APセレクション 塗料メーカー劣化症状・劣化要因性能 2023.02.03

本記事では内壁塗料ケツロナインの効果について検証実験を交えつつご紹介したいと思います。

スーパーや食品工場、倉庫などの案件を獲得したい塗装店の営業担当者様、結露防止の塗料を扱うことで提案の幅を広げたい塗装店の経営者様必見です。

結露発生のメカニズム

そもそも結露はなぜ発生するのでしょうか？

空気中には水蒸気が含まれています。水蒸気を多く含んだ空気が冷やされると、飽和水蒸気量^※を超えた水蒸気が水に変化し結露となります。

※１㎥の空気が含むことができる最大の水蒸気量のことで、空気の温度によって水蒸気を含むことができる量が変化します。

気温（℃）	5℃	10℃	15℃	20℃	25℃
飽和水蒸気量（ｇ/㎥）	6.8	9.4	12.8	17.3	23.0

ケツロナインの特徴　

ケツロナインは塗装した面の結露を防止する上塗り塗料で、吸湿と放湿を繰り返す調湿性という性質があります。
調湿性により湿度が高いときは、室内の湿気を吸収し、室内の湿気が低いときは放出することで湿度をコントロールしています。
また、高い吸水能力により結露水を吸収することで、壁や天井などに結露が発生するのを防いでいます。さらに、優れた防カビ効果と持続性を発揮しカビの発生を抑制します。

使用される場所

湿度が高く結露が発生しやすい、住宅や食品工場、スーパーなどの内壁や天井などに使用され、効果を発揮します。

検証実験

今回は結露防止の点に着目し、ケツロナインを塗装した面は本当に結露が出にくいのか徹底検証いたしました。

こちらに金属のコップを3つご用意しました。
１つ目は何も塗っていないコップ、2つ目は一般的な内壁塗料を塗布したコップ、そして3つ目にはケツロナインを塗布したコップです。

そこに氷水を入れます。氷水を入れた状態で放置し、結露が発生するかどうか見ていきましょう。

こちらが何も塗っていないコップ、結露が沢山発生しているのが分かります。

続いて一般的な塗料を塗ったコップ、こちらも先ほどのコップと同様結露が沢山発生しています。

それでは最後にケツロナインを塗ったコップを見ていきましょう。

先ほどの2つのコップと比較すると一目瞭然、結露が全く発生していないことが分かります。見事ケツロナインの効果が実証できました。

まとめ

いかがだったでしょうか？今回の記事ではケツロナインの効果について検証実験を交えてご紹介致しました。
ケツロナインについて取り扱いをご検討されている方、興味を持たれた方は、ぜひアステックペイントにお問い合わせください。