しくじり社長!俺みたいになるな!(株式会社ヤマオカ様)

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※本記事は上記動画の内容を一部編集しています。

・トークゲスト: 山岡鉄也 様(株式会社ヤマオカ 代表取締役)
・MC:菅原 徹(株式会社アステックペイント 代表取締役)
・MC:関 勇輝(株式会社アステックペイント 大阪営業所所属)
・MC:秀島 舞(株式会社アステックペイント 大阪営業所所属)

秀島:皆様、こんにちは、アスティックペイント大阪営業所の秀島と申します。本日も始まります対談動画ですが、前回の動画公開後、全国より大好評いただいたこの企画「しくじり社長、俺みたいになるな!!!」の第2弾をお届けしたいと思います。

今回貴重なしじ講義をしてくださる講師の方はこちら!株式会社ヤマオカ代表取締役、山岡鉄也様です。山岡社長、本日はよろしくお願いいたします。

株式会社ヤマオカ様のご紹介

関:アステックペイントの関でございます。本日もよろしくお願いいたします。まずは、株式会社ヤマオカ様をご紹介をさせていただきたいなと思います。

株式会社ヤマオカ様は1969年の創業ということなので、(創業)53年です。かなり社歴の長い会社様でいらっしゃいます。
先代はお父様が創業をされ、兵庫県神戸市西区の方にショールームを構えていらっしゃいます。元請け住宅塗装を中心に事業展開中ということで社員数は職人さんも合わせると28名。売り上げが昨年4億円という形でございます。

プロタイムズにも加盟していただいており、神戸西神店として活躍活動をしていただいているという状況ございます。

山岡社長は2代目の代表取締役でいらっしゃると。18歳から職人を塗装職人として従事をされていて経歴がすごいのですが一級塗装技能士を最年少で最優秀合格。

兵庫県優秀技能者賞を受賞し、近畿地区の技能競技大会で優勝、全国技能オリンピックに出場し優秀賞を受賞されたと。かなり職人としての腕をお持ちです。

そして、職人時代をされた後に、経営の方に参画をされるという形で、資格としては2級施工管理士、あとは流通科学大学での公開講座講師としても務められていると。

関:2008年にリーマンショックでどんと会社の転機を迎えられて元請け事業を中心にされていらっしゃると。

現在は4億円の売り上げを誇る地域一番店の会社様ということになります。

しくじり①暴れん坊将軍 職と人を失う

関:先に人の方からですけれども、人を失うというのはどういうことだったんですか?

山岡:いわゆる職人さんですね。職人さんがいなくなったと。うちの親父が社長してる時に、7人ほど常用の職人さん抱えていたんですよ。

自分より一回ぐらい年上のね職人さんがいたわけです。その職人さんたちが仕事としてはずっと教えてもらっていて。だんだん自分で、仕事覚えていって。21歳になってくると、それなりに経験も積んでいってそれなりに1人前になるのが早かった方かと思うんです。

僕は言っても、まだその時にあの当時で1万円あるかなしの日当やったんですよ。一端の職人さんの手間って1万5000円ぐらいやったんですよね。そこに差があるわけです。

「その差があるのにやっている仕事は同じ」となると、これカチンとくるでしょ。

「お前俺より手間多いんやったら、1件半か2件回れよ」って話で。

ペンキ屋はなんせね。早く綺麗に丁寧、これができてこそ、職人なんですよ。なのに、ちんたらとやって、昼飯くうて、車で寝て、何しとんねん!って話でしょ。そこでガーンと言ってしまって。年なんて関係ない。もう20歳過ぎたら成人。みんな一緒です。

関:なるほど。辞めちゃったんですか?

山岡:やめましたね。全員。

関:なるほど、いまそこがいわゆる人を失うっていうところですね。職というのは?

山岡:職はいわゆる得意先ですね。当時は結構ね、地元の公務店とかああいうところって、付き合い方がね。ド下請けなんですよ。

ゴルフ行きたいってなったら、ゴルフいかなあかんし、ゴルフクラブ買わないといけないし、「飲み屋おって、今3件目で飲んでんやけどな、ちょっと山岡こんか?」というから行ったら、「ごちそうさん」って帰ったんですよ。

そういうのが溜まりに溜まって「今日はちょっと無礼講やねん。飲もうか。」言われて、やっとったらちょっとこう暴れ出した。アルコール入るとあのちょっと僕の中からハルクが出てくる。もうちょっとカチンときて「おらぁ」なってもうて。

飲み屋さんの壁に穴開けるわビール瓶振り回すわみたいな。もう中には車ひっくり返したこともある。

次からなんか、向こうの態度が違うんですよ。

今までやったら「まいど!」いうたら「山岡!」って言われていたのが(よそよそしくなった)

「あれなんかおかしいな?」って思って「なんか仕事ないですか?」って言ったら「ちょっとごめんな」みたいな。

関:なるほど、あのそれで仕事がなくなっちゃった。

山岡:1社だけでなくて2社、3社と。

関:なるほど。正直者ですからね。無礼講をそのまま受け取ったんですね。

しくじりから学んだ教訓

山岡:人の上に立てる人になれ!

