誰にでも訪れる余生と夢の実現を考える

代表コラム 2025.11.20
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先日、加盟店経営者の還暦パーティに参加させていただいた。還暦とは60歳を指すが、私も55歳になったので、自らの人生をさまざま考えさせられる機会となった。現在の日本社会においては、サラリーマンでも、経営者でも、多くの人は65歳を目安として引退し仕事を辞めることになる。
仕事の引き際としてはちょうど良い頃なのであろう。

65歳の迎え方と余生の過ごし方

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仮に65歳で仕事を引退するとなると、現代日本人の平均寿命が約85歳とするならば、残りの余生は20年間となる。実はこの20年間の生き方はとても重要になると思っている。
逆に言うと、65歳まで順風満帆に生きてきたとしても、例えば、熟年離婚で財産をほぼ失くし、子どもとの縁がほぼ切られるような人生なら、今まで生きてきた65年間を否定しながら、残りの20年間を生きていくと思うと本当に寂しい人生の最期となってしまう。

ということは、この65歳の迎え方と、残り20年間の生き方で、自分の本当の「人生の幸せ」を決めることになるかもしれない。私も50歳を超えた頃から、65歳の迎え方と、65歳以降の過ごし方についてときどき考えるようになってきた。

人間関係・居住環境の大切さ

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まず、65歳以降の過ごし方を余裕を持って考えられるようにするためには、必要な金額を貯蓄もしくは資産を有していることが前提になる。お金は全てではないがやはり重要であることは間違いない。
ちなみに、余生のための十分な貯蓄をするためには、日本の平均給与(500万円弱)では到底難しい。やはり、社会人トップ5%の年収1,000万円以上稼がないと十分な貯蓄を作れないであろう。
社会人トップ5%の稼ぎを得るためには、当然日ごろからのハードワークは絶対条件になるであろうが、余生を豊かに過ごすためには当然必要な働き方と覚悟を決めることも重要だと思う。

もしくは経営者になれば、もっと短期で貯蓄も可能となり、また会社規模を大きくすることで大きな資産を作ることも可能であろうが、新規創業会社の10年間の生存率は6%ぐらいなので、経営者も死ぬほどのハードワークが必要だ。

余生に必要な貯蓄や資産があったとしても、幸せでない最期を迎える人もたくさんいる。会社の肩書がなくなった瞬間から周りに誰もいなくなる、みたいなことはよく聞く話である。
すなわち、引退した後に、利害関係なしで付き合える人がどれだけいるのかも重要な指標となるであろう。そして、どこに住むのかも重要な要素ともなる。80歳を超えると車の運転もできないし、歩行にも支障が出てくるようになる。
よって、近くに病院、スーパー、交通機関、飲食店などがなければ社会から切り離されてしまう。また、階段や段差が多い建物に住んでいれば、いつか転げ落ち、身体のどこかを骨折、入院、認知症が進行、そして施設行きという道を歩んでしまう。

タイ・パタヤで描く新たな余生と夢

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このようなことを色々考えていくと、私はタイに永住することを決めた。タイで10年以上会社経営する中で、利害関係がなく、価値観が近い仲間を多くはないが作ることができた。このような仲間と余生を過ごせるなら、楽しいだろうなと思える仲間である。
そして、永住の地を「パタヤ」という場所に決めた。そこで私は2025年にバンコクからパタヤに引っ越した。正直言って、パタヤを「地上の楽園」だと思っている。日本の主要空港から直行便で来られるリゾート地など、他にはほぼ存在していない。物価は日本の半分、ハワイに比べても多くの魅力があるが、住んでいる人たちは白人ばかりで白人向けのサービスが充実しているので、ハワイにいるような感覚にもなる。

そして都市型リゾート地なのは買い物から飲食まで必要なものは何でもそろうというあり得ない環境である。ちなみに大都市のバンコクに行こうと思っても、車で2時間で行ける。このような年中温暖な環境で、ときどきビーチ沿いのカフェでビールでも飲んでいると、本当に地上の楽園なんだなと感じることがある。

私はタイで工場向けの外装リノベーション工事の会社を経営しており、そこそこの規模になってきた。そして、2025年よりパタヤで白人向けの高級コンドミニアムの内装リノベーション事業を始めた。
たくさんの高級タワーマンションのような建物が乱立しているが、英語で対応できる白人向けのリフォーム会社が存在していない。その隙間を狙ったビジネス展開となる。この事業を展開していく延長線上に、私の「一つの夢」がある。それは、私が日本で塗料メーカーを立ち上げ、20年以上ともに歩み、ともに成長してきた数多くの塗装会社の経営者に、この「パタヤ」に来てもらうことである。
同じように年を重ねてきた経営者に余生を過ごす場所の一つとしてパタヤを選んでもらいたいと思っている。

このパタヤで、全国の塗装会社の経営者が引退後に利害関係を超えて集まり、ゴルフやクルーザーなどに乗りながら一緒に過ごせたら、本当に幸せな人生と言えるんだろうなと思っている。

1年のうち、冬の寒い時だけ1か月でも3か月でも過ごす場所という考えもあるだろう。海外で生活するのは不安だと思えることも、全て簡単に解決できる体制も作れる。このような想いをもって、今から準備を行い、そして65歳を迎えられたら最高だと思っている。
こんな夢を描くだけで、今の仕事に無限のエネルギーをそそぐことができるし、自分の余生に対して全く不安もなく楽しみになっている自分がいる。

<2025年10月号アステックペイント定期発行物ホットラインより>

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このコラムの寄稿者と運営者

【コラム寄稿者】
株式会社アステックペイント
菅原 徹

【コラム寄稿者】
株式会社アステックペイント
菅原 徹

株式会社アステックペイント 代表取締役
2000年10月に株式会社アステックペイントを創業して以来、高付加価値な住宅用塗料の研究開発・製造・システムやアプリ開発・販促支援など、あらゆる角度から塗装業界の発展を目指し、事業展開している。

【運営会社】
株式会社アステックペイント

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株式会社アステックペイント

AP ONLINEを運営する株式会社アステックペイントは、建築用塗料を製造・販売する塗料メーカー。遮熱性、低汚染性に優れた高付加価値塗料の研究・開発の他、システム・販促支援など、塗装業界の課題解決につながる事業を展開。2020年以降、遮熱塗料国内メーカーシェアNo.1を連続獲得中。

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