新型コロナウイルスによる「副作用」を考える
現在、コロナ変異株のオミクロン株が感染拡大しており、ピークアウトがまだ見えない状況である。
このような状況の中で、日本でも3回目のワクチン接種が実施されている。接種率は、日本では80%近くになってきたが、世界的に見ると、接種率の高いヨーロッパ、アメリカ、日本、韓国などの国ほど変異株の感染拡大が広がっているとのニュースもある。
このことに関しては、厚生省の元官僚の方のインタビューで、今はインフルエンザ(以下、インフル)の感染は落ち着いているが、インフルワクチンが普及している時ほどインフルの感染拡大は大きかったという話を聞いてかなり納得した。
過去、年間で1,000万人近いインフル感染者が出ていたことを考えると、今の感染状況は皆無と言っていいだろう。さらには、インフルの致死率が0.1%なのに対して、オミクロン株の致死率は0.003%と言われており、重症化率、致死率ともにインフル以下であるとのこと。
オミクロン株に怯えるより、ワクチンの副作用に怯えた方が良いのではと思っている。
コロナ感染による社会的副作用
また、コロナ感染による社会的副作用も大きいと思っている。
例えば、リモートによる副作用だ。
大学生の多くはリモート授業に移行していたが、リモートによる学力低下はこれから様々露呈してくるだろう。同じように、学生から社会に入ったばかりの新人社会人がリモートで仕事をしていることの影響も大きいと思う。
スポーツに例えると、本来であれば基礎体力をつけ反復練習をし続けることで社会人としての大切な基礎を作るタイミングでリモートでの仕事となり、五感を通じて仕事を身体に叩き込む機会を失っている。
それから、リモートワークが当たり前になってしまっている社会人も大きな問題だろう。フリーランスのように常に危機感を持ちスキルアップしている立場とは違う、典型的なサラリーマンの多くは腐った人材になってきていると感じている。
リモートワークに大きく転換してしまった企業は生産性の低下を避けられないだろう。
コロナによる他の社会的副作用は、子供への影響だと考える。
日頃からマスクをつけることによる酸素不足で、脳の発達が遅れているとのデータもあるようだ。恐ろしいことである。
そして、衛生面での副作用もあると思う。本来であれば、泥にまみれて自然のウィルスと共存しながら、本来人間が持つ自然免疫力を高めていくことが望ましいはずである。
しかしながら、過度の衛生管理の元、強制的にアルコール等であらゆるウィルスを排除している環境で育つことで、自然のウィルスに対抗する力を失っていくのではないかと勝手ながら懸念している。
何が正しいのかをメディアは教えてくれない。
だから自分で情報収集し、自ら判断していくしかないだろう。自分と家族を守るためには、もっと情報で武装して、自らが判断できる力をつけていくことはとても大切だと、最近つくづく思うようになってきた。
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このコラムの寄稿者と運営者
【コラム寄稿者】
株式会社アステックペイント
菅原 徹
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株式会社アステックペイント 代表取締役
2000年10月に株式会社アステックペイントを創業して以来、高付加価値な住宅用塗料の研究開発・製造・システムやアプリ開発・販促支援など、あらゆる角度から塗装業界の発展を目指し、事業展開している。
【運営会社】
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AP ONLINEを運営する株式会社アステックペイントは、建築用塗料を製造・販売する塗料メーカー。遮熱性、低汚染性に優れた高付加価値塗料の研究・開発の他、システム・販促支援など、塗装業界の課題解決につながる事業を展開。2020年以降、遮熱塗料国内メーカーシェアNo.1を連続獲得中。