要は職人はなんぼ腕が立ってもせいぜい、できても2人前。それより5人、10人でたくさんの人を使う。雇える。
いわゆるその経営者になれと、いうことを先代の親父に、教訓として教えてもらいました。

関:では、今のしくじりについて生徒役のお話を聞きたいと思いますけれども菅原社長かがだったでしょう。

菅原:立場は違うんですけど、人ということに関しては私も同じような経験がありまして、創業して5年ぐらい経った時に社員が10名ぐらいだったんですよね。

創業して5年だったんで、もうほんと忙しくても、私が基本的にはもう全部。営業から総務から色をつける調色とか、出荷の管理とかも全部やってる時ありまして、その時に技術の責任者がいて、営業の部長もいて、トップ営業マンもいたんですけど、3人、ある日、ほぼ同じタイミングでやめてしまったんですよね。

それもあまりにもその私がもう誰の話も聞かずに忙しいから、もう俺の言うことは聞いとけと。いうことずっと言ってて、何の話も聞かないで。

である日、突然、トップ3人が10人の会社の時に3人辞めてたっていう経験もありまして、やっぱりその時にも反省したのが相手の立場に立ってなかったっていうこともありますので、私自身もすごく反省したんですけど、なんか共通点があったな、というふうに思いました。

しくじり② 不渡発生8,500万の手形がただの紙切れに

関: これはタイトル読んで内容はわかりますが、金額に驚くような。8,500万ですけど、どういったことがあったんですか。

山岡:ペンキ屋あるあるなんですね。下請けしてて一生懸命仕事する。仕事をしても、支払いのほとんどが手形なんですよね。手形っていうのはほんまに約束なんでその期日がくれば現金に変えますよ、なんです。

それがその期日までにそこの会社が潰れてしまうと現金にならないんですよ。これは痛いですね。当時、売り上げが5億ぐらいあったんですけど。それでもね、やっぱりその金額っていうのが大きくて、もう職人とか材料全部お金払うじゃないですか。
そっちはもう現金で払ってるんで。入ってくるべき金が入ってこないんですよね。これは大きかったですね。当時、マンションの大規模修繕が結構あったんです。

関:この金額はそういうことなんですね。

山岡:マンション大規模修繕が結構よくやってて、結構大きな金額動くじゃないですか。支払いも結構大きいんですよね。塗装だけでなく、防水とか足場。業者も大体決まったところ、使ってたんで。

痛み分けで、泣いてもらおうか思ったんです。元請け潰れて大変やし、悪いけど。

でもそこでうちの親父が「それはするな」と。お前はすべてを被れと。でないと、今度また仕事あった時に、もう仕事やってくれる人がおらん。

我々の仕事ってそうなんですよ。結局、右から左に、仕入れたもの売って終わりじゃないんですよ。やっぱり、工事を請け負って、工事を収めるっていうことをせなあかんので、収めるには、やっぱり下請けさん協力会社さん職人さん、やっぱり、いろんなところの協力がないとできんのですね。

だから、そこはきちっと払え。と。だからもう、まるっと銀行から借金して。そのおかげで、逆にその後から、仕事やり出した時にみんな職人さんがついてきてくれた。だから、そっから元請け営業をせなあかんなと。(気持ちを)切り替えられた。

しくじりから学んだ教訓

山岡:「一寸先は闇」!!

結局1社に頼ったあかんね。営業は楽なんですよ。そこにあぐら掻いていた。これがやっぱり1番大きな問題で、仕事は営業努力っていうのがあってこそ。

今は民間のお客さんね、相手させてもらってるんで。常に集客をどうしていくかを考えて。ずっと目標を立ててこうやっていくと。

ただ当時は、ほんまになんか黙っててもお仕事が回ってくるしそれで、営業努力を怠った。売り上げもある程度こう見込めていて。だから、そこがちょっとあかんとこですね。

しくじり③トップ営業採用30日後150万請求

関:本来であれば営業を採用したわけですから、会社に利益をもたらしてくれる方に請求をされたんですね。

山岡:元請けやっていって、仕事とる。で、最初のうちはやっぱり自分でね。でも、ある程度の仕事量になっていたら、やっぱ職人さん抱えていくじゃないですか。

職人さん抱えていくと、仕事量もっといるようになっていて、やっぱり営業マンが欲しいわけですよね。でもイチから育てるって大変やなと。やっぱこれ楽したいと思ったんですよね。

楽しようと思ってちょうど募集かけたら、たまたま保険の女性営業。結構、優秀な方がたまたま応募してくれた。結構有名な保険屋さんでそれなりの業績上げたという。なかなか履歴書見たら立派やなという。

山岡:歳も2つほど年上やったんですけど、でも、これはええかなって思って採用したんですよね。

関:営業としてのスキルをもうトップクラスという人を迎え入れたですね。

山岡:やっぱりね。頭いいんやろね。ほんまに営業の基本ができてるんで。見積もりとか、その説明の仕方だけ説明したら、1週間、2週間ぐらいで、もうパタパタと2、3件契約とっていって。

