屋根・外壁に使える弱溶剤シリコン塗料「シリコンフレックスJY」

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シリコン
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アステックペイントでは、遮熱性や高耐候性などの特性を有した塗料を豊富に取り扱っています。そんな中でも、特別な機能よりも塗替え費用の抑制を優先したいという方向けに、「シリコンフレックスJY」をお勧めします。この塗料は、性能と価格のバランスに優れています。

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シリコンフレックスJYとは

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仕様弱溶剤二液塗料
用途外壁・付帯部・屋根
機能シロキサン結合による高耐候性
特殊セラミック配合による低汚染性

次のような施主様に最適な塗料です
〇価格を抑えつつ、一定の耐久性を持つ塗料を求めている方
〇基本的な性能(耐久性、汚れにくさなど)は備えつつ、長持ちを望む方

シリコンフレックスJYの製品特徴

①シロキサン結合による高耐候性

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劣化に強いシロキサン結合(※)を持つシリコン樹脂により、高い耐候性を実現しました。(JIS K 5658:建築用耐候性上塗り塗料:促進耐候性試験2500時間クリア)

※シロキサン結合…酸素とケイ素からなる結合。結合エネルギーが非常に高く、塗膜の劣化要因(紫外線など)に破壊されにくい性質を持つため、塗膜の劣化を抑制することができる。

②セラミック配合による低汚染性

耐汚染性に優れたセラミックを配合。帯電しにくく、親水性に優れた塗膜を形成し、付着した汚れも雨などで流れやすくします。

対応素材

『シリコンフレックスJY』は弱溶剤タイプであるため、幅広い下地素材に優れた密着性を発揮します。

これにより、戸建て住宅、アパート、マンション、工場などの多様な建築物の外壁はもちろん、カラー鋼板やアルミニウムなどの鉄部、コンクリート、カラーベスト、モニエル瓦など、様々な素材への適用が可能であり、その汎用性がこの塗料の大きな特徴です。

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シリコンフレックスJYの人気色

我々の標準色だけでなく、日本塗料工業会発行の塗料用標準色見本帳のようなさまざまな色に調色できます。色選択は建物の印象を大きく決定し、塗装後の満足度にも影響します。ここでは、シリコンフレックスJYの人気色トップ10を紹介します。

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以下、人気の色の一覧です

1.チャコール

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・アステックペイント色番号:8079
・日塗工類似色:N-20
・マンセル値:N 1.82/

2.クールホワイト

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・アステックペイント色番号:9010
・日塗工類似色:19-90A
・マンセル値:6.44Y 9.36/0.46

3.パイオニア

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・アステックペイント色番号:8075
・日塗工類似色:09-20B
・マンセル値:9.89R 2.0/1.71

4.ヤララブラウン

・アステックペイント色番号:8077
・日塗工類似色:15-30B
・マンセル値:2.49YR 2.27/1.85

5.スレートグレー

・アステックペイント色番号:8080
・日塗工類似色:N-35
・マンセル値:N 3.44

6.ガルグレー

・アステックペイント色番号:8109
・日塗工類似色:25-75A
・マンセル値:2.62GY 7.66/0.62

7.マウンテンブルー

・アステックペイント色番号:8108
・日塗工類似色:65-30D
・マンセル値:8.77B 2.62/2.79

8.ウィザードコッパー

・アステックペイント色番号:8078
・日塗工類似色:19-30A
・マンセル値:4.58Y 3.17/0.54

9.アイアンバーグ

・アステックペイント色番号:8074
・日塗工類似色:22-30B
・マンセル値:9.51YR 3.31/1.45

10.リーガルブラウン

・アステックペイント色番号:8076
・日塗工類似色:15-30F
・マンセル値:3.67YR 2.97/3.61


シリコンフレックスJYは、比較的暗めの色が人気です。

製品データ・対応素材

概要詳細
製品データ◯荷姿…14kgセット(A液 12kg、B液 2kg)、3.5kgセット(A液 3kg、B液 0.5kg)
◯塗布量…0.25~0.35kg/㎡
◯希釈…0~2ℓ(アステックシンナーDX) ※14kg1セットあたり
◯艶…艶有
◯色…アステック標準色68色+特別色対応可
※一部対応できない特別色がございますので、ご了承ください。
〇可使時間…4時間以内(23℃)
対応素材セメント瓦・カラーベスト・波形スレート(屋根・外壁)※1・窯業系サイディング・モルタル・ALC・コンクリート・モニエル瓦・金属屋根(カラー鋼板※2・ガルバリウム鋼板・ステンレス・アルミニウム)・金属サイディング(カラー鋼板※2・ガルバリウム鋼板・ステンレス・アルミニウム)・各種旧塗膜
※1:高圧洗浄有り ※2:フッ素鋼板は除く
JIS規格■JIS A 6909 建築用仕上塗材
『温冷繰返し』 合格
■JIS K 5658 建築用耐候性上塗り塗料
『容器の中の状態』『表面乾燥性』『塗膜の外観』『ポットライフ』『隠ぺい率』『鏡面光沢度』『耐衝撃性』『付着性(クロスカット法)』 『重ね塗り適合性』『耐アルカリ性』『耐酸性』『耐湿潤冷熱繰返し性』『促進耐候性』 全て合格

下地調整方法、施工上の注意

下地調整方法
・劣化し脆弱な部分及び錆等は、ディスクサンダー、スクレーパー等により除去する。
・漏水箇所は予め水が浸入しないように処置し、汚れ、付着物、油脂類等を高圧洗浄、スクレーパーやシンナー等で除去する。
・塗装する下地は、清浄かつ、十分に乾燥させる。
・劣化したシーリング材は全て撤去し、新規シーリング材で打ち替える。

施工上の注意
・雨・強風・結露等の悪天候及びこれらが予想される場合には施工は避けてください。
・5℃以下、湿度85%以上での施工は避けてください。
・使用する前に塗料を十分に撹拌してください。
・ウールローラー施工の場合、塗回数が増えることがありますのでご注意ください。
・エアレス施工の場合には塗装ロスが大きくなりますので、塗布量の上限値を目安にしてください。
・上記塗布量及び塗回数は下地の材質・状態等で増える場合があります。
・シーリング材目地に塗装した場合、動きに追従出来ずに塗膜がひび割れることがあります。
・塗り継ぎや補修塗り(タッチアップ)を行なう場合は、ローラー又はエアレス等の塗装方法や希釈率の違いにより、色相差・艶ムラが生じることがありますので、作業後に仕上りをご確認ください。

まとめ

「シリコンフレックスJY」はコストパフォーマンスだけでなく、必要な基本機能も兼ね備えた塗料です。特に高度な機能は必要ないが、品質とコストのバランスを求めるお客様に最適です。ぜひご使用を検討ください。


谷口

記事監修】株式会社アステックペイント 谷口智弘

株式会社アステックペイント技術開発本部 本部長
住宅用塗料市場のマーケティング分析・品質管理を行う「商品企画管理室」、塗料の研究・開発を行う「技術開発部」、塗料の製造・生産・出荷を行う「生産部」の3事業部を統括するマネジャーとして、高付加価値塗料の研究・開発を行っている。

アステックペイント

運営会社】株式会社アステックペイント

AP ONLINEを運営する株式会社アステックペイントは、建築用塗料を製造・販売する塗料メーカー。遮熱性、低汚染性に優れた高付加価値塗料の研究・開発の他、システム・販促支援など、塗装業界の課題解決につながる事業を展開。

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