人手不足に悩む塗装会社にオススメの「人材採用」手法を紹介(専門家コラムvol.3)

専門家コラム 塗装外壁 2022.04.05 (最終更新日:2024.01.16)
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「採用活動を行いたいけど、何から始めたら良いのかわからない」
「なるべくお金をかけずに採用活動を行いたい」

採用・人材についてそんなお悩みをお持ちの塗装会社の経営者の方、多いのではないでしょうか?

今回の記事では、企業の人材採用に関しての支援を担当されてきた採用コンサルタントの方に「採用市場の変化や具体的な採用手法」について詳しく解説いただきました。

全3回に分けて分かりやすく情報をお伝えしますので、採用・人材についてお悩みの塗装店経営者の方はぜひご参考にされてください。

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求人市場の変化について

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実は、時代の変化とともに、求職者の仕事の探し方も変わってきています。

求職者の動きに合わせて採用手法を選定していく必要があると言えるでしょう。そこでまずは具体的な採用手法をお話する前に、求人市場の変化と近年のトレンドについてお伝えします。

1990年代 求人誌全盛期

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※イメージ写真

仕事探しといえば新聞や求人誌など、紙で探す時代でした。求人誌に関しては、元々リクルート社が1990年頃に求人市場というものを作り、”採用といえば求人誌”という時代が到来しました。

『◯週間掲載すると◯円』のような掲載に費用が発生するという方式の求人形式で、例えば、塗装店様でいうと『ガテン』という求人誌を使用していた方も多かったかと思います。

2000年から2010年 Webサイト全盛期

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※イメージ写真

インターネット普及に伴い、Webサービスで仕事を探す時代に到来しました。
代表的なサービスでいうと、リクナビNEXTやマイナビなど掲載広告型の求人広告があげられます。

2012年~ 求人検索エンジンで仕事を探す時代に

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※イメージ写真

2012年9月にリクルート社がIndeedを1,130億円で買収しました。これにより、仕事の探し方に大きな変化が出てきました。

Indeedというサービスは、Googleのようにインターネット上に掲載されている求人情報を一括で検索できるサービスのため、求職者にとっても多くの求人の中からスピード感を持って仕事探しができるようになりました。

2019年~ 自社の世界観を届けていく時代に

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※イメージ写真

2018年5月リクルート社は世界最大の口コミサイトglassdoorを買収しました。

このサービスの買収により『自社がどのような会社なのか?』『何を成し遂げたいのか?』といったブランディング面の発信がより重要になっています。

一人一台スマートフォンを持つ時代になり、世の中に情報がありふれてしまっている中で、自社の世界観を、HP・動画・SNS・記事など、あらゆる方法を駆使し、求人広告だけでは届けることのできない情報を発信していくことが必須になってきました。

オススメの採用手法『Indeed』について

上記では1990年以降の求人市場の変化についてご説明してきました。そのような中でズバリ『一番効率良く採用できる手法は?』という疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか?

ズバリ、塗装会社の方にとって、一番効率良く採用できるオススメの採用手法は『Indeed(インディード)』というサービスです。

Indeedとは?

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画像引用:https://jp.indeed.com/%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%81%E3%81%82%E3%82%8C

Indeedとは求人に特化した検索エンジンのこと。『求人版のGoogle』とも呼ばれており、インターネット上に掲載されている求人情報を一括で検索できる世界No.1の求人検索エンジンです。

IndeedのWEBサイト上で勤務地・職種などを検索すると、Indeed上で募集する会社の情報が出てくるサービス。また、リクナビなどWEB上に公開されているあらゆる求人サイトの情報を一括で検索してくれるため、多くの求人情報を掲示することができるというサービスです。

それでは『なぜ塗装会社にとって、Indeedを活用するのがオススメ』と言えるのか、詳しい理由をご紹介します。

理由① 検索で求人を探す時代になった

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近年、お仕事を探される方はGoogleやYahoo!で「〇〇駅 営業 求人」などといった『場所・求める仕事・条件』と連想するワードを複合語として検索するパターンがトレンドになっています。

これまでの求職者は「タウンワーク」「リクナビNEXT」「doda」などの求人メディアにアクセス・登録し、それぞれのサービスでお仕事の情報を検索をしていましたが、Indeedなどの求人検索エンジンが普及したことにより、インターネット上の求人情報を一括で検索できるようになりました。

