難付着系塗膜にも塗り替え可能「プレミアムSSシーラープライマー」の特徴を解説

APラインナップ 外壁製品名塗料 2023.02.22 (最終更新日:2024.01.16)
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プレミアムSSシーラープライマー

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「プレミアムSSシーラープライマー」は、近年増加しているフッ素・光触媒・無機系など「難付着系塗膜」の外壁の塗り替えも可能な、付着性に優れた二液型水性下塗材です。

また、難付着系塗膜だけでなく、一般的な塗膜への付着性にも優れており、「どんな既存塗膜なのか判別できない」という外壁にも安心して施工していただける下塗塗料です。

難付着系塗膜に一般的な下塗材が付着しづらい理由

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※イメージ写真

フッ素塗料・無機塗料・光触媒塗料の塗膜は、難付着系塗膜とも呼ばれるように、塗り替え工事用の一般的な下塗材が付着しづらいため、塗料選定を誤ると早期剥離に繋がる可能性があります。

その付着しづらい理由は、難付着系塗料のバインダーが関係しています。

難付着系塗料のバインダー ※バインダー:塗膜の主成分・結合材

既存塗膜の種類 バインダー 既存塗膜の性質
有機質 無機質
一般の既存塗膜 アクリル塗膜 有機
ウレタン塗膜
シリコン塗膜
特殊な既存塗膜 フッ素塗膜   有機・無機
無機系塗膜  
光触媒塗膜 無機

難付着系塗膜には、一般的な塗膜と比べて無機質バインダー成分が多く含まれています。この無機質バインダー成分にはセラミックやガラス質など様々あり、塗膜表面が緻密になり、耐久性が上がるため塗膜の汚染や劣化を低減することができます。

その反面、塗り替え工事を行う場合、塗料が付着しづらく、一般的な塗料を塗装すると早期剥離に繋がる可能性があります。

付着性のメカニズム

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プレミアムSSシーラープライマーに含まれる有機(アクリル)成分と、無機(シラン)成分のそれぞれのバインダーが既存塗膜に付着することで、高い付着力を発揮します。

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一般の既存塗膜は、有機質バインダーのみを結合材とします。この有機質バインダーに対し、一般的な下塗材やプレミアムSSシーラープライマーの有機成分が付着します。

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一方、難付着系塗膜は、無機質バインダーを多く含みます。

この無機質バインダー(結合材)に対し、一般的な下塗材では付着することができませんが、プレミアムSSシーラープライマーなら無機(シラン)成分が無機質バインダーにしっかりと付着することができます。

仕様

各種既存塗膜への付着性

プレミアムSSシーラープライマーは、フッ素・無機・光触媒といった難付着系塗膜だけでなく、アクリルやシリコンといった一般的な塗膜にも良好に付着します。

(溶剤上塗り材の場合)

下地 既存塗膜(表層の上塗材)

適応
透明

コンクリート
モルタル
ALC
窯業系サイディング

一般塗膜
(アクリル・ウレタン・シリコン)

水系
弱溶剤系
フッ素塗膜 水系 2Fタイプ
3Fタイプ
弱溶剤系 3Fタイプ
4Fタイプ
無機系塗膜 水系
弱溶剤系
光触媒系塗膜 水系 ×

※光触媒塗膜へプレミアムSSシーラープライマー(透明)を施工した場合、初期の付着性は良好ですが、透過した紫外線で光触媒反応が起こり、経年後、塗膜剥離に繋がる可能性があります。

製品概要

製品名プレミアムSSシーラープライマー
荷姿15kgセット(A液 14.25kg B液 0.75kg)
性状数値
比率(A液:B液)19:1
可使時間6時間(25℃)
4時間(35℃)
乾燥時間(水性上塗り材の場合)3時間以上5日以内
乾燥時間(溶剤上塗り材の場合)16時間以上5日以内
希釈量無希釈
※上記性状は、透明と白で共通です。

施工上の注意点

・「プレミアム SS シーラープライマー」の「透明」は光触媒塗膜には適応できません。紫外線の透過により、経年で剥離を生じる場合があるため、塗装を避けてください。

・B液は危険物第四類第二石油類に該当しますので、保管・取扱いには十分に注意してください。

・B液は、開封後は変質しやすいため、冷暗所で密閉して保管し、2週間以内に使い切ってください。

・A液とB液を混合比率 19:1 の 割合 で 電動撹拌機 で 十分に混合・撹拌(1分以上)してから使用してください。

混合比率が不適切だったり、混合が不十分だったりすると、付着性能が十分に発揮できません。

・二液型塗料のため、混合・撹拌後は可使時間以内に使い切ってください。

まとめ

今回は、難付着系の既存塗膜の塗り替えも可能な下塗材「プレミアムSSシーラープライマー」の付着性について詳しくご紹介いたしました。皆様の現場品質の確保にお役立てください。


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記事監修】株式会社アステックペイント 谷口智弘

株式会社アステックペイント技術開発本部 本部長
住宅用塗料市場のマーケティング分析・品質管理を行う「商品企画管理室」、塗料の研究・開発を行う「技術開発部」、塗料の製造・生産・出荷を行う「生産部」の3事業部を統括するマネジャーとして、高付加価値塗料の研究・開発を行っている。

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運営会社】株式会社アステックペイント

AP ONLINEを運営する株式会社アステックペイントは、建築用塗料を製造・販売する塗料メーカー。遮熱性、低汚染性に優れた高付加価値塗料の研究・開発の他、システム・販促支援など、塗装業界の課題解決につながる事業を展開。

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