リアルとオンラインのハイブリッド型会議について考える 

代表コラム 2024.03.15 (最終更新日:2024.04.16)
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2月はプロタイムズ全国大会、アステックペイント全国加盟店会議と、2つの大きな会議を開催した。今回は4年ぶりのリアル開催となり、福岡で開催させていただいた。それぞれリアルとオンラインの合計で800名ほどにご参加いただき、過去最多の参加者のもと開催することができた。 

オンライン会議のメリット

2020年のコロナ前までは、15年以上東京や福岡でリアル会議を毎年行ってきて、リアル会議の価値は十分理解していた。コロナ禍でオンライン会議に移行せざるを得なかったが「オンラインでどれだけリアル会議同様に情報が伝えられる」が大きなテーマだった。結論、テレビのモニターを通じて視聴している方々に向けて、資料に動きを加えることで、情報を十分伝えられることは分かった。ただし、リアル会議で参加している時のような臨場感がなかったり、会議後の懇親会で交流ができないことは大きなデメリットだった。 
一方で大きなメリットがあった。リアル会議では、会場は東京や福岡で開催することが多かったが、加盟店様の参加者が社長・幹部に限られていた。当時は、そのことに何の違和感も感じていなかったが、オンライン開催にすることで、加盟店の多くの社員や職人様などが事務所から会議に参加しているということを知るようになり、結果として参加人数はリアル会議より遥かに多いということが分かった。 

臨場感のあるオンライン会議のポイントとは

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そこで、オンライン開催2年目からは、可能な限りリアルの臨場感まで伝えられるよう、全国キー局並みのスタジオをレンタルし、クルーを20名以上配置して、オンライン配信を行ってみた。コストはホテルの大会議室を借りるよりも高くついたが、とりあえずオンライン配信でできる限界まで挑戦した。結果として、良いことも悪いことも様々経験することができた。 

このような経験を踏まえ、2024年はリアルとオンラインのハイブリッド型会議の開催となった。リアルとオンラインの良いところ取りをしようという試みである。過去のリアル会議と同じように壇上から資料を説明するが、YouTube配信する際には、登壇者の話している姿や会場の雰囲気などを交えながら、視聴者が飽きないような試みも行った。結果として、会議後のアンケートでは、これだけ多くの参加者に参加いただきながら、非常に高い満足度を得られたため、リアルとオンラインの良い所取りは大成功だったと思う。 

リアル+オンラインのハイブリッドが鍵

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2023年からアフターコロナとなり、リアルとオンラインのハイブリッド型の取り組みはとても重要になってきていると思う。 
当社のように東京、大阪、福岡に拠点がある場合、コロナ前であれば、何の疑問を持つことがなく出張ベースで福岡本社に移動して社内会議に参加していた。この間の移動時間は本来の業務ができないため大きな損失になるし、当然交通費も安くはない。そして、コロナ禍では当然のように全てオンラインで会議を行うようになり、多少の不便さはありながらも、業務には何の支障もなかったはずである。 
しかし、現在アフターコロナになり、頻繁に出張ベースで本社にて社内会議をすることに何の疑問も感じていないように思える。それぞれの良さがあるリアルとオンラインを上手に活用できる「ハイブリッド型」はとても重要な取り組みなのだろう。 

<2024年2月号アステックペイント定期発行物ホットラインより>

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コラム寄稿】株式会社アステックペイント代表 菅原徹

菅原 徹(すがはら とおる)

株式会社アステックペイント代表取締役
2000年10月に株式会社アステックペイントを創業して以来、高付加価値な住宅用塗料の研究開発・製造・システムやアプリ開発・販促支援など、あらゆる角度から塗装業界の発展を目指し、事業展開している。

アステックペイント

運営会社】株式会社アステックペイント

AP ONLINEを運営する株式会社アステックペイントは、建築用塗料を製造・販売する塗料メーカー。遮熱性、低汚染性に優れた高付加価値塗料の研究・開発の他、システム・販促支援など、塗装業界の課題解決につながる事業を展開。

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