しくじり社長!俺みたいになるな!元請売上5億円到達するまでのしくじり大公開スペシャル!

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※本記事は上記動画の内容を一部編集しています。

・トークゲスト: 長谷川 昭人 様(株式会社エース 代表取締役)
・MC:菅原 徹(株式会社アステックペイント 代表取締役)
・MC:関 勇輝(株式会社アステックペイント 大阪営業所所属)
・MC:秀島 舞(株式会社アステックペイント 大阪営業所所属)

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テーマ「元請売上5億円に到達するまでのしくじり大公開スペシャル」

秀島:しくじり社長、俺みたいになるなー!!

27回目となる今回は、普段と少し雰囲気を変えてここアステックペイント大阪営業所を中心にお届けしてまいります。

その名も、しくじり社長!俺みたいになるな」というオリジナル企画となっております。

そして、なんと今日はここアステックペイント大阪営業所に、関西を代表するホットな経営者様がいらっしゃっております。今回貴重なしくじり講義をしてくださる講師の方は、こちら!

株式会社エース代表取締役、長谷川昭人様です。

長谷川:よろしくお願いいたします!

関:アステックペイント大阪営業所の関でございます。
今日は特別編ということですので、いつもと違うスタートになっておりますが株式会社エース様は2020年にプロタイムズに加盟をしていただきまして、今もプロタイムズ豊中店としても活動いただいております。

私もプロタイムズのSVでございますので、立ち上げの時期から二人三脚でずっとやらせていただいており、今日は私がお相手役を務める運びとなりました。

関:長谷川社長お招きしてお話しいただく本日のメインテーマはこちら

「元請売上5億円に到達するまでのしくじり大公開スペシャル!!!」

本日は株式会社エースを創業されてから、元請住宅塗装売上3億円そして5億円を突破するまでにご経験された様々なご苦労とか失敗談っていうのを、赤裸々にお話をいただくという企画です。

株式会社エース様のご紹介

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株式会社エース様は2010年に設立をされた会社様でいらっしゃいまして、本社は大阪府の豊中市に構えていらっしゃいます。元請住宅塗装業を中心に事業を展開されておりまして社員数が13名。

売上高が2021年実績で5億円を突破されたという名実ともに地域ナンバーワン店という会社様でいらっしゃいます。

長谷川昭人様のご紹介ですが株式会社エース代表取締役ということで15歳でこの業界に入られて、塗装職人になられたということで20歳の時に独立をされています。

そして2010年に株式会社エースという形で法人化されまして今日に至るということです。

そしてエース様の変遷を少しご紹介させていただきますけれども、売り上げの推移という形で2010年の創業の年からの流れですね。

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住宅の元請またそれ以外の事業も最初はあったかと思いますけれどもそこから変遷をされて、昨年過去最高収益5億円を突破されたということで、コロナ禍で2020年はありましたけれども順調に売り上げの推移は見えますが!

今日はそんな中で起こった様々なしくじりですね。代表的なものをちょっとご紹介をさせていただきたいと思います。

しくじり①「お酒の飲みすぎで○○事件」

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関:最初のしくじりはこちら「お酒の飲みすぎで○○事件」ということでございますけれども、何かがあったのだと思いますが、どんなことがあったのか教えていただいていいですか?

長谷川:これは2年ほど前の頃ですね。部下は営業の部下がいるんですけども、彼がですね工事する前にお客さんとのコミュニケーション不足ですごくお客様を怒らせてしまったという場面で、これは僕まで来て、社長対応してくれというようなこのそういう場面ですね。よし任しとけ、というところで次の日ですね。

早速アポを入れて朝9時に、そのお客様のお宅で待ち合わせすると。お話を聞いて謝罪をするというようなこういう風な場面だったんですね。

当然、部下なので大事な場面というところだったんですけど、その前日にですね。仲間と盛り上がりましてね。飲みに行ってで最終3時ぐらいまで朝の3時ぐらいまで飲んでですね。

