総応募が516件獲得出来ております。一応募あたりの費用としましては、一応2万4,087円で獲得出来ていますよっていうところですね。こちらが2年間のデータとなっております。

菅原:一般的に従来型の採用メディア、採用サイトを使った時の1人当たりの採用コストって大体いくらくらいなんでしょうか?

吉田様:難易度ですとか、時期とかによって金額が前後するんですけども、1人採用するのに大体50万円掛かると言われているんですね。

分かりやすいところで言うと、例えば営業の未経験の方を採用するという話であれば1人当たり20万円~40万円ぐらい掛かると言われていて。

あとは、会社様の出すお給料とかでも条件が変わってくるんですけども、全部をならすと1人当たり広告費は50万円掛かるという様な事は言われてますね。

大坂様:やはり自分達の魅力をどう発信するかみたいな事を一緒に考えて下さっている加盟店様多いので、Indeedの力だけではなくて、加盟店様の一緒にお力添え頂いている部分も勿論あるんですけれども。

このIndeedを使えば応募が来る。採用出来る。という訳ではなくて、やはり採用の前後のフォローアップみたいなところも必要ですね。その辺りはプロタイムズの本部様と私達インビジョンで連携しながら進めております。

その辺りちょっと石橋さんの辺りから加盟店様に対してのフォローアップあたりをお話し頂ければなと思っております。

石橋:先程から吉田社長も大坂さんもその企業らしさっていうのを仰ってたと思うんですよね。

塗装店さん1社1社の強みであるとか、企業理念とか、その想いとか、そういったところが違いますので、それを一社毎にしっかりとその想いを拾っていく事が凄く重要だと思います。

そこに対して、塗装会社さんと採用のインビジョンさんのメールでの打ち合わせとかは多分不可能だと思うんですよね。そこにプロタイムズのSVが絡ませて頂いて、しっかりとその想いを上手く繋げていく。そんな役割をさせて頂いております。

それと採用というのは応募が来てから、もうかなり重要だと思うんですよね。応募が来て面接があって、そして採用ということ事になりますけれども。やはりその応募が来てからのメールでのやり取りとか、あとは面接の時の対応とかですね。

あとは、内定を出した後のフォローアップとか採用した後の研修、教育等はプロタイムズの本部の方でマニュアル化出来ておりますので、そういった意味では応募から採用、そして教育まで一気通貫で本部としては サポートさせて頂いています。

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Q4.採用活動を成功させる為に大切な心構えとは?

吉田:ズバリ「らしさ」です。

Indeedとかタウンワークとか、SNSはあくまでも手法で、中身が凄く大事なんですね。

その中身っていうのは、基本的には「塗装屋です!」じゃなくて「〇〇な塗装屋です!」っていうふうに〇〇っていうところの「らしさ」を如何にこう伝えていくかっていうところが非常に大切なポイントでして、そこを今後インビジョンとして1社1社応援、支援していければなと思っております。

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塗装業界へのメッセージ

大坂:プロタイムズの加盟店様2年間程支援させて頂いております。その2年間培ってきたノウハウみたいなところが私達の社内でも、どんどんどんどん溜まってきていて、パワーも上がってきてるかなと思っております。

その中で企業様の「らしい部分」ってところをどれだけ聞けるか。というところが私の中でテーマになっておりますし、社長の熱い想いをどう原稿に落とすかをやりがいを持ってやらせて頂いております。

もし今日お話しした内容に興味がある方いらっしゃればご連絡頂ければと思いますので、引き続きよろしくお願い致します。

菅原より一言

本日は私自身も採用について改めて考えさせられました。

本日のキーワードとなる「らしさ」とは本当に重要な事だと思ったり、世の中には沢山の求職者がおりますが、多くの塗装会社は勝手に諦めてしまっていると思っています。

しかし時代は変わり、ギャンブル的な採用活動から自分らしさをしっかりアピール出来れば必ず価値観が合う人との出会いがある時代になったと思っています。

今の採用活動を勉強し、諦めずに継続的に取り組めれば必ず採用ができると思っています。本日は大変勉強になるお話、誠にありがとうございました。


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【メディア運営会社】株式会社アステックペイント

AP ONLINEを運営する株式会社アステックペイントは、建築用塗料を製造・販売する塗料メーカー。遮熱性、低汚染性に優れた高付加価値塗料の研究・開発の他、システム・販促支援など、塗装業界の課題解決につながる事業を展開。

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