そういうので、すごいなって思ったのも一瞬です。すぐ受注を取ってきたんですけど、今度、社内がぐちゃぐちゃ。

関:癖が、、、

山岡:いや癖が言うもんじゃないね。あれは。もうやばい。「私が仕事とってくんねんから、あんたの仕事、教えなさいよ」みたいな。
もう職人もあの当時、監督は入れてたんですけど、監督も嫌がってもうて。

もうあの人と同行営業したくないと。めっちゃ空気悪なってもうて。でもさすがにこれあかんは思って。

「ちょっと悪いけど」と肩叩いたわけですよ。そんなら今度、手のひら返して。
「いや私はやめませんよ」
「いやいや。一応あの試用期間であの最初は恨みっこなしであかん時はお互いそう話しよなって言うたやんか」
「いや、私はやめません。私の何がいけないんですか?いけないとこあれば改善します」みたいな。

それはなんせ、目に余るものがあって。社員も「辞めてくれ」と。すると、今度は裁判所に駆け込んで。なんと弁護士から呼び出しですよ。150万。

関:それは何の費用?

山岡:不当解雇。まだ1か月も経ってへんやんみたいな。なんでなん?みたいな。最終的には、和解みたいな形で。でも、やっぱり50、60万払わされたかな。

やっぱ職人さんと違ってね。職人さんって、割と、親分、子分みたいな感じで付き合えるんで、割りとやりやすいんですよ。でも、やっぱりこう社員さんっていうのは、扱い方が難しい。今でも実際そうなんですよね。

しくじりから学んだ教訓

関: こちらのしじりに対する教訓はこちら!

山岡:「正直に生きる。嘘をつかない。」これですね。

関:この方は、実際でも採用の時の面接の仕方とか人の基準とかそういったところに問題があった?

山岡:採用基準とか色々あるじゃないですか。DPIテストとか。なかなか正直分からない。今でもね、やっぱり失敗します。今でも失敗ばっかしやね。
なんかええなって思って採用したらななんで?みたいな人。

関:プロタイムズ入ってこの2、3年でもありましたね。

山岡:なんかね、偽のうつ病とかね。もうほんまにね、いろんなこと。

関:対応とかそういう面接とかでは人のことはわからない。ということで、この教訓ということですか。

山岡:だからそこを見抜く、見抜けんっていうよりかは、騙される方がええかなと。騙す人間より騙される方がええかな、というのはちょっと感じますね。
だから、やっぱりこうやっぱり商売人は正直に生きなあかんかな、と。採用の時もそうですよね。もうやっぱり絶対嘘はついてほしくないかな。

面接の時だけこうかしこまって、なんかええ顔して入った瞬間ころっと変わってもらうような、そういう嘘つきの人間はやっぱり直してほしいな。
そういうことはせんとってほしいかな。

菅原:やっぱりその人が欲しい時にやっぱりその焦る気持ちもあると思うんですけど、その面接をして履歴書を見た時にいい大学出身とか。
良い企業出身だとちょっと心が動いてしまうのは、やっぱあると思うんですよね。

履歴書一言なんかでなんかトップ営業マン表彰を受けたとか、もうそれだけでもう決まりぐらいの。なんかもう動いてしまうことも、やっぱりあって、私も、もう何度も失敗した経験がいっぱいあるんですよね。
その時に、あの面接の中でその価値観がほんとに近いであるとか。その心の繋がりがあるかとか、相性がいいとか。そういうところ無視してしまって履歴書で判断してしまうと、結構失敗してしまうなていう。
そんな感覚もありますね。そこはなんかかなり近い部分かな、というふうに思いました。

まとめ

山岡:自分の失敗談を少しでも人の役に立てていただきたいなと思います。この業界ってなかなかね、大変な部分もありますけど、やったらやった分だけね。

またしっかりとした会社も作れると思いますんで。今日の教訓を、少しでも皆さんの役に立てていただいたら、と思いますんで。皆さんでこの業界を盛り上げましょう!おー!

秀島:ありがとうございました!それでは本日ご参加いただいた生徒役の平野社長に、一言ご感想いただければ、と思います。

平野: 私なんかも、やはり、あの自分の中でも苦労してきたかな。という分も少しはあったんですけども、やはりあの金額のか、あの桁が違うのでとてもほんとにびっくりしました。これを見ている、将来あの独立を考えている塗装業の職人や、今から塗装業を目指していく皆さん、とても勉強になったお話だと思いました。

あの本当に貴重な話をありがとうございました。

菅原:山岡社長、どうもありがとうございました。同じ業界では、おそらく多くの経営者が、同じような経験をされてるあるあるの話もあったかなという。私は経営者として、約22年間やってきましたけど、振り返ると、同じような経験もしておりまして大変あの刺激になりながらも勉強なりました。

誠にありがとうございました。

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