専門家コラム 2021.08.23

専門家に聞く!反響率UPにつながる「塗装店WEBサイト」を作るポイント

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「お客様からの問い合わせを増やすために自社WEBサイトを制作したけど、問い合わせが増えない」「そもそもWEBサイトをどのように作ればよいかわからない」とお悩みの塗装店の方は多いのではないでしょうか。

今回の記事では、企業のWEBサイト制作・集客を数多くご担当されてきたWEB制作コンサルタントの方に「反響率をUPさせる塗装店WEBサイトを作るポイント」について解説いただきました。

反響率UPにつながるWEBサイトを作る5ステップ

「反響率をUPさせるWEBサイト」を作るためには、下記の5つのステップに沿って進めることをおすすめします。

次の章以降で各手順の内容について詳しくご紹介していきます。

STEP1:お客様が検索するキーワードを知る&検索順位対策

WEBサイトを制作する事前準備として、最初にやるべきこと。それは、お客様が検索するキーワードを知り、WEBサイトの検索順位を高める施策を行うことです。

多くの人はインターネットの検索で情報を調べる際、検索結果の上位に表示されるWEBサイトの閲覧のみで満足する傾向にあります。

そのため、検索結果の上位に表示されるためには、適切な検索キーワードを選定し、WEBサイト内にキーワードを入れることが重要になることを覚えておきましょう。

キーワードを選定する方法

それでは塗装店の場合はどんなキーワードで検索されることが多いのでしょう。

「外壁塗装」というキーワードはもちろん重要ですが、検索したお客様は自宅がある地域の業者を探す傾向にあるため、「地域名(○○市など)」の選定は不可欠です

また、外壁塗装に使用する塗料も、お客様が知りたいポイントのひとつです。
「アステックペイント」や「シリコン塗料」など塗料の名前も、キーワードに設定しWEBサイトの中に入れましょう。

〇WEBサイト内に入れたほうが良いキーワード例
「外壁塗装」「地域名(○○市)」「アステックペイントなどの塗料メーカー名」「シリコン塗料などの塗料名」

※キーワードを選定する際は、Googleなどでお客様が検索しそうなキーワードを入力するのもおすすめです。

検索結果と一緒に検索ニーズの多いキーワードが「サジェスト(検索候補)」として表示されるので、参考にしましょう。このようにして得たキーワードを組み合わせることで、検索ニーズに合ったWEBサイトを制作できる確率が高くなります。

WEBサイトの検索順位を上げる方法

キーワードを選定したのち、検索順位を上げるためにWEBサイト内で施策を行う必要があります。
検索順位を上げるために最も重要なことはWEBサイト内の文章の「量(文字数)」と「質」にこだわることです。

「量」…1ページあたり1,000文字以上のページを作る
まず「量」に関しては1ページあたり最低でも1,000文字以上必要となります。
ただし、WEBサイトが充実している競合他社があるなど、エリアの状況によっては、2,000文字~3,000文字以上の文字数が必要となるケースもあります。

「質」…お客様の役立つ情報・信用できる情報を書く
文章の「質」とは「記事の内容や中身の精度」のことを指します。
具体的にはWEBサイトを閲覧したお客様にとって「WEBサイトの中に役立つ情報があるのか?」「信用できる情報であるのか?」という点が重要となります。

また「狙いたいキーワードが盛り込まれているか?」「オリジナリティがあるのか?」という部分も重要となります。

例えば、「外壁塗装 価格 名古屋」のようなキーワードを狙って記事制作を行う場合、「価格表」や「塗料ごとの価格の違い」や「名古屋エリアの外壁塗装価格相場」等を紹介する記事を、1,000文字以上でオリジナリティのあるページを制作できれば、上位ヒットできる可能性が上がります。

STEP2:WEBサイトで伝える「自社の強み」を把握する

自社WEBサイト制作の次なるポイントはWEBサイト内でPRする「自社の強みを把握する」ことです。そのために「3C分析」とよばれる分析を行いましょう。

3C分析の説明図

※自社のWEB状況…「自社WEBサイトに掲載している情報」や「WEBサイトを通じた顧客からの反響数」など、現状の自社WEBサイトの状況のこと
※USP….Unique Selling Propositionのこと。 商品やサービス、会社が持っている独自の強みのこと

