職人・現場 2021.09.17

会社の成長に直結する!“施工品質向上”の取り組み事例をご紹介!

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「施工品質の向上」と一言で言っても、具体的に施工時どのような取り組みすれば良いのか?また、どうやって職人の方に落とし込んでいくのか?と悩まれる方も多いのではないでしょうか?

今回の記事では施工品質向上の取り組みを実践されているタツミ工業株式会社の事例をご紹介します。

代表取締役の辰己勝様からは「施工品質向上」の取り組み事例、職長の竹元様からは「取り組みに対する生の声」を伺いしました。

「職人が胸を張ってできる仕事を提供したい」「施主様が大満足する工事品質を提供したい」そのような思いをお持ちの方はぜひご覧ください。

【会社紹介】タツミ工業株式会社 代表取締役 辰己

■ タツミ工業株式会社 代表取締役 辰己 勝社長
■タツミ工業株式会社 職長 竹元 様

タツミ工業株式会社様は奈良県橿原市を中心に、塗装工事・防水工事・リフォーム工事等、広い分野で事業を展開されている会社様です。

公式HP

https://www.t-kougyou.com/

施工品質向上の取り組みを始めたきっかけ

辰己社長:塗装業界では、営業が花形で職人が裏方に思われがちですが、施主様の大事なお家をキレイに仕上げるのは職人です。施工品質向上の取り組みに挑戦したのは、営業と同じように職人も「施主様から評価される立場にしたい!」と思ったのがきっかけです。

また、近年の施主様の動向として、ご自身で塗装工事(塗料や施工)の勉強されている方が増えていますが、正直なところ中には、誤った情報を信じていらっしゃる方も見受けられます。 そのため、職人と施主様の認識のズレが生じてしまい、結果として双方が不満足に終わる現場もあります。

このような認識のズレを無くすためにも施工品質向上に取り組むことを決意しました。

施工品質向上のために始めた3つの取り組み

①道具や車をキレイに扱う

我々が使用する道具や車は、お客様から頂く工事代金から購入するものなので、大事に扱うことを意識し行動しています。
まず私自身が、3年前から毎日の車清掃を始め、1年半前から事務員・職人にも浸透し、毎日するようになりました。

②職人と“一緒に”考えてマニュアルを作る

自社の施工マニュアルを作るにあたって、一方的に作るのではなく、まずは一緒に使用材料を確認したり、ネタ場をどうするか等、職人と話し合ってマニュアルを作りました。

③月に2時間の接客ロープレを実施

継続できることとして、職人や事務員を含め、全員でロープレを行っています。

「今日やる工程を説明」「シーラーの乾燥時間を説明」「高圧洗浄前の注意喚起を説明」「雨の日が続く日の説明をする」などのテーマを決めてロープレを実施します。丁寧に説明するには正しい知識が必要です。

例えば養生一つを取り上げても、どのように施主様に説明するか職人と確認します。

施工品質向上で苦労したこと

辰己社長: 施工マニュアル作成に関しては、アステックペイントの施工マニュアルをベースに作ったので、そこまで大変ではありませんでした。

大変なことは、マニュアルを含め、決めたことを「継続」することです。

継続するためには、なぜやるのか?を職人にも事務員にも提示し、社内全体で方向性を合わせる必要がありますが、これが一番大変で、今でも常に気を遣っている部分です。

取り組み実施後の変化

①職人の対応能力の向上

辰巳社長:施工中の現場においては、自分や営業が現場に行かなくてよくなりました。
職人がしっかりと施主様に伝わるように説明し、対応できるようになってきているからだと思います。特に施工中のクレームは激減しました。

今までは施主様からの質問に対して職人の回答に納得いかないと施主様から連絡が来て、説明に行く場面もありましたが、今では職人が丁寧に説明・対応してくれるのでお施主様からのご心配の声も減っています。

②職人の主体性の向上

辰巳社長:「社長や営業」ではなく、全員が対等に意見を出し動けるようになってきていると強く感じています。

施工内容に関して、職人自ら意見をぶつけてくれることはとても嬉しいです。また、職人自らリスクヘッジできるようになっているのも大きな変化の一つだと思います。
※リスクヘッジ:危険を予測し、リスクを回避すること。

【職人インタビュー】施工品質向上に対する想い

竹元様:職人という仕事は、言われた通りにやるだけで終わらせることもできます。

しかし、社長や営業に頼るのではなく、しっかりと材料についても理解し、知識をつけていくことが重要だと思います。

言われた通りに塗るのではなく、より良い施工方法を見出し、自信を持って社長や営業に伝えるようになりました。「施工品質向上の取り組み」は、結果として、職人の職場環境を良くすることにも繋がっていると感じます。

ちなみに、車の清掃がルールになった時は、「いつもきれいにしているけどな」と思いました。

ただ、これもメンバー全員が「明日でええわ」という気持ちをなくしていくことで、清掃に関わらず毎日の仕事(現場)をきっちり終わらせるという意識付けに繋がるため、とてもいい取り組みだと思います。

ロープレ実施後の変化

竹元様ロープレをすることで変わった点は、知識量が増えたことです。

以前よりも細かい部分までお施主様にお伝えできるようになりました。もちろん初めは慣れていなかったため大変でしたが、自分自身職長でありながら、お施主様に話すのは苦手だと思っていたので、このロープレは自分にとてもいい機会でした。

ロープレは基本的な挨拶からやっているのですが、仕事をする上で、当たり前の部分から自信をもってできるようになる、そういった面も考えて社長はロープレを始めたのではないかと思っています。

今後の目標

辰己社長:技術と知識に天井はないため、社内では、「今を50%と思っていてほしい」と伝えています。
だからこそ、「もっとマニュアルを簡潔に・もっと技術と知識をつけて・もっと職人が前面にでていく会社にする」という会社の方針を実現していきたいと思います。

竹元様:「これでいい」ではなく、誰が見てもきれいだと言ってもらえる仕事をしていきたいと思っています。
また、1人だけできていても意味がないので、一緒に働くメンバーも同じ想い、同じクオリティーを提供できるよう、技術と知識は常に共有していきたいと思っています。そして仕事をしやすい環境を自ら作っていきたいと思っています。

まとめ

辰巳社長の想いが営業だけではなく、職人にも浸透している理由の1つとして、施工品質向上の取り組みの「施工マニュアルの作成」、「毎日の車清掃」、「ロープレ」などを全社員で取り組んでいるからだと思います。

この取り組みは、お施主様を満足・安心させるだけでなく、職人が働きやすい環境作りにも繋がっているとのことでした。

施工品質向上に取り組まれる際は、ぜひ タツミ工業株式会社様 の取り組みを参考にされてみてください。


施工品質向上に関してさらに詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

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