限られたスペースを活用しながら倉庫整理を徹底する方法 (美倉庫プロジェクトvol.7)

LINEで送る Twitterでシェア Facebookでシェア
image
image

AP ONLINEでは、塗料倉庫の整理整頓、在庫削減に取り組まれている全国の加盟店様に訪問インタビューを実施し、整理整頓の工夫についてご紹介する「美倉庫プロジェクト」を連載しています。

第7回目の事例は、関西エリアの塗装会社様の美倉庫をご紹介します。

塗装会社様の塗料倉庫の管理品質向上、塗料の廃棄量削減のために、ぜひご参考にされてください。

image

倉庫概要

image
概要詳細
倉庫のサイズ20㎡ 高さ2.7m
在庫数約100缶
在庫金額45万円
事務所からの距離事務所横(徒歩0分)
施工棟数4~5棟/月

これまでの取り組み

軒天、付帯部の塗料は色を4色に絞って提案

9010:クールホワイト(軒天はすべて白)
8075:パイオニア
8077:ヤララブラウン
8079:チャコール

施主様より付帯部の色についてお問合せいただく回数頻度:1回/15~20件
他の色から選びたい、という要望がある場合、別途対応

産廃処理における苦労

廃油処理用のドラム缶内側には、ビニール袋の装着が義務付けられているなど、近隣都市と比較して、産廃処理の基準が厳しく、また処理費用も高額の傾向にある。

倉庫スペース確保のため、定期的(6ヶ月に一度)に廃棄処分を実施、不良在庫は持たない。

倉庫整理の工夫点

整理方法:三方の壁面に鋼製の棚、天井に吊り棚を設置。塗料/防水材の材料(メーカー)別で、保管場所を指定。

限られたスペースを有効活用し、中央が塗料、右側が防水材と所定の場所に整理整頓され保管されている。

養生部材、電動工具、副資材ほか、所定の保管場所が指定され、整理されている。

概要詳細
倉庫整理の頻度2~3回/月
棚卸しの頻度2回/年 (6月・12月に実施)
※社長、工事部長の管理の元、常に整理されている

保管ルール

概要詳細
使用期限(開封済み)水性6ヶ月/溶剤:1年
※タッチアップ用の塗材は少量残しておく
使用期限(未開封)水性6ヶ月/溶剤:1年

 保管状況

概要詳細
在庫塗料の種別「外壁上塗材」が多い
温度管理特に無し。     
冬場粘度が上がる塗材・防水材は当日、すぐに使用できるように
温めて現場に運ぶ。

危険物の取り扱い

概要詳細
危険物倉庫(なし)・溶剤塗料の保管数量社長が危険物取扱者乙4類の資格を所持しており、適正在庫量以上を持たない方針で管理されている。

産廃処理

概要詳細
廃棄費用ドラム缶:22,000円(運搬費込み) 
+ ドラム缶内側のビニール袋(50枚)は必須:3,300円
※袋が無い場合、引き取ってもらえない。
一斗缶 :11,000円(運搬費込み) →固まっている材料
廃棄頻度ドラム缶 1回/2ヶ月

☑ドラム缶での廃棄:
・水性・溶剤不問
・ドラム缶内側のビニール袋設置は必須

☑ 空缶は乾燥、潰して鉄くず回収業者へ販売:約5,000円 / 1 m3→鉄くずを販売したお金で、 軍手・ペン缶を購入

在庫管理方法

概要詳細
管理者の指名あり  工事部長
在庫管理ツールらくらく塗装屋さん

まとめ

今回は美倉庫プロジェクト第7弾の事例レポートをお届けしました。AP ONLINEでは定期的に塗料倉庫の環境整備に取り組まれている塗装会社様の活動事例をご紹介します。
「塗料の不良在庫がたくさんあり悩んでいる」「高額な産廃処理費が課題である」という会社様はぜひ記事をご参考にしていただければと思います。

■過去の美倉庫プロジェクト記事はこちら

関連記事
倉庫の環境美化活動事例をご紹介(美倉庫プロジェクトvol.4
倉庫の環境美化活動事例をご紹介(美倉庫プロジェクトvol.4
AP ONLINEでは、塗料倉庫の整理整頓、在庫削減に取り組まれている全国の加盟店様に訪問インタビューを実施し、整理整頓の工夫につ
続きを読む

■過去の美倉庫プロジェクト記事はこちら

関連記事
経営者が「捨てる勇気」を!塗料のロスを意識させる工夫をご紹介
経営者が「捨てる勇気」を!塗料のロスを意識させる工夫をご紹介
AP ONLINEでは、塗料倉庫の整理整頓、在庫削減に取り組まれている全国の加盟店様に訪問インタビューを実施し、整理整頓の工夫につ
続きを読む

image

塗装業における課題解決なら
お任せください

AP ONLINEを運営している(株)アステックペイントは、塗装会社様の様々な課題解決の支援をしています。どんな内容でも構いません。まずは一度現状のお悩みや要望をお聞かせください。​

\例えば、こんなお悩みありませんか?/

  • コストカットをはかりたい
  • 元請け案件を増やしていきたいが、方法が分からない​
  • 案件数を増やしたいが、成約率が低い(営業力に課題がある)​
  • 競合他社との差別化に悩んでいる​
  • 売上、粗利を増やしたい​

| お取引様の声・実績 ​|


この記事の監修者と運営者

【記事監修】
株式会社アステックペイント 
谷口 智弘

【記事監修】
株式会社アステックペイント 
谷口 智弘

株式会社アステックペイント技術開発本部 本部長
住宅用塗料市場のマーケティング分析・品質管理を行う「商品企画管理室」、塗料の研究・開発を行う「技術開発部」、塗料の製造・生産・出荷を行う「生産部」の3事業部を統括するマネジャーとして、高付加価値塗料の研究・開発を行っている。

【運営会社】
株式会社アステックペイント

【運営会社】
株式会社アステックペイント

AP ONLINEを運営する株式会社アステックペイントは、建築用塗料を製造・販売する塗料メーカー。遮熱性、低汚染性に優れた高付加価値塗料の研究・開発の他、システム・販促支援など、塗装業界の課題解決につながる事業を展開。2020年以降、遮熱塗料国内メーカーシェアNo.1を連続獲得中。

この記事に関連する用語

記事カテゴリ

  • 塗装業界チャンネル
  • 営業活動レポート
  • 経営サポート
  • 塗装の現場から
  • 代表コラム
  • 製品紹介