3C分析とは“3つのC”である「Customer(顧客)」「Company(自社)」「Competitor(競合)」について分析し、市場における自社の立ち位置を把握する方法のこと。

3C分析を通じて自社のポジショニングや競合優位性を知ることは、自社WEBサイトの制作にも役立ちます。


例として塗装店の視点で3C分析を実際に行ってみました。

顧客の分析(Customer)
商売をする上では顧客のニーズ把握が不可欠です。外壁塗装では、「価格」「対応力」「技術力」「アフターフォロー」を基準に業者選定が行われる傾向にあります。
そのため、WEBサイト制作をする際は、上記のポイントを強く伝えて、お客様の購買意欲を掻き立てましょう。

◎競合の分析(Competitor)
お客様について把握したあとはライバルに目を向けましょう。 顧客層やニーズが似ている競合他社のWEBサイトのチェックも欠かせません。経営方針や戦略などをWEBサイト上でどう発信しているかをまずは把握しましょう。

◎自社の分析(Company)
最後に自社について分析し、顧客から見た「自社の強み」や「競合より魅力的な点」を客観的な視点で把握します。
競合と比較したときの自社の強みを正確に把握することで、その強みポイントをWEBサイト上で強く伝えることができ、お客様に選ばれやすい環境を作ることができます。

上記のように3C分析を行うことで、お客様が求めている情報・自社が押し出せる強みを明確にし、具体的にサイトを作っていくことをおすすめします。

STEP3:デザイン・内容で「自社の強み」を伝える

検索キーワードの選定、3C分析を終えたらいよいよWEBサイトのコンテンツ作成を進めていきます。ここでは、WEBサイトを“魅せる”ために重要なポイントを解説していきます。

超重要!TOPページの見せ方

自社の強みを伝えるTOPページの参考事例(株式会社トータルアート様)

画像引用:https://tt-art.jp/

サイトを閲覧する際は、TOPページの印象がサイト全体の印象を左右すると言ってもいいほどに重要になります。
3C分析で把握した自社の強みをブログや施工事例で紹介していても、TOPページでお客様を引き付けなければ、その他のページを回遊することなく離脱してしまう恐れが高まります。

WEBサイトを訪問した方の、約50%はファーストビュー(サイトを見たときの一番最初の画面)で離脱しているという説もあるほどです。 そのような事態を防ぐため、TOPページに「お客様が求めている情報」「お客様が読みたい内容」「お客様のメリットになる情報」を豊富に入れるようにしましょう。

お客様が魅力に感じるデザインのポイント

〇数字でPRする
お客様に興味を持ってもらうには、自社の強みや実績を“数字”で訴求するのがもっとも効果的です。塗装店の場合、「何件の実績があるのか」「創業〇年」などの数字的PRを伝えることで、検索したお客様は会社の強みがひと目でわかります。

また詳しい情報を得るために、他のページを見てくれる可能性も高まります。

〇配色は派手に、にぎやかに
塗装店の場合、WEBサイトのデザインは「派手に」「にぎやかに」することをおすすめします。お客様の多くは、その塗装店の実績や創業年数、対応エリアを知りたがっています。そうした必要情報を目立たせ、インパクトを持たせることで、サイトからの離脱防止につなげましょう。

また、WEBサイトの配色は、その企業のイメージに合わせたカラーを選択することが大切です。

TOP以外のページで自社の“強み”を紹介

自社の強みを伝えるページの参考事例(株式会社トータルアート様)

画像引用:https://tt-art.jp/

TOPページでお客様の興味を引くことができれば、他のページも見てもらえる可能性が高まります。TOPページで強調した自社の“強み”や“選ばれる根拠”を他ページで紹介しましょう。

塗装店の場合、「なぜ技術力が高いのか」「なぜアフターフォローが充実しているのか」「なぜ対応力があるのか」など、お客様のメリットになる情報を、文章・写真・動画で表現することがおすすめです。

