営業・販促事例 外壁シーリング材屋根防水材 2023.09.27

住宅塗装事業において課題となる集客。「販促費を多くかけずに集客数を増やしたい」と考える塗装会社の経営者や営業の方は多いのではないでしょうか？
本記事では「施主様から紹介につながる現場管理2つの工夫」について事例をご紹介します。
「販促費をかけずに案件を増やしたい」「紹介案件を増やしたい」という方はぜひご覧ください。

【会社紹介】株式会社OneDream

■会社名、塗装担当者名：株式会社OneDream（屋号：まさゆめ塗装）　塗装事業担当　鷲巣凌治様。
■会社概要：埼玉県さいたま市見沼区を中心に元請け住宅塗装の活動をされており、年間100棟以上の施工実績のある塗装専門店です。
■HP：https://masayumetosou.com/

現場管理に注力する背景

鷲巣様：過去に施主様から「現場の管理体制」に対してご不満をいただいたことがあり「現場管理は施主様の満足度に大きな影響を与える」ということを実感したことがきっかけで現場管理に注力するようになりました。

以前から現場管理に手間をかけず完了させることに疑問をもっていたこともあり、反響型の営業を行う中では、「現場管理に力を入れること」は大きな強みになると考えました。

現場管理に力を入れることが、施主様の満足度を向上させ、企業の評価をより高めることができると考えています。

その結果、現在では、紹介案件が全体の80％を占めています。

施主様満足度に繋がる2つの工夫

①営業と現場管理の一括担当体制

鷲巣様：弊社では、より喜ばれる現場管理を行っていくために「営業と現場管理の一括担当体制」と「現場管理マニュアルの運用」を行っています。

一人の担当者が営業と現場管理を一括して担当する体制を採用しています。

1日4現場を回ることもあり、施主様との接点数を増やして作業の進捗状況や施工に関する情報を共有するようにしています。

さらに、お問い合わせからずっと同じ担当者が対応するため、施主様から少しでも気になっていることがあればご相談を多くいただけるような関係性が築けるようになりました。
また、施主様とさらに信頼関係を築く手立てとして、近隣の掃除や挨拶、車の停車位置、塗料の置き場所等、周辺環境への配慮も接点時に直接確認するようにしています。

施主様からは「ここまでマメに会いに来てくれるんだね」「気になるところを相談しやすい」というお言葉をいただいており、高い満足度を得ています。

②現場運用マニュアルの作成

31項目のチェックリストを含む現場管理マニュアルを作成し、運用しています。これにより二つの効果があります。

1.品質維持

チェックリストに基づいた作業を徹底することで、施工品質を一定レベルに保つ工夫をしています。事故予防策や適切な施工順序の基準を網羅しており、施主様に安心感と品質の高さを提供することができています。

2.施工の透明性の向上

施主様に工程や使用する塗料の写真、進捗状況を共有することを決めています。作業の進行状況や内容を写真や工程表を使って明確に伝えることで、施工の進行を可視化し、施主様に「今、何がどの状況なのか？」が常に分かる状態にしています。

これらの取り組みによって、品質とコミュニケーションを通じて施主様の満足度を大幅に向上させることができていると思っています。

その他に実施していること

鷲巣様：施主様のご希望に応じて近隣へのご挨拶の際に同行していただくようにしています。一緒に挨拶にお伺いすることで、ご紹介をいただくこともあります。この取り組みは真摯な姿勢で取り組まなければ信用を失うことも考えられますので、誠実さが求められます。施主様との信頼を慎重に築きながらご紹介いただけるよう努めています。

まとめ

今回は株式会社One Dream様が実践されている紹介につながる現場管理における2つの工夫についてご紹介しました。

紹介案件を増やすためには「どんなに細かいことでも施主様が相談しやすい関係性作り」が非常に大切です。

「販促費を多くかけずに集客数を増やしたい」「質の高い現場管理方法をしたい」と思われている方は、ぜひ今回の記事の取り組みを参考に実践されてください。

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