材料費を抑えたい方必見!外壁下塗材「エクセルエポシーラー」の特徴をご紹介

APセレクション 塗料外壁製品名 2022.12.07 (最終更新日:2024.01.16)
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下塗り塗料を選ぶ上で「適用下地」を確認する必要があります。

今回の記事では、アステックペイントの下塗り塗料の一つである「エクセルエポシーラー」の特徴や適応下地、使用上の注意点などについて紹介します。

エクセルエポシーラーご使用の際にぜひ参考にされてください。

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エクセルエポシーラーとは?

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エクセルエポシーラーは、幅広い外壁下地に適応している「水性形一液外壁用エポキシ系下塗材」です。
水性形一液タイプのため、汎用性が高く、使い勝手の良い製品です。

業界最安値を目指す製品群である「APS」製品の1つで、価格が抑えられているため、材料費を抑えたい場合にご活用いただけます。

製品名エクセルエポシーラー
用途水性形一液外壁用エポキシ系下塗材
特徴・高浸透固着性
・強付着性
適応下地《外壁》
・コンクリート
・モルタル
・ALC
・窯業系サイディング
塗布量0.13~0.20kg/㎡
希釈量透明:無希釈(原液使用)
白・グレー:0.75kg~1.5kg(清水)
※ エクセルエポシーラー15kgに対しての希釈量です。
塗り回数1~2回    
※ 下地の劣化状態によって塗布量・塗回数が異なる場合があります。
乾燥時間工程内/工程間:2時間以上
透明/白/グレー
塗装方法ウールローラー/エアレス/刷毛

エクセルエポシーラーの特徴

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※イメージ写真

■高浸透固着性

エクセルエポシーラーは、マイクロエマルション樹脂とエポキシ樹脂を配合した樹脂で構成されています。

このマイクロエマルション樹脂は、一般的な水性形下塗材と比較して樹脂サイズが非常に小さいため、下地の奥まで浸透できます。また、エポキシ成分により、樹脂と下地、樹脂同士の付着力を向上させることができます。

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■強付着性

エクセルエポシーラーは、カチオン系の樹脂を採用しており、プラス(+)の電荷をもっています。

一般的にコンクリートやモルタルなどの下地は、マイナス(-)の電荷をもち、通常の付着力と併せて電気的な付着力が発揮されるため、従来の水性系下塗材よりも付着力が高くなります。

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近い性能を持つエポパワーシーラーとの比較

エクセルエポシーラーと近い性能を持つ塗料に「エポパワーシーラー」がありますが、適応下地、適応上塗材が異なりますのでご注意ください。

製品名エクセルエポシーラーエポパワーシーラー
適応下地≪外壁≫
・コンクリート
・モルタル
・ALC
・窯業系サイディング
≪外壁≫
・コンクリート
・モルタル
・ALC
・窯業系サイディング

≪屋根≫
・アスファルトシングル

≪その他≫
・ブロック塀
適応上塗材≪外壁≫
・フッ素REVO1000(-IR)
・シリコンREVO1000(-IR)
・スーパーラジカルシリコンGH
≪外壁≫
・フッ素REVO1000(-IR)
・シリコンREVO1000(-IR)
・スーパーラジカルシリコンGH
・超低汚染リファイン1000MF/Si-IR
・超低汚染リファイン艶消1000MS-IR
・無機ハイブリッドウォール
・EC-5000PCM-IR
・グラナートミドルコート

≪屋根≫
・超低汚染リファイン500MF/Si-IR

≪ブロック塀≫
・エクスファイン艶消
※2022年10月24日現在

使用上の注意点

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※イメージ写真


他塗料との混合について

エクセルエポシーラーに含まれるカチオン成分は、一般的な塗料の成分と反応すると、ゲル化します。 エクセルエポシーラーを使用した空缶やバケット、道具などは原則他の塗料と併用しないでください。

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色による希釈量の違いについて

エクセルエポシーラーは、色によって希釈量が異なります。確認の上、ご使用ください。

透明

無希釈

白・グレー

0.75~1.5ℓ

 

それぞれの希釈量を誤ってしまうと、施工性・仕上がりが悪くなるだけでなく、塗布量・塗膜厚不足による上塗材の早期チョーキングや艶引けなどにつながる可能性があります。

適応可能な上塗材について

適応可能な上塗り材は、こちらの3製品となります。

≪外壁≫
・フッ素REVO1000(-IR)
・シリコンREVO1000(-IR)
・スーパーラジカルシリコンGH

適応外の上塗材を塗装した場合、長期的な付着の確認が取れず、保障対象外となりますので、ご注意ください。

まとめ

今回は、水性形一液下塗材「エクセルエポシーラー」をご紹介しました。
材料費を抑えるための一つの手段として、ぜひ施工仕様を充分確認したうえでお役立てください。


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記事監修】株式会社アステックペイント 谷口智弘

株式会社アステックペイント技術開発本部 本部長
住宅用塗料市場のマーケティング分析・品質管理を行う「商品企画管理室」、塗料の研究・開発を行う「技術開発部」、塗料の製造・生産・出荷を行う「生産部」の3事業部を統括するマネジャーとして、高付加価値塗料の研究・開発を行っている。

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運営会社】株式会社アステックペイント

AP ONLINEを運営する株式会社アステックペイントは、建築用塗料を製造・販売する塗料メーカー。遮熱性、低汚染性に優れた高付加価値塗料の研究・開発の他、システム・販促支援など、塗装業界の課題解決につながる事業を展開。

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