アステックペイント最安値の金属下地用錆止め下塗材「一液エクセルエポプライマーJY」の特徴を解説

APラインナップ 屋根塗料外壁 2023.06.30 (最終更新日:2024.01.16)
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230621_一液エクセルエポプライマー
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金属サイディングやカラー鋼板などの金属下地の塗替えを検討される際に、可能な限り費用を抑えたいと思う方もいらっしゃると思います。そんな方々には今回の記事でご紹介する、汎用的かつ安価な錆止め下塗材「一液エクセルエポプライマーJY」がおすすめです。

「一液エクセルエポプライマーJY」はアステックの取り扱っている金属下地に対応可能な金属下地用錆止め下塗材の中で最安値の製品のため、材料費を抑えたい場面でご活用いただけます。

一液エクセルエポプライマーJYの特徴

用途 弱溶剤形一液金属屋根外壁用変性エポキシ系下塗材
特徴 防錆性
対応素材

金属屋根:カラー鋼板※・ガルバリウム鋼板・ステンレス・アルミニウム
金属サイディング:カラー鋼板※・ガルバリウム鋼板・ステンレス・アルミニウム
※フッ素鋼板を除く

色展開 ホワイト・グレー
荷姿 16kg
塗布量 0.13~0.15㎏/㎡
希釈 0~2.0ℓ(アステックシンナーDX)
工程間 16時間以上7日以内

防錆性

一液エクセルエポプライマーJYは一液タイプでありながら、住宅街や市街地などの一般環境において問題なく防錆性を発揮します。
 防錆性の評価のために、JIS規格に則り以下の試験を実施しました。

【試験方法(サイクル腐食性試験)】

錆の発生していない鋼板に対して一液エクセルエポプライマーJYを塗装し、切り込み(鋼板までの☓カット)を入れ、①塩水噴霧、②湿潤、③乾燥を1サイクルとして、それらをJIS K 5674※の規格である36サイクル繰り返したのち、錆の発生状況を確認。

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「一液エクセルエポプライマーJY」で試験した結果、サイクル腐食性を36サイクル実施後も錆の発生が抑制され、防錆性が確認されているため、一般的な住環境での錆止め性能は問題なく発揮されます。

※JIS K 5674とは一般的な環境下での鉄鋼製品及び鋼構造物などのさび止めに用いる塗料で、鉛・クロムフリーさび止めペイントについて規定するものです。
※写真は社内試験になります。また、切り込み傷は素地まで達するように付けており、必ず錆が生ずるものであるため、傷部分の発錆は評価の対象外です。
※錆がひどい場合はサーモテックメタルプライマー、エポパワーメタルJYの使用を推奨します。

JIS規格

JIS K 5600 塗料一般試験方法
『容器の中での状態』『乾燥時間』『塗膜の外観※』『塗装作業性※』『付着性』『上塗り適合性※』『耐塩水噴霧試験』全て合格 ※社内試験による

下地調整方法

・劣化し脆弱な部分及び錆などは、ディスクサンダー、スクレーパー等により除去する。
・漏水箇所は予め水が浸入しないように処置し、汚れ、付着物、油脂類等を高圧洗浄、スクレーパーやシンナー等で除去する。
・塗装する下地は、清浄かつ、十分に乾燥させる。

施工上の注意

・雨・強風・結露等の悪天候及びこれらが予想される場合には施工は避けてください。
・5℃以下、湿度85%以上での施工は避けてください。
・使用する前に塗料を十分に撹拌してください。
・エアレス施工の場合には塗装ロスが大きくなりますので、塗布量の上限値を目安にしてください。
・ウールローラー施工の場合、塗回数が増えることがありますのでご注意ください。
・上記塗布量及び塗回数は下地の材質・状態等で増える場合があります。
・溶剤系塗料では火災・中毒等のおそれがあるため、保管・取扱いには十分に注意してください。
・施工及び乾燥時の気象条件、金属下地の温度条件、また狭窄部(狭くすぼまった部位)
やトタンの継ぎ目部分等では、乾燥硬化に時間を要してしまう場合があります。乾燥硬化していない状態で上塗を施工した場合、本来の下地への付着性能が発揮できなくなる場合がありますのでご注意ください。

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まとめ

今回は、アステックペイント最安値の錆止め下塗材、「一液エクセルエポプライマーJY」についてご紹介いたしました。金属下地における下塗材の選定の際に、ぜひ参考にされてください。


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記事監修】株式会社アステックペイント 谷口智弘

株式会社アステックペイント技術開発本部 本部長
住宅用塗料市場のマーケティング分析・品質管理を行う「商品企画管理室」、塗料の研究・開発を行う「技術開発部」、塗料の製造・生産・出荷を行う「生産部」の3事業部を統括するマネジャーとして、高付加価値塗料の研究・開発を行っている。

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運営会社】株式会社アステックペイント

AP ONLINEを運営する株式会社アステックペイントは、建築用塗料を製造・販売する塗料メーカー。遮熱性、低汚染性に優れた高付加価値塗料の研究・開発の他、システム・販促支援など、塗装業界の課題解決につながる事業を展開。

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