自社職人を増やすための採用手法と雇用形態のこだわりとは?
今回の記事では、愛知県名古屋市名東区を中心に活動されている有限会社フルヤマ塗装店の古山忍様に「職人の採用活動」について詳しくインタビューしました。「自社で雇用する職人の数を増やしたい」「外国人の方を職人として採用するにはどうすれば良いの?」とお考えの方はぜひご覧ください。
【会社紹介】有限会社フルヤマ塗装店
■会社名・代表名:有限会社フルヤマ塗装店 代表 古山 忍 様
■会社概要:有限会社フルヤマ塗装店様は、愛知県名古屋市名東区を中心に、元請け住宅塗装事業を拡大されている塗装専門工事会社。
■有限会社フルヤマ塗装店様公式HP:https://furuyama-tosou.jp/
職人の募集方法
古山様:閲覧率を上げるために求人情報サイトを2つ活用しています。掲載する量が多ければしっかりと採用活動をしている会社というイメージを与えることができ「こちらの本気度も伝わる」と考えているため、求人サイトを併用しています。
また、遠方の地方求人誌にも掲載を申し込みました。地方と比べると名古屋市の方が賃金面は好条件だと感じる人もいると思うので、遠方の方に向けての採用活動も厭わず行います。
加えて外国人の採用活動も積極的に行っています。戸建て塗装以外にも橋梁などの公共工事も多く手掛けるので、柔軟に動ける人手が必要です。国内で塗装や土木の職人採用となると、業界のイメージからか採用が難しい場合がほとんどだと思います。
外国人の方々も技能実習生という立場で来日するので、こちら側が手厚くサポートしさえすればしっかりと応えてくれると思います。今年の秋に新たに技能実習生がインドネシアからやって来るので楽しみです。
職人の雇用形態について
古山様:正社員として雇用し、給与は月給で週休2日制にしています。
その日に働いた分はその日にもらいたいという職人もまだまだ多いかとは思いますが、一般的な企業と待遇面を変えずに厚生年金もしっかりと加入してもらっています。とはいえ現場での仕事は天気による影響を避けられないので、雨天時で作業ができない日は有給休暇に当ててもらっています。
このような雇用形態にすることで、職人の方から「何か手伝うことはありますか?」という声掛けは増えたと思います。特に今は「多能工化」の考えが重要なため、塗装専門の職人という固定観念にとらわれずにシーリング工事や防水工事なども手広くやってもらっています。
外国人採用の期間と手続きについて
古山様:まず申し込んでから面接に至るまで約1年かかりました。コロナ禍で入国制限が厳しかったというのもありますが、技能実習生の方々も採用が決まってから来日するまでに数ヶ月ほど日本語研修期間があります。
また、こちらも外国人を雇用するうえで管理者研修、技能指導員研修や生活指導員研修など色々な研修を受けなければなりません。決算書の提出も必要で、こちら側も体制が整っていなければ申請が通らないので体制作りにも数ヶ月ほどかかります。
技能指導員研修は現場管理者が受講すれば良いですが、会社の代表は管理者研修と生活指導員研修は必須です。
【採用活動の行動フロー】
■フルヤマ塗装店様側の対応
申込(12ヶ月)→面接→決算書提出→管理者研修・技能指導員研修・生活指導員研修
■技能実習生側の対応
申込~(12ヶ月)→面接→日本語研修
採用活動に対する想い
古山様:会社を成長させるには人財が必要ですが、ただ採用すれば良いというわけではありません。採用後も長く定着してもらうためには、社内環境を整えて育成にも注力しなければならないと思います。
外国人採用は初めての試みですが、来てもらうからには高いモチベーションで働いてもらいたいです。住まいの手配や生活面、マナー指導などやることは多いかもしれませんが、日本人の職人と差を付けた雇用はしたくないです。
期限付きの雇用だとしても自社の仲間という想いを持って接することで、人が根付く会社になるように「人財」育成も頑張ります。
まとめ
今回は、有限会社フルヤマ塗装店様の職人採用の取り組みについてご紹介いたしました。人員の確保に課題を感じている会社様は、フルヤマ塗装店様の取り組みをご参考にされてみてはいかがでしょうか。
多能工化が進む中で現場の生産性という観点も重要です。
本記事掲載のリガードシリーズの活用についてもぜひご検討ください。
■リガードベースシリーズについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
関連記事塗装業における課題解決なら
お任せください
AP ONLINEを運営している(株)アステックペイントは、塗装会社様の様々な課題解決の支援をしています。どんな内容でも構いません。まずは一度現状のお悩みや要望をお聞かせください。
\例えば、こんなお悩みありませんか?/
- コストカットをはかりたい
- 元請け案件を増やしていきたいが、方法が分からない
- 案件数を増やしたいが、成約率が低い(営業力に課題がある)
- 競合他社との差別化に悩んでいる
- 売上、粗利を増やしたい
| お取引様の声・実績 |
この記事の監修者と運営者
【記事監修】
株式会社アステックペイント
野口 英樹
【記事監修】
株式会社アステックペイント
野口 英樹
株式会社アステックペイント営業本部 本部長
アステックペイント入社後、福岡営業所、東京営業所の所長、顧客事業部部長を歴任。現在は、アステックペイント4つの営業部で構成される営業本部の統括マネジャーとして、塗装会社の抱える課題を解決するための提案・成長支援を行っている。
【運営会社】
株式会社アステックペイント
【運営会社】
株式会社アステックペイント
AP ONLINEを運営する株式会社アステックペイントは、建築用塗料を製造・販売する塗料メーカー。遮熱性、低汚染性に優れた高付加価値塗料の研究・開発の他、システム・販促支援など、塗装業界の課題解決につながる事業を展開。2020年以降、遮熱塗料国内メーカーシェアNo.1を連続獲得中。