STEP4:他者と差別化を図る “No.1”メッセージ

No.1メッセージをPRする参考事例(株式会社トータルアート様)

画像引用:https://tt-art.jp/

競合他社との“差別化”が重要だとわかっていても、それを的確にアピールすることは意外と簡単ではありません。自社の強みをきちんと伝えるためには、リサーチ結果に基づく“No.1”メッセージコンテンツの活用もおすすめの方法です。

約80%が“No.1”表示を見ている

どの会社にも“強み”となる特徴はありますが、客観的なデータやリサーチに基づく“No.1”という事実は文字通りその企業にしかないものです。

事実、公正取引委員会の「No.1表示に関する実態調査報告書」によると、消費者の約80%がNo.1表示を参考にして業者選びをしているというデータがあります。

見られているのはNo.1の“獲得内容”と“獲得数”

No.1表示をWEBサイトに組み込む際は、自社が「何で」No.1なのかを明確にする必要があります。

ゼネラルリサーチの「商品表示に関する意識調査」によると、No.1表示を参考にする際消費者の33.4%が「No.1の獲得内容」を最重要視すると回答しています。「何で」No.1なのかを明確にすることで、「わかりやすさ」や「共感値」が上がり、それが購買意欲の後押しになっていると考えられます。

また、次いで19.3%の消費者が「No.1の獲得数」を重視するという結果も。このことから、No.1の獲得数が多ければ多いほど、対象となる商品やサービスの信頼感や安心感が増すということが伺えます。

※No.1称号の注意点
No.1称号には「景品表示法」に注意する必要があります。
もしNo.1である明確な理由もないのに「○○○の分野でNo.1!」と表記すると、景品表示法に違反する不当な表示と判断され、消費者庁による事情聴取などを受ける恐れがあります。
景品表示法違反行為と認められると、消費者庁は事業者に措置命令をすることに。
No.1称号を利用する際は、調査会社などに「No.1調査」を依頼し、客観的な事実に基づくNo.1表記を得ることをおすすめします。

STEP5:問い合わせの不安を解消するページを作る

WEBサイトでは、自社の強みやメリットを紹介すること以外に「よくある質問」や「施工の流れ」など会社の対応や人となりがわかるページも重要です。

問い合わせの不安解消用ページの参考事例(株式会社トータルアート様)

画像引用:https://tt-art.jp/service/faq/

お客様の多くは、「施工の流れや工期の長さ」「洗濯物は干せるの?」「窓は開けられる?」などの疑問を持っています。こうした不安を解消するためのコンテンツとして「よくある質問」ページを作成しましょう。

まとめ

ひとことで「自社WEBサイトを作る」と言っても、お客様を引き付けるために検索キーワードを選定したり、お客様に魅力を感じてもらうデザインを作るなど、やるべきことはたくさんあります。

また、どの企業も自社情報や魅力をWEBサイトで発信しているため、その中で問い合わせにつなげるサイトを作成するのは一筋縄ではいきません。

集客につながるサイトを効率的に制作するには、コンテンツ制作のプロに任せることもひとつの手段です。
お客様の目に魅力的に映るWEBサイトを制作し、集客につなげていきましょう。


コラム寄稿】WEBマーケティングコンサルタント 吉田聖也氏

2014年ブランディングテクノロジー株式会社に新卒で入社。広島営業所立ち上げを経験。8年間新規開拓営業として、中四国・九州エリア800社以上の中小企業のwebマーケティング・デジタルシフトに従事。
中でも建築・リフォーム業界の得意とし、webからの反響営業のみで、売上3倍以上成長させた実績あり。
地域の塗装会社様の元請け転換や売上増を目指し、日々マーケティングの支援に取り組んでいる。


株式会社ブランディングテクノロジー様について

ブランディングテクノロジー株式会社
https://www.branding-t.co.jp/

ブランドを軸に中小・地方企業様のデジタルシフトを担うをミッションに掲げ事業展開。
全国約200社の外壁塗装業界のWEBサイト制作実績あり。
蓄積された業界特化のノウハウを活用し、塗装店様の課題解決・目標達成へ向けての提案を行っている。

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