シーリング工事費用を20%削減!自社職人の多能工化を実現した方法とは

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職人不足が課題となっている近年、一人で何役もの役割を果たす「職人の多能工化」が推進されています。

しかし「職人の多能工化」と一言で言っても「具体的にどのような取り組みをすれば良いのか?」「本当にメリットはあるのか?」と考える方も多いのではないでしょうか?

本記事では、株式会社浜名湖ホームサービスの代表取締役 野嶋 直人様に、職人の多能工化の一つとして取り組まれている「シーリング工事の自社施工化」についてお話をお伺いしました。

「多能工化」と「工事費用の削減」にご興味のある方は、ぜひご一読ください。

【会社紹介】株式会社浜名湖ホームサービス 代表取締役 野嶋 直人 様

株式会社浜名湖ホームサービス様は静岡県浜松市を中心に、塗装事業をメインとして住宅リフォーム全般に事業を展開されている会社様です。

■公式HP:https://hamanako-home.com/

シーリング工事の自社施工に関する現場の職人様からのお声

野嶋様:職人からの不満や抵抗はありませんでした。不満や抵抗がない要因は2つあります。

1つ目は、アドバイザー役を準備することです。現場でわからないことが発生した場合を想定して、知り合いのシーリング業者に現場指導を依頼して、気軽に相談できる体制を作っておりました。

2つ目は、当社の職人は20代や30代の若手が中心ということです。私の先入観ではありますが、若い職人は、新しいことに関心があり、技術の習得が早い方が多いです。また、職人採用の面接時に、塗装だけでなく、シーリング工事など多くの作業を経験してもらうことを前提として伝えた上で入社してもらっています。

シーリング工事の自社施工化にあたる3つの工夫点

※イメージ写真

野嶋様: シーリング工事の自社施工化に際して、「教育」「施工」「モチベーション管理」の3点に関して工夫しました。

①教育

教育面の工夫点としては、OJTをする際にはシーリング業者に教えてもらうようにしたことが挙げられます。

理由としては、最初に下手なやり方を覚えてしまうと、修正がきかなくなり不具合を誘発する恐れがあるためです。そのため、技術を習得するまでは、人工をお支払いした上でシーリング工事業者に現場に来てもらうようにしています。また、シーリング工事の習得にかかる時間としては、一般的な窯業系サイディングボードの目地であれば3~5現場で大体身に付きます。

②施工

施工面の工夫点としては、シーリング工事の工程毎に職人を変えるようにしていることが挙げられます。

具体的には、Aさんがシーリングを打つ工程、Bさんが打ったシーリングをならす工程を担ってもらうという方法になります。この際には、ローテーションを組んで施工しており、一つの工程に慣れてきたら担当してもらう工程を入れ替えるようにしています。

経験のない職人にとって、いきなりシーリング工事を一人で行うことは大変だと思いますので、一つひとつを身に付けてもらうように心掛けています。

③モチベーション管理

職人のモチベーションを高めるための工夫点としては、社長の想いを伝えるようにしていることが挙げられます。

具体的には「職人としての自らの市場価値を向上させる」ことをポイントとして伝えるようにしています。「将来のことを考えると、様々な技術を身につけてほしい」という想いを伝えることで、職人のモチベーションアップだけでなく信頼関係も築くことができます。

上記の3点のような工夫をしながら、職人の自社施工化に取り組んでおります。新しい技術を身に着けていくためには、指導を整えていくだけでなく粘り強くやっていくことも重要だと感じております。

シーリング工事の自社施工化によるメリット

※イメージ写真

野嶋様:1物件にかかるシーリング工事費用を20%削減できるようになりました。また、職人のできることが増え、意識が変化してきました。

例えば、シーリング工事だけでなく、職人が自ら板金部の継ぎ目やジョイントなどにも気づいてシール処理を行うようになりました。取り組みのおかげで確実に工事品質は上がったと感じております。
この調子で工事品質を上げて、お客様満足を上げ続けていくことが、当社が目指している地域一番店に繋がると考えております。

まとめ

今回の記事では、株式会社浜名湖ホームサービス様の「シーリング工事の自社施工化」についてご紹介しました。

シーリング工事の自社施工化を実現した3つの工夫点の振り返り
①教育面正しい技術を習得するまでは、シーリング業者にOJTをしてもらう
②施工面…工程毎に職人を変えることで、経験のない職人でも技術を一つひとつ身につけられるようにした
③モチベーション管理…様々な技術を身につけて、職人としての市場価値を上げて欲しいという社長の想いを伝えた

「職人の将来のために」という社長の想いが、多能工化の実現に繋がっていると考えられます。野嶋社長によると、実際に職人の成長を肌で実感されているそうです。

本記事を通して、職人の多能工化は会社の利益の向上だけでなく、職人の方々の成長にも繋がると思われた方もいらっしゃるかと思いますので、多能工化を検討されている方はぜひご参考ください。

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