そのままあの店で寝てしまったと。そして電話で出たらいいのですが、思いっきり寝て疲れたでしょうね。飲み疲れて誰が電話しても出ないと。

皆探しに来てそこを突き止めて。慌ててその方のところまで行って、お詫びをしたと。後で部下から「何してんの社長」みたいなというようなこういう風なしくじりが2年ほど前にありました。

関:なるほどクレーム対応で、お客さんのアポがあったのに社長が現れないと。優秀な社員さんは寝ている居酒屋まで突き止めたってことですね。

ある意味社員教育はしっかりしていらっしゃいますね。

長谷川:色々あったんですけど、今部下がクレームを起こしたお客さんとはもう今大の仲良しで。私生活の近所付き合いどうしたらいいの?とか、そんなことまで連絡があるようなすごく仲良くなっているというところなんですけども。

しくじりから学んだ教訓

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長谷川:「酒は飲んでも飲まれるな」

関:ちょっと説得力は1ミリもないですね。気持ちの上ではということですね。気持ちで、あの節度を持ってということであの天の声のコメントをちょっとお気持ちが分かられるかなと思いますがどうでしょうか?

菅原:私もかなり共感をしております。ほぼ同じタイプで私もたくさんの失敗をして、たくさんのものを失ってきました。僕も同じような教訓をよく考えているんですけど、結果なんか治らないんですよね。繰り返すんですよね。

ですので私の教訓は、多少改善はするけど酒での失敗が自分の仕事のモチベーションになっているという風に言い聞かせています(笑)

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しくじり②「売上3億円超えたのに・・・」

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関:2つ目のしくじりはこちら「売上3億円超えたのに・・・」となっております。3億円というとですね、よく1億の壁、3億の壁、5億の壁と住宅塗装業界で言われますが。

3億円というところを目指していらっしゃる方も多くいらっしゃると思いますが、「超えたのに・・・」ということですがどうでしょう。

長谷川:6、7年ぐらい前の時ですね。当時はあの下請もやっていましてね。住宅もやり始めて、中間ぐらいのところだったんですけど、下請はやっていて、売上重視で行っていた時期があったんですよ。
売上が上げたら利益が上がるもんや、という風に思っていて、その売り上げを上げるためにはとにかく元請けさんと仲良くなろうというようなところでよく飲みに行きましたね。

飲んだら利益が上がると思ったんですね。大体頻度で言うと週4ぐらいが1年間続くわけなんですよね。

1年間続いて、まあ、あの多分、僕と飲んだことある方はわかると思うんですけど、その飲み方がちょっと普通と違うんですね。

いっぱいバケツみたいなものになんでも入れたがるんですよ。入れたがってみんなで飲もうぜってやることをしてたら大体ね。

あの年間を振り返ってみてると接待交際費で1200万を使うというようなこういうことがあって酒で赤字になったというところでございます。

関:赤字で終わったんですね。3億円あげたのに。
5、6年前ですのでコロナになる前ですね。私も遭遇したことがありますが、シャンパンを入れるあのシャンパンを冷やすための氷を全部捨てて、そこにシャンパン入れちゃうんですよね。シェアしようっていうことで。

年間交際費1200万円くらいということで3億を突破したけど赤字を出したんですね。

しくじりから学んだ教訓

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長谷川:「飲むなら脱どんぶり勘定」

関:なるほど。どんぶりみたいなやつで飲んでいましたけど(笑)

長谷川:もうこん時は、ちょうど赤字だったので、赤字としては経営者としてはあのアウトだ。というようなところで、勉強せなあかんなっていうところで、財務会計とか具体的に言うと損益構造を知る勉強をしに行きましたね。2年ほどそれで行きましたね。

まず、決算書がある程度読めるようになると。当時そのどんぶり勘定ですから、当然、決算書なんか後から蓋開けてみないとわからないという。

あとPLの利益のとこしか見ないとか、こんなことがあったんですけど、この時にはPLもそうだしBS・CFという感じで、ちゃんと勉強しましたね。

関:それは素晴らしいですね。「飲んでも脱どんぶり勘定」ということで、天の声さんいかがでしょうか。

菅原:前、長谷川社長と事業計画の話し合いをした時に、かなり財務会計を普通の塗装会社のレベルじゃないほど、詳細にその見ていました。なので、すごいなっていうことは記憶があったんですよね。
それがここの教訓から来ていたっていうことを理解できてよかったです。

しくじり③「コロナ禍で○○をストップ」

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関:それでは続いてのしくじりはこちら「コロナ禍で〇〇をストップ」ということでございます。コロナ禍というともう3年ぐらい前でしょうか。2年以上前ということになりますが詳しくお聞かせいただいてもよろしいでしょうか?