Indeedは『求める仕事・条件』『勤務地』の2軸で検索する仕様になっているため、近年の求職者の仕事の探し方に近い検索方法となっており、多くの求人情報の中からスピード感を持って仕事探しができるようになりました。

理由② 費用が安い

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Indeedは『有料掲載』『無料掲載』2つの掲載方法があります。

有料掲載の場合、まず先に広告費をチャージし、有料掲載開始後に求人が見られる(クリックされる)たびにチャージした金額から掲載料が引かれていくシステムになっています。

※掲載しても一度もクリックされなければ1円も広告費がかかりません。

従来の求人広告は『◯週間掲載で◯円』というプランだったので、1度も見られなくても費用がかかってしまいますが、求人掲載したけれど応募がなかった…という最悪のケースを防ぐことができます。

また、Indeedへの掲載期間は自由です。応募が充足したら掲載を停止、また人が欲しくなったら掲載を再開、のように状況に合わせてコントロールできるので、広告費の削減につなげることが可能です。

理由③ 効果と改善方法が見えやすい

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Indeedは『運用型広告』と呼ばれている採用手法です。

Indeedで効果を出すための重要ポイントとしては、
・表示回数 ・クリック率 ・応募率 ・有効応募数
の4つの指標をデータ分析し、その分析結果を元に原稿改善をしていくことが求められます。

これにより、より効率的に原稿を改善し、応募数UP・採用数UPにつなげることができるのが可能となりました。

掲載後の原稿修正・写真変更は何度もできるので「応募がなかなか入らない」「面接は何件もしたけど、理想とする人とマッチしない」などの悩みにあわせて原稿の改善ができるので、問題解決能力にも長けているというのがIndeedの強みです。

まとめ:「企業らしさ」が大事な時代へ

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※イメージ写真

今回は、求人市場の変化とオススメの採用手法Indeedについてご紹介してきました。
「採用はしたいけど、コロナウイルスの影響はどうなの?」といった不安を持たれている方に向けて、最後に『コロナ禍での求人掲載数の変化』についてご紹介します。

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画像引用:https://hrog.net/report/career/102707/

上記データは、2020年1月から2022年1月までの正社員媒体(リクナビNEXT、マイナビ、doda、en転職、type)の求人掲載数をグラフにしたものです。

このデータから
①2020年5月以降、求人掲載数はずっと右肩上がり
②コロナウイルス蔓延前の2020年1月と2022年1月を比較した際、求人数は約150%増
という2つのデータが読み取れます。

求人の数がどんどん増えているので、現在企業にとっては『採用が難しい』状況となっています。

その中で重要になるのが『企業様のらしさ』を発信することと言えるでしょう。

働き方が多様化し、求人掲載数もどんどん増加していく中で、『その企業らしい部分』や、『人間臭い部分』を背伸びせずに求人の内容に盛り込んでいくことが必須になります。

応募が100件来たとしても『一緒に働きたい!!』と思える人が一人もいなければ、時間の無駄になってしまうわけです。また、入社後に『あれ、求人に書いてた内容と違う、、』と仕事を辞めてしまっても、お互いが不幸になるだけです。

次回のコラムでは自社らしさを伝えて『応募が来る!求人広告の書き方』について、お伝えしたいと思います。


コラム寄稿】インビジョン株式会社 大坂昂

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インビジョン株式会社HRセールスチーム サブリーダー。同社のビジョン『働く幸せを感じるかっこいい大人を増やす』に共感し、2019年4月に入社。
入社後は、新規開拓から既存クライアントのフォローまで、延べ150社以上の採用を支援。中でもフランチャイズ加盟店の採用支援の仕組み作りを得意とし、採用単価100万円だった企業を20万円以下にした実績を持つ。


インビジョン株式会社について

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インビジョン株式会社

https://hr-hacker.com/invision

2008年 創業。「働く幸せを感じる、かっこいい大人を増やす」をビジョンに掲げ採用マーケティング・HRテック事業など企業の採用支援を中心に事業を展開。
企業や人の想いをカタチにし、ビジョンにマッチする人材を採用するための支援を強みとしており、これまで数多くの企業の採用支援を行っている。

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