現場の豆知識 2021.05.14

【実験動画あり】低汚染塗料が汚れに強い理由を徹底解説!

LINEで送る Twitterでシェア Facebookでシェア

低汚染塗料とは、汚れが付きにくい、また汚れが付着しても雨によって洗い流す機能(セルフクリーニング機能)を持った塗料です。
建物を塗替えた後も、長期に渡って美観保持に期待が持てるため、需要が高まっている塗料です。

しかし、「汚れが付きにくい」、「雨が汚れを洗い流す」と分かっていても、そのメカニズムを理解されている方は少ないのではないでしょうか?
また、お施主様へ低汚染塗料をどのように説明したらよいか分からない方もいらっしゃるかと思います。

本記事では、低汚染塗料はなぜ汚れに強いのか、そのメカニズムの解説に加え、低汚染効果を検証する実験結果もまとめておりますので、ぜひご覧ください。

低汚染塗料とは?

低汚染塗料はなぜ汚れが付きにくいのか

まずは低汚染機能のメカニズムを解説いたします。

低汚染塗料のメカニズムで重要なポイントが「塗膜の緻密性」「親水性」です。
親水性とは、水と馴染みやすい性質のことで、この親水性を持つ塗料が汚れが付きにくい塗料といえます。
水と馴染みやすいとなぜ汚れが付きにくいのか、図を用いてメカニズムを解説いたします。

汚れが定着(付着)しにくい
⇒塗膜表面の密度が高いため、汚染物質の定着を防ぎます。
⇒塗膜表面が緻密なため、汚染物質が突き刺さりにくく、定着を防ぎます。

雨水によって洗い流す
⇒汚れが付着したとしても、塗膜表面の親水性が高いため、塗膜と汚れの間に雨水が入り込み、汚れを洗い流します。

低汚染塗料が人気である理由

低汚染塗料が人気である理由としては、汚れが付きにくいため、長期間建物の美観を保つことができるからです。
汚れにくいということは、洗浄などのメンテナンスの回数も少なくて済みます。

人気の理由①:雨筋汚染が発生しにくい

低汚染効果が低い塗料で塗装した場合、雨が降ると雨の流れ道ができ、流れてきた汚れがたまり、筋状の汚れが発生してしまいます。
低汚染塗料は雨で汚れを浮かして洗い流すため、雨筋の汚れが発生しにくくなります

人気の理由②:藻やカビの繁殖を抑制する

日当たりが悪く、湿度の高い箇所では、付着した汚れが水分を吸うことで藻やカビ、苔などが発生しやすくなります。
低汚染塗料は、汚れが付きにくいため、結果として、藻やカビ、苔なども発生しにくくなります。
※苔・藻、カビの発生は、周辺環境に依存する事があります。

人気の理由③:汚れにくいためメンテナンスコストが抑えられる

低汚染塗料で塗装した外壁は汚れにくいため、洗浄や塗り替えの頻度が減ることにより、メンテナンスのコストが抑えられます。

各メーカーの低汚染塗料ご紹介

株式会社アステックペイント/超低汚染リファインシリーズ

ホームページURL:https://astecpaints.jp/feature/ultra-low-pollution-paint/

日本ペイント株式会社/商品名:パーフェクトセラミックトップG

ホームページURL:https://www.nipponpaint.co.jp/products/building/189/

エスケー化研株式会社/水性セラタイトSi

ホームページURL:https://www.sk-kaken.co.jp/product/overcoat-materials/ceratight-si-w/

関西ペイント株式会社/アレスアクアシリコンACⅡ

ホームページURL:https://www.kansai.co.jp/products/decorative/seihinkensaku/

【低汚染効果検証】実際に低汚染塗料を汚してみた

低汚染塗料について基本的な内容が理解できたところで、実際のどのくらいの効果があるのか、気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで、今回は記事内でも紹介したアステックペイントの超低汚染リファインを使用して、汚染実験を行なってみました。


【カーボンブラック塗布実験】
一般シリコン塗料、低汚染シリコン塗料、超低汚染リファインを塗装した板に、カーボンブラック(汚染物質)を吹き付けた実験結果です。

カーボンブラック塗布実験動画(YouTube)


【屋外雨筋曝露実験】
シリコン塗料、フッ素塗料、無機塗料、超低汚染リファインの4商品を1年間屋外に放置し、汚れ具合の比較を実験しました。

屋外雨筋曝露実験動画(YouTube)

以上の実験結果から、低汚染塗料には汚れが付きにくいことがおわかり頂けたと思います。

低汚染塗料が汚れに強いのは、塗膜表面が緻密で、汚れが突き刺さりにくいため、また、汚れが付いてしまっても親水性という性質で汚れを雨水で洗い流すことで、綺麗な状態を長期間保つことができるからです。

低汚染塗料を使用したことがない方やメカニズムを理解されていなかった方は、本記事を参考にしていただけますと幸いです。

※本記事は、リフォームジャーナルの内容を元に作成しております。

https://reform-journal.jp/low-pollution-paint-44204

記事カテゴリ

  • 塗装業界TV
  • 営業活動レポート
  • お役立ち情報
  • 塗装の現場から
  • 代表コラム
  • 製品紹介
閉じる