長谷川:はいわかりました。これはちょっとガチな戦略ミスやったなっていうところなんですけど2020年2月から本格的に、日本にもコロナが入っていて。でリフォーム業界もコロナっていうことで脅かされているところで、僕はここでミスったなと思うのが宣伝広告費を止めたんですよね。

全部の分野を止めたのではなく、チラシの分野とめましたね。これがミスに繋がったのと、あとここで新事業をはじめたんですよね。

あの当時リフォーム業界では、あの除菌の新事業がぱっと出てきて。それもやりつつ新事業もやりつつ宣伝広告費を止めているというようなところで。

ここはあの後で気づくんですけどどんどん落ちましたね。これはミスったなというようなところでございます。

関:さっきのグラフにもありましたけど、2020年確かに売上がグッと落ちていましたけど昨年対比でいくとどれぐらい落ちたことになるんですか?

長谷川:昨年対比で言うと2億ちょいぐらいの売り上げですね。

関:なるほど。2017年に4億円は突破されていますのでそう考えるとほんとに半分ぐらいに売上下がったんですね。結構きつかったんじゃないですか?

長谷川:そうですね。結構きつかったですね。きつかったですけど、すごく勉強になって2020年は僕からするとすごくターニングポイントで失敗して見えた部分があったというようなところでございます。

くじりから学んだ教訓

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長谷川:「戦略費・販促費は十分に投資すべし」

関:まさにこの通りということですか。やっぱり戦略費、販促費、広告宣伝費、こういった会社の戦略に繋がる攻めの費用というのは、投資すべきだと。もうそれ以降はここはガンガン攻めている感じですか?

菅原:この内容はあのやっぱり、その戦略の重要性をすごく感じました。今回はそのコロナっていうその有事のそのタイミングだったと思うんですよね。

有時と平時って、やっぱり全然その戦略が大きく変わる時だと思いますし、この有事が起きた時に攻めと守りをどういう風に考えるかっていう、それ自体も戦略だと思うんですよね。

今回、大きくその失敗したっていうことではありましたけど、戦略を間違えるだけで、これだけの大きな売り上げの差が出てしまうっていう教訓というのは、多分次の有事が起きた時にもっとそのしっかりその戦略を考えることはできると思いますので、これは必ず、あの生きる教訓なんじゃないかという風に感じました。

しくじり④「海の神様のお告げ」

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関:厳選されたしくじりの中の最後のしくじりがこちらです。

「海の神様のお告げ」ということで。いよいよ、さっぱりわかりません。

長谷川:2020年の9月の話だったんですけど、ここでそれまでにすごくビジョンのことに対して、自分でもクエスチョンな部分があったわけなんですよ。

その時のビジョンは少数精鋭っていうビジョンで10人以下でどれだけの利益を作れるかっていうようなそういう風なビジョンを描いていたんですよね。
でも、それって自分でほんまにそうしたいのかっていうことで、あのずっと悩んでいて2020年9月に久高島っていうね。沖縄にある島です。

神が宿る島でちょっとスピリチュアルな話になるんですけども4日間ぐらい自問自答を繰り返したんですよ。

デジタルデドックスって言って、あの電話を切って。そこで当然、海があるわけで海で全裸になって海の神様に聞いていたんです。ずっと「どうなりたいんや」と「俺はどうしたらいいんや」というような話をして。

一言だけ言ってくれたんですよ。「デカくなれ」と。

これがすごくもうビジョンを拡大させてもらって、良かったなっていう風に思います。
そっから、書き出して「2030年ビジョン」とかね、あのしっかりこう数値入れて、あのビジョン作りましたね。

