超低汚染リファインSiの実力とは?塗装8年後の塗膜を徹底検証
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2015年7月に発売を開始したアステックペイントの「超低汚染リファインシリーズ」は、2025年7月で10周年を迎えます。
多くのご愛顧をいただいている本製品について、加盟店様から「実際の環境での塗膜の状態をまとめてほしい」と多数のご要望をいただいています。
そこで本記事では、超低汚染リファインシリーズの特徴である“低汚染機能”を中心に、「超低汚染リファイン1000Si-IR(艶有)」の実環境での最新塗膜状況を詳しくご紹介します。
超低汚染リファイン1000Si-IRとは

◯用途:水性形二液外壁用低汚染遮熱シリコン系上塗材
〇特徴:高耐候性、遮熱性、超低汚染性、遮熱保持性、防カビ・防藻性
〇期待対応年数:15~18年
〇艶感:艶有・3分艶
〇色:アステック標準色69色+日塗工色

観察項目と各劣化症状について
汚染(外壁の汚れ)

土埃や排気ガスのすすが塗膜に付着、または内部へ浸透する現象。
特に建物周辺に畑やグラウンドがある場合や、雨筋ができやすい地面に平行な部分、凹凸のある下地ほど汚染が起きやすい傾向があります。
その他の劣化症状
チョーキング:紫外線や雨で塗膜表面の樹脂が分解し、白い粉がつく現象

艶引け:紫外線や雨で塗膜の艶が失われ、白くボケて見える(色褪せも含む)

退色:赤や黄などの顔料が早期に劣化し、色味が変化する現象
観察結果
【事例①】

- 施工地:福岡県
- 施工時期:2016年6月
- 調査時期:2024年12月(8年6か月経過)
- 下地:モルタル
> 外壁は凹凸が多く汚れが溜まりやすい環境も、汚染は確認できず。チョーキング、艶引け、退色もなし。
【事例②】

- 施工地:兵庫県
- 施工時期:2016年7月
- 調査時期:2024年12月(8年5か月経過)
- 下地:窯業系サイディング
> 庇や手摺壁も含め汚染はなし。チョーキング、艶引け、退色も一切確認できませんでした。
【事例③】

- 施工地:東京都
- 施工時期:2016年10月
- 調査時期:2024年12月(8年2か月経過)
- 下地:モルタル
> 道路に面した窓サッシ下のみ、雨筋による汚染が確認されましたが、そのほかの面は良好。チョーキング、艶引け、退色も発生せず。
まとめ
今回ご紹介した「超低汚染リファイン1000Si-IR(艶有)」は、施工後8年を経過した現場においても高い低汚染性能を維持し、著しい汚染や劣化が見られませんでした。
特に道路沿いなど、汚染リスクの高い面以外はチョーキングや艶引け、退色もほぼ見られず、塗膜の美観を長期間保てることが実証されました。
今後も引き続き各地の経年事例を調査し、最新情報を随時ご報告します。
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この記事の監修者と運営者

【記事監修】
株式会社アステックペイント
谷口 智弘
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株式会社アステックペイント
谷口 智弘
株式会社アステックペイント技術開発本部 本部長
住宅用塗料市場のマーケティング分析・品質管理を行う「商品企画管理室」、塗料の研究・開発を行う「技術開発部」、塗料の製造・生産・出荷を行う「生産部」の3事業部を統括するマネジャーとして、高付加価値塗料の研究・開発を行っている。

【運営会社】
株式会社アステックペイント
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株式会社アステックペイント
AP ONLINEを運営する株式会社アステックペイントは、建築用塗料を製造・販売する塗料メーカー。遮熱性、低汚染性に優れた高付加価値塗料の研究・開発の他、システム・販促支援など、塗装業界の課題解決につながる事業を展開。2020年以降、遮熱塗料国内メーカーシェアNo.1を連続獲得中。