現場の安全対策に使える「2024年度PQA安全大会」開催
アステックペイントでは、2024年7月4日・5日の2日間にわたり、「2024年度アステックペイント加盟店・登録店向け PQA安全大会」をオンラインで実施し、約80社570名の方にご参加いただきました。
本記事では、安全大会の内容を振り返るとともに、ご好評いただいたコンテンツや参加者の声を一部ご紹介いたします。また、12月に予定しているアーカイブ配信についてもお知らせいたします。アーカイブ配信視聴の申込み方法については記事の最後に紹介していますので、ぜひそちらもご確認ください。
目次
建設業における労働災害発生状況
厚生労働省の『令和5年労働災害発生状況』によると、全産業の労働災害による死亡者数755名のうち、建設業の死亡者数は223名で、全体の約30%を占めています。また、建設業の死傷者数は14,414名に上り、そのうち「墜落・転落」による事故が約32%と最多となっています。さらに、建設業の死亡災害223件のうち、「墜落・転落」によるものが86件(約38%)と最も多くなっています。
参考記事:厚生労働省労働災害発生状況
高所作業が多い建設業では、「墜落・転落」による労働災害が特に多い傾向にあります。しかし、日々の業務に追われ、十分な安全対策を講じられない現場も少なくありません。
このような状況を踏まえ、アステックペイントでは塗装業界の労働災害撲滅と安全衛生教育の支援を目的に「安全大会」を開催しています。
2024年度安全大会の内容ご紹介
①事故事例の再現VTRから発生原因と対策を学ぶ
実際に起こった事故をリアルに体感していただくために、再現VTRを作成いたしました。
この再現VTRでは、臨場感あふれる映像を通して、事故の詳細な様子をお伝えします。さらに、専門家による具体的な対策についての解説も行います。参加者の皆様には、事故の実態とその防止策を深く理解していただける内容となっております。
今回は以下の事例を紹介しました。
・はしごからの落下・軒天塗装中の転落・屋根作業中の滑落
この記事では、「軒天塗装中の転落」事例を紹介します。
被災状況 | 部分的に足場幅が変わっていることに気づかず、背中から落下してしまい、 全身打撲のけがをした。その結果、現場復帰までに2週間程度かかった。 |
事故原因 | ・墜落制止用器具は装着しているが、ランヤードを足場にかけていなかった ・手元に集中してしまい、足元に注意が向いていなかった。 ・適切に足場板が敷かれておらず、開口部になっていた。 |
対策法 | ・正しい服装で作業を行う(墜落制止用器具を取り付ける) ・足場の危険箇所を把握する |
このように、実際の事故をVTRで体感することで、事故を自分事として捉え、安全対策の意識を高めてもらえるようになります。
②身近に潜む危険の検証実験
身近に潜む事故の危険性や保護具の正しい使い方について検証試験を用いてご紹介します。
ここでは以下の検証試験を紹介しました。
・ヘルメット落下試験・一斗缶の縁の鋭さ
この記事では、「ヘルメット落下試験」について少しだけご紹介します。
人の頭と同程度の硬さとされる「かぼちゃ」を使って、そのまま落下させたり、ヘルメットを被せて落下させたりして、ヘルメットの重要性について検証試験を実施しました。
試験を通じて、ヘルメットの適切な使用方法とその効果について、みなさまにその重要性を再認識していただきました。
③加盟店様の安全対策事例
加盟店様が実施している具体的な安全対策事例についてもご紹介いたしました。各加盟店様は、日々の作業において様々な安全対策を講じており、その経験と知識を共有することで参加者の皆様の安全意識向上を図っています。
これらの事例を通じて、加盟店様がそれぞれの現場で安全を最優先に考えた取り組みを行っていることを知っていただき、自社での安全対策の参考にしていただける内容となっております。
参加者の皆様からのお声
安全大会開催後のアンケートでは、参加者の約94%の方が「大変参考になった・参考になった」とご回答いただきました。
以下コメントを紹介します
・職人Aさん:「安全意識の再確認ができました。作業時は今回の安全大会で教わったことも含めて、できることはしっかり行って、明日は我が身だと思って安全第一で作業しようと思います。」
・営業Bさん:「定期的な安全研修を行い、現場に入る職人さんへ徹底周知するとともに、現場調査でも安全に気を付けていきます。慣れて慢心することなく、細心の注意を払って今後も活動していきます。」
・従業員Cさん:「はしごを本来の使用方法とは異なった方法で使用していたため、改めて勉強になりました。」
次回配信予定
今回一部紹介した安全大会は2024年12月にアーカイブ配信を行います。
配信日時 | 2024年12月19(木) ① 17:00~18:00 2024年12月20(金) ② 12:00~13:00 ③ 17:00~18:00 ※どの日程も7月開催分と同じ内容(本編50分 テスト10分)です。 ご都合の良い日程にお申し込みください。 |
配信方法 | YouTube動画 ※各配信の前日までに配信URLをE-mail等でお送りいたします。 |
申込方法 | 下記QRコードからAPONLINEにログインし、バナーから申し込みフォームへアクセスできます。 ※お申し込みはアステックペイントをお取り扱いいただく会社様に限ります。 |
参加費 | 26,000円(税抜)/社 ※1社の申し込みで協力業者様を含む関係業者様も参加可能です。 |
申込期限 | 2024年12月13日(金)まで |
証明書 | PQA安全大会を受講した加盟店様全社に「参加証明書」を発行いたします。 ※希望者には別途「修了証明書」も発行いたします。600円(税抜)/人 |
詳細は担当営業にお問い合わせください。
お申込み
まとめ
現場を管理する経営者の皆様にとって、社員や協力業者への「安全教育」は絶対に欠かせないものであり日々の現場での安全管理に多大な労力をかけておられるかと存じます。自社で安全大会を開催するのが難しい加盟店様もいらっしゃるかと思いますので、アステックペイントが開催する安全大会にご参加いただき、社員や協力業者様の安全教育の一環としてご活用ください。
また、12月に安全大会のアーカイブ配信も行いますので、皆様のご参加を心よりお待ちしております。
塗装業における課題解決なら
お任せください
AP ONLINEを運営している(株)アステックペイントは、塗装会社様の様々な課題解決の支援をしています。どんな内容でも構いません。まずは一度現状のお悩みや要望をお聞かせください。
\例えば、こんなお悩みありませんか?/
- コストカットをはかりたい
- 元請け案件を増やしていきたいが、方法が分からない
- 案件数を増やしたいが、成約率が低い(営業力に課題がある)
- 競合他社との差別化に悩んでいる
- 売上、粗利を増やしたい
| お取引様の声・実績 |
この記事の監修者と運営者
【記事監修】
株式会社アステックペイント
谷口 智弘
【記事監修】
株式会社アステックペイント
谷口 智弘
株式会社アステックペイント技術開発本部 本部長
住宅用塗料市場のマーケティング分析・品質管理を行う「商品企画管理室」、塗料の研究・開発を行う「技術開発部」、塗料の製造・生産・出荷を行う「生産部」の3事業部を統括するマネジャーとして、高付加価値塗料の研究・開発を行っている。
【運営会社】
株式会社アステックペイント
【運営会社】
株式会社アステックペイント
AP ONLINEを運営する株式会社アステックペイントは、建築用塗料を製造・販売する塗料メーカー。遮熱性、低汚染性に優れた高付加価値塗料の研究・開発の他、システム・販促支援など、塗装業界の課題解決につながる事業を展開。2020年以降、遮熱塗料国内メーカーシェアNo.1を連続獲得中。