調査報告書の作成時間75%削減! 現場管理アプリを3ヶ月で社内浸透させた方法とは?


塗装工事において「業務の効率化を少しでも図りたい」「現場でのトラブルを未然に防ぎたい」など、現場管理にお困りの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今回は、兵庫県丹波篠山市を拠点に活動している有限会社ミヨシ塗装工業の三角義宏様に「現場ポケットを活用した生産性向上事例」について詳しくお話をお伺いしました。
目次
【会社紹介】有限会社ミヨシ塗装工業様

■会社名・氏名:有限会社ミヨシ塗装工業 代表取締役 三角 義宏様
■公式HP:施工事例 – ミヨシ塗装工業ホームページ
現場管理でこだわっている点
工事を進めるプロとして、「施主様の要望を、要望以上の基準で工事を仕上げること」を第一に考えています。そのために、現場での情報共有を現場管理では一番こだわっています。現場で実際に施工をする職人側との情報の行き違いが発生してしまうと施主様が求めている要望を叶えることは難しいです。施主様からの要望や現場の現在の状況などを、営業側・施工側が常に把握できる状態を作ることが大切だと考えています。
現在は、円滑な現場管理を行うために現場ポケットを活用しています。
現場管理アプリを導入しようと思ったきっかけ・課題
現場でのトラブル発生が続いたことがきっかけです。
以前は現場の情報や施主様からの要望などは電話で共有していましたが、「伝え忘れ」や「職人側との認識の相違(伝えたつもりが職人側は聞いていないとなる等)」が発生していました。
その状況を改善するために現場ポケットを導入しました。
また、現場管理アプリの中でも「現場ポケット」を採用した理由は、塗装業界に特化したアプリなため、他のアプリよりも使いやすかったからです。
現場ポケットでよく活用している機能
1.トーク機能


現場を進めるうえで重要な情報は、必ずトークの掲示板機能で文章を残すようにしています。以前は朝礼時や電話で伝えるだけだったため、忘れてしまうことや他の現場と混乱することがありましたが、現場ごとにトークルームを作成できるため、他現場との混乱も防げています。また、色の塗分けについては、マイカラーシミュレーションの画像を添付することで、職人が目で見てわかりやすく理解してもらうようにしています。
2.報告書作成機能

アプリ導入前はエクセルで調査報告書や完工報告書を作成していましたが、1現場を作成するのにも1時間ほどかかっていました。ただ、現場ポケットの報告書作成機能はとても簡単で、従業員でも作成可能です。
導入後に効率化を実感したこと
1.時間の削減
報告書作成時間は導入前で1現場に対して約1時間かかっていましたが、現場ポケットの報告書作成機能を活用することで、1現場約15分、長くても約30分で完成するようになりました。
また、現場情報を文章で確実に伝えることができるため、電話にかけていた時間を削減できました。以前は朝礼で伝えることができない情報に関してはすべて電話で伝えることしかできませんでしたが、トーク機能を活用して改善できました。
2.現場状況がどこにいても把握できるようになった
職人側が現場の状況をトークやタグ付けした写真で共有してくれることで、どの現場がどの工程まで進んでいるかをすぐに把握できるようになりました。アプリ導入前は、現場から帰社したタイミングで報告する形になっていましたが、アプリ導入後は都度報告してくれるため、どこにいてもリアルタイムで把握が可能になりました。
現場ポケットを導入するために社内で工夫した点

いきなり社内ルールとして落としこんでも心理的なストレスが発生するため、うまくいかないと考えました。
そこで、まずは「導入する目的」と「お試し期間」ということを社内全体に説明しました。
特に導入の目的については「お施主様の要望を叶えるため」という気持ちを理解してもらえるように、現場でのトラブル事例を含めて話しました。実施期間もまずは1ヶ月と絞ることで心理的な導入ハードルを低くしました。
最初のころは、慣れないことも多いため、職人側も実施を忘れてしまうこともありましたが、一度やると決めたことなので、習慣化してもらうために実施を徹底するよう伝え続けました。少しずつ職人へ、現場ポケットの必要性も含めた理解が進み、3ヶ月後には写真のアップなどが習慣化していきました。
時間はかかりましたが、上記のようなことを取り組んだ結果、現場の状況把握がスムーズになり現場でのトラブルも圧倒的に減少しました。
まとめ
今回は有限会社ミヨシ塗装工業様の現場管理アプリの活用方法や導入メリットをご紹介しました。現場管理を工夫することで、現場の「生産性向上」「トラブル防止」などに効果があることがわかりました。
現場管理で課題を感じられる会社様は、有限会社ミヨシ塗装工業様の取り組みを参考にされてみてはいかがでしょうか。
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この記事の監修者と運営者

【記事監修】
株式会社アステックペイント
野口 英樹
【記事監修】
株式会社アステックペイント
野口 英樹
株式会社アステックペイント営業本部 本部長
アステックペイント入社後、福岡営業所、東京営業所の所長、顧客事業部部長を歴任。現在は、アステックペイント4つの営業部で構成される営業本部の統括マネジャーとして、塗装会社の抱える課題を解決するための提案・成長支援を行っている。

【運営会社】
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AP ONLINEを運営する株式会社アステックペイントは、建築用塗料を製造・販売する塗料メーカー。遮熱性、低汚染性に優れた高付加価値塗料の研究・開発の他、システム・販促支援など、塗装業界の課題解決につながる事業を展開。2020年以降、遮熱塗料国内メーカーシェアNo.1を連続獲得中。