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しくじりから学んだ教訓

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長谷川:「5億突破の鍵は社長の夢と念い」です。
やっぱ、夢と念い(おもい)って、やっぱ志の部分が、ものすごく大事やな思いますね。

数値的にタスクで行ってもなんか面白くないというかほんまにこなしたいねんっていうようなね。理念、ビジョンがものすごく大事だと僕は思っていて、そういうところで念い(おもい)を明確にしていくっていうのがものすごく大事やなっていう風には思います。

そこの5億突破の部分は、やっぱりその中心は、社長の夢と念い(おもい)とかをアウトプットとして出していくってことですね。最後に大きな教訓が参りましたけれどもいかがでしょうか?

菅原:ここもまた、私もすごく共感するとこですね。ビジョンっていうそのお話でしたけどあのビジョンがあることの強力さっていうのはすごく実感していまして、ビジョンもやっぱり、その経営者社長が腹落ちしているビジョンじゃないとやっぱり社長の魂がそこに入っていかないと思うんですよね。

ですので私も同じような経験がありますけど考えて考えて考え続けることによって、ある日パッとその言葉が出てきて。
それに対してやっぱすごい腹落ちもしますし。でも「これだっ」ていう風に思いますし。

その言葉に対してやっぱり、自分のエネルギーが入っていくことが感じられるんですよね。

言葉だからこそ私もエネルギーをもらえて、物凄い高いモチベーションになっていくっていう。それがビジョンの力だと思うんですよね。

そのビジョンが出来上がってさらにそれを社員と共有できた時の、会社組織の強さもすごく実感しますし、そういう意味ではそのビジョンを作り上げるために、わざわざ沖縄まで行ってデジタルデトックスして真っ裸になってできたってのはほんとに素晴らしいことだと思います。

エンディングトーク

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長谷川:皆さんご覧いただきまずはありがとうございました。僕からエールというとこなんですけど、共に学んでともに成長して、皆さんワクワクして業界を盛り上げていってほしいな、という風に思いますので僕も一緒にですね。

塗装業界を盛り上げるためにですね、夢を持ってですね。

ワクワクして、子供たちに誇れるような塗装業界にしたいなっていう風に思っていますので一緒にやっていきましょう!!!

菅原:長谷川社長本日は誠にありがとうございました。

本日の内容をお聞かせいただきまして感じたことなんですが「No Play,No Error」という言葉があるんですよね。

これ何かというと挑戦をしなければエラーないというような意味なんですけど、逆に言いますとたくさんの失敗をしているってことはたくさんの挑戦をしているっていう、そういう意味でもあると思うんですよね。

長谷川社長の本日の話を聞きまして素晴らしいと思うところは失敗を恐れずに、たくさんの挑戦を行って失敗は当然たくさんあると思いますけど教訓を生かして結果として誰よりも成長している。

誰よりも売上を上げているということだという風に思います。本日は長谷川社長のお話から多くの視聴者の方はたくさんのエネルギーをもらえたと思いますし元気をもらえたと思います。

ぜひとも失敗を恐れないで多くの挑戦するということをぜひとも、私も含めて皆さんと一緒に取り組んでいきたいな。と思うほど素晴らしい内容でありました。

誠にありがとうございました。

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このコラムの寄稿者と運営者

【コラム寄稿者】
株式会社アステックペイント
菅原 徹

【コラム寄稿者】
株式会社アステックペイント
菅原 徹

株式会社アステックペイント 代表取締役
2000年10月に株式会社アステックペイントを創業して以来、高付加価値な住宅用塗料の研究開発・製造・システムやアプリ開発・販促支援など、あらゆる角度から塗装業界の発展を目指し、事業展開している。

【運営会社】
株式会社アステックペイント

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株式会社アステックペイント

AP ONLINEを運営する株式会社アステックペイントは、建築用塗料を製造・販売する塗料メーカー。遮熱性、低汚染性に優れた高付加価値塗料の研究・開発の他、システム・販促支援など、塗装業界の課題解決につながる事業を展開。2020年以降、遮熱塗料国内メーカーシェアNo.1を連続獲得中。

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