未来の経営を想像してみる
<2018年7月号アステックペイント定期発行物ホットラインの一部抜粋>
社会は大きく変化している。インターネットの普及によって、社会に影響を与える大企業は大きく入れ替わり、消費においてもあらゆるモノをネットで購入できるようになり、検索一つであらゆる情報が手に入るために瞬時に精度の高い判断と行動をすることができるようになった。言うなれば、社会全体が大きく様変わりしたような感覚である。
変化すべき経営の考え方
これほど社会が大きく変化する中、経営の考え方やあり方が同じで良いはずがない。
従来の厳格なピラミッド型の階層や軍隊的な規律がある組織における経営、徹底的な成果主義と成果報酬、そして、とことん利益を追求し続ける株主第一主義型の経営、ミッションや経営理念を全面に押し出し、家族のような関係性の中でモチベーションを高める経営など、これまで様々な経営スタイルがあったと思う。こうした従来の経営は変わっていくと考えるのが自然ではないだろうか。
経営はどのように変わるか
今後、未来に向けてどのような経営になっていくのだろうか。
単純に考えると、社会において商社のような中間業者の多くが淘汰されてきたように、企業組織においても中間管理職の役割と存在価値は大きく低下していくだろう。もっと言うと、社長の権限も小さくなっていき、総務などの管理部門の業務の多くは、現場に最も近い一人ひとりの社員もしくは小さなチームに移譲していくことになると思う。AIなどを活用していくことで、現場に最も近い一人ひとりの社員や小さなチームが精度の高い判断をするための情報を常に用意できるようになれば、上司や社長が決定するというフローはいらなくなるかもしれない。
このように考えていくと、下記のような未来の経営が想像できる。
――――未来の経営では、あらゆる権限は現場に近い一人ひとりの社員や小さなチームに移譲していく。
会社の役割は、現場に近い一人ひとりの社員や小さなチームが自ら考え、目標を設定し、行動し、成果を出し続けるための支援をすることになる。支援とは具体的に、精度の高い適切な情報を用意することであり、会社が最終決定をすることはない。そして、考え、行動するためのコーチングをすることはあっても、会社が業務指示をすることはない。さらに、会社の目標設定においても、5年後、10年後の大きな売上目標を会社が設定し、高い求心力をもって社員の皆を引っ張っていくようなスタイルから、権限を持つ現場サイドがもっとお客様や社会の役に立つことだけを徹底的に考え、自分たちがやりたいことを、どこよりも早く決断し、行動し続けることのできるスタイルに変わり、そして、そういう組織の企業こそが、利益性の高い企業となっていくのかもしれない。
こうした未来の経営を想像すると、とてもワクワクした気持ちになる。
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このコラムの寄稿者と運営者
【コラム寄稿者】
株式会社アステックペイント
菅原 徹
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菅原 徹
株式会社アステックペイント 代表取締役
2000年10月に株式会社アステックペイントを創業して以来、高付加価値な住宅用塗料の研究開発・製造・システムやアプリ開発・販促支援など、あらゆる角度から塗装業界の発展を目指し、事業展開している。
【運営会社】
株式会社アステックペイント
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AP ONLINEを運営する株式会社アステックペイントは、建築用塗料を製造・販売する塗料メーカー。遮熱性、低汚染性に優れた高付加価値塗料の研究・開発の他、システム・販促支援など、塗装業界の課題解決につながる事業を展開。2020年以降、遮熱塗料国内メーカーシェアNo.1を連続獲得中。