下請塗装事業で受注単価・成約率UP!元請企業に選ばれるための秘訣とは

LINEで送る Twitterでシェア Facebookでシェア

住宅塗装市場において、「問い合わせ件数が減少しているや、競合他社が増加し以前より成約率や工事粗利が減少した」、「案件確保のために下請案件を増加させたいが単価が低くて悩んでいる」といった会社様も多くいらっしゃるのではないでしょうか?

今回は、神奈川県平塚市を中心に下請住宅塗装をメインに戸建てや工場等の施工で活躍をされている、有限会社日宝美装様の「元請企業からの案件提供数増加の取り組み」や「下請案件での工事単価UPの取り組み」についてご紹介いたします。

【会社紹介】有限会社日宝美装

■会社名:有限会社日宝美装 代表取締役 宝蔵寺 賢 様
■会社紹介:神奈川県平塚市を中心に一般建築塗装・各種吹付け・防水工事・内外装リフォームで活躍されている会社様

■公式HP:http://www.nippo-biso.com/contact/

塗装の下請事業をメインに取り組まれている理由とは

私たちもこれまで元請住宅塗装への事業転換を考えたこともありますが、実際には多くの同業他社が自社集客で苦戦されていると聞いています。当社では父の代から下請中心で事業を展開してきたため、地域の企業とも多く繋がりがあったことから、さらに下請事業を強化しようと考えました。

現在の厳しい市況を踏まえると、利益の少ない仕事でも案件を確保することが最優先ですが、低粗利の仕事ばかりでは物価や人件費が高騰する中で経営的な限界を迎えるタイミングがきます。

そこで当社では、下請案件を増加させつつ高単価で受注できるよう、元請企業との関係性をこれまで以上に強化する取り組みを進めています。

新しい元請との繋がりや、工事依頼を増加させるために意識していること

一般的に塗装工事は、リフォーム工事と比べ、手離れが良く、単価も良いことが知られております。しかし、地域の元請企業はそういったメリット自体をあまり知らない会社も多い印象です。

そこで元請企業と繋がりを持ち、塗装工事のメリットや塗料の特徴などについて理解してもらうよう努めています。

若い頃は、地元の青年会議所に参加して人脈づくりをしていました。今は、主に商工会議所に顔を出しています。商工会議所には、建設業に関わる様々な業種の方が集まっているので、交流の場としてとても有効です。

そのおかげで、工務店様はもちろん、ガス会社様や太陽光発電関連の企業様とも良い関係を築くことができました。

これまで繋がりを持った企業様へ塗装工事のメリットを提示することで、塗装工事に注力していただく会社が増え、工事の依頼も増えてきました。

元請企業からの信頼獲得に欠かせないこと

一番大切にしているのは、「スピード対応」と「下請業務をスムーズに請け負える体制づくり」です。

当社は、複数の元請先と提携しているため、日々、小規模な工事から大規模案件まで、幅広い見積依頼が届きます。見積の返信スピードは元請けからの信頼度に大きな影響を与えるため、案件量が増えても常に一定のスピードで対応できるように作業効率を上げることが大切だと考えています。

現在は見積のスピードを上げるために、アステックペイントから提供された「性能付き見積書」を活用しています。あらかじめ工事項目が記載されており、基本的には「単価設定」と「数量」を入力し直すだけで済むため、作成時間が大幅に短縮されました。この資料のおかげで、見積依頼数も増加しましたので非常に助かっています。

また、元請からの信頼獲得のために現場調査には絶対に行っています。
元請企業の担当者は、塗装の専門知識を持っていないケースが多いため、現場調査の段階での専門的な判断や提案は、私たちの役目です。現地に足を運び、プロの目線で適切な指摘を行ったうえで、「報告書」を元請先と施主様の双方に提出しています。

これにより、元請先も安心して案件を任せてくださるようになりました。

なお、報告書の作成にはアステックペイントさんの「現場ポケット」というツールを使っています。専門的な内容の報告書が最短10分で作成できるので、非常に重宝しています。

さらに、下請工事を円滑に請け負うために自社職人を常に3名以上かかえております。
下請工事では、イレギュラーな対応が発生することが多いので、細かい工事に対応できるようにするためには、自社職人は必要不可欠です。これらを意識して実践しているので、元請先から仕事を打ち切られたことは一度もございません。

下請案件でも高単価受注が増加した取り組みについて

繋がりを持った元請先は塗装に関する知識も少なく、単価の高い塗装工事を販売するには抵抗も持たれておりました。元請企業側の気持ちになると自分が知らない商品を売るのは誰でも不安ですし、勉強しようとするとストレスになることもある為、商談の場には必ず呼んでいただくようにお声がけをしております。

同席前はシリコンやウレタンでの成約が8割、平均単価は80~90万円でしたが、今ではフッ素塗料の採用が増え、平均単価は約110万円に向上しています。

まとめ

日宝美装様では、元請先との関係性を強化することで下請案件増加、成約率・単価UPを実現されました。
現在、案件不足に悩み下請案件の利益や案件数を増加させたいと考えている方は、日宝美装様の取り組み事例を活用されてみてはいかがでしょうか。


塗装業における課題解決なら
お任せください

AP ONLINEを運営している(株)アステックペイントは、塗装会社様の様々な課題解決の支援をしています。どんな内容でも構いません。まずは一度現状のお悩みや要望をお聞かせください。​

\例えば、こんなお悩みありませんか?/

  • コストカットをはかりたい
  • 元請け案件を増やしていきたいが、方法が分からない​
  • 案件数を増やしたいが、成約率が低い(営業力に課題がある)​
  • 競合他社との差別化に悩んでいる​
  • 売上、粗利を増やしたい​

| お取引様の声・実績 ​|

記事カテゴリ

  • 塗装業界チャンネル
  • 営業活動レポート
  • 経営サポート
  • 塗装の現場から
  • 代表コラム
  • 製品紹介