【1年で売り上げ8000万円】足場会社が塗装事業に新規参入し成功した秘訣とは

営業・販促事例 外壁シーリング材屋根防水材 2023.05.12 (最終更新日:2024.01.16)
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「新規事業として塗装事業を始めたいけど何から手を付けたらいいかわからない」、「塗装事業を始めてみたものの売り上げが伸びない」などお悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。

今回は、茨城県日立市を中心に活動している株式会社高萩架設の守屋真人様に「塗装事業1年目で塗装売上8000万円を達成した具体的な取り組み内容」についてご紹介いただきました。

【会社紹介】株式会社高萩架設

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■会社名・代表名:株式会社高萩架設 代表取締役 守屋 真人 様
■会社概要:株式会社高荻架設様は、茨城県日立市を中心に地域密着で元請け住宅塗装事業を拡大されている会社様です。もともとは足場の架設事業を中心に展開されていましたが、塗装事業にも注力し、開始1年で売り上げ8,000万円を達成されました。
■公式HP:https://www.takahagi-kasetsu.co.jp/

塗装事業新規参入を決めたきっかけ

きっかけはある塗装会社がYouTube上に配信している動画を見たことです。動画視聴までは塗装事業に参入しようとは深く考えていませんでした。しかし、動画上で足場事業を行っていた会社が塗装事業に着目して取り組んでいるところを見て、足場と塗装を自社で一貫して行うことで“工期短縮”“コスト削減”が実現できると考えました。

当社では、すでに事業として確立している“足場”と新規事業である“塗装“を行うことで自社、施主様双方にメリットがあると判断し塗装事業への参入を決意しました。

塗装事業に参入のために取り組んだこと

①集客

まずは、案件がないと何も始まらないため、HP・チラシ・ショールーム準備に力を入れました。

競合他社と比べられることは最優先にコストをかけ少しでも当社の方が見栄えが良いように何度も修正をかけました。見栄えについては自身が施主の立場になって他社のチラシを見て改善点を見つけるなど徹底的に研究しました。

チラシの配布エリアについては、ショールームがある日立市全域に3万部配布するようにしています。

認知が行き届けば、いずれは近隣のエリアにも配布していこうと考えています。

②現場調査

当初は塗装知識も乏しかったため“書籍”“YouTube”で塗装についての情報収集をおこないました。

そこで得た情報から現場調査を行った後は必ず“調査報告書”を作成して施主様に提出するようにしました。そうすることで自身も落ち着いて説明ができ、施主様も安心していただけると感じています。

また最終的には成約率向上にも繋がってくると感じています。

〈※調査報告書見本〉

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③契約

商談の際には基本的にショールームに来店していただいています。ショールーム来店率をあげるために、現場調査時に来店予約をいただくようにお話します。弊社の場合は、来店予約をいただいた場合QUOカード500円分をお渡ししています。

ショールームにご来店いただければ販促品などを使用し、施主様にも触って体感いただきながら説明ができるため、施主様の理解度と納得度が違うと肌で感じています。また、施主様が理解していただきやすいようにアステックペイント様に作成いただいた提案資料も使用しています。

※QUOカードをお渡しするタイミングは、ショールーム来店時にお渡ししています。

来店していただいた施主様は来店しない場合と比較して約20%も成約率が変わっています。

〈※営業資料見本〉

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④アフターフォロー

弊社では工事保証を提案しています。

また、ご要望があればアステックペイントのメーカー保証も併用しています。工事保証は最長で12年だしており、定期点検も1年、3年、5年、10年で行っていく予定です。

高い成約率を実現するためには、「定期点検を通して長期的なお付き合いをさせていただきます!」と自信をもってお伝えすることも重要なポイントだと考えています。

塗装事業立ち上げで苦しかったこと・今後の展望

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※イメージ画像

開業して最初のまとまった契約が取れるまでが一番苦しかったです。

最初は20%程度の契約率で悩んでいました。現在では、自社オリジナルの調査報告書やアステックペイントの高付加価値商品・提案資料を活用しながら50~60%まで契約率が伸ばせるようになりました。

初年度は当初の目標売上まで行きませんでしたが、2年目では1億3000万円~1億4000万円を目指していきます。また、目標達成したのちにはもう1店舗ショールームを出したいとも考えています。

まとめ

今回は、株式会社高萩架設様の塗装事業参入時の背景についてご紹介しました。

異業種ではあるものの自社の強み(高萩架設様の場合は、足場を自社で準備できる点)をどう活かすか、そして契約率を少しでもあげるための伏線(ショールーム来店誘引、アフターメンテナンス詳細の説明)をどのように打ち出していくかが、大切なポイントになるとのことでした。

新たに塗装事業立ち上げを検討されている方、塗装売上をあげるための成約率向上について考えられている会社様はぜひご参考にされてみてください。


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記事監修】株式会社アステックペイント 野口英樹

株式会社アステックペイント営業本部 本部長。アステックペイント入社後、福岡営業所、東京営業所の所長、顧客事業部部長を歴任。現在は、アステックペイント4つの営業部で構成される営業本部の統括マネジャーとして、塗装会社の抱える課題を解決するための提案・成長支援を行っている。

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運営会社】株式会社アステックペイント

AP ONLINEを運営する株式会社アステックペイントは、建築用塗料を製造・販売する塗料メーカー。遮熱性、低汚染性に優れた高付加価値塗料の研究・開発の他、システム・販促支援など、塗装業界の課題解決につながる事業を展開。2020年以降、遮熱塗料国内メーカーシェアNo.1を連続獲得中。

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