塗装会社にとっての永遠の課題「人材採用」
人材採用とは、企業経営にとって永遠に解決されることがない大きな課題だと思っています。しかし人材採用を諦めたら、会社の成長は止まり、いつかは淘汰の道を歩み始めることになるでしょう。
人材採用の難しさとは
人材採用の難しさは、採用することにもありますが、採用が決まった後、結果として退職されたときの損失の大きさにもあると考えます。
仮に、営業担当を採用して半年後に退職されたとします。退職までの間は教育を行ないながら給与を払い、営業経費も払っているでしょう。営業の成果などはあまり出せていないだろうから、半年で500万円近い損失が出ることになります。そして、その金額だけに留まらず、社内・社外でもそれなりに悪い影響を出していることを考えると、目に見えない損害もあるはずです。さらに、人が辞めることで、新たに人を採用するためのエネルギーとコストを掛けなければいけません。
このようなことを考えると、人材採用を躊躇う、もしくは諦めている会社もあるかもしれませんが、それは会社の未来の成長を諦めていることと同じと言えます。
「リファラル採用」
もし、人材採用に難しさを感じているのであれば、私は「リファラル採用」をおすすめします。リファラル採用とは、社長もしくは社員自らが知り合いなどに声を掛け続けて、リクルーティングをしていく採用活動であり、アメリカでは主流となっています。
私がリファラル採用を良いと思うのは、社長もしくは社員が知り合いなどに声を掛けていくので、そのやり取りの中でお互いの中身を知ることができ、入社後のミスマッチがほとんどなくなるところにあります。そもそも、相性があわないだろう人には声を掛けることもありません。
また、社員が自信を持って知り合いに声を掛ける中で、社長と一緒に社内改革を行ないながら、声を掛けた方が入社後に後悔することがないように環境を整えていくことになります。そのプロセスにおいては、社長にとって耳が痛いことも含めて改革しながら、社長と社員が一緒にリクルーティング活動を行なうことがリファラル採用となります。
リファラル採用を通じて、社長が変わり、会社が変わり、社員の満足度が上がっていく。その結果として、社員の定着率も上がっていく。このような環境ができてから、一般的な採用活動を行なうと、人手不足がますます厳しくなる未来においても、人材採用が持続可能な企業になれると思っています。
リファラル採用は、アステックペイント公式YouTubeチャンネル「アステック塗装業界TV」に投稿している「経営者のホンネぶっちゃけトーーク」の Vol.10にて、リファラルリクルーティング株式会社 代表 白潟敏朗様に詳しく解説いただいているので、ぜひ視聴してみてください。
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このコラムの寄稿者と運営者
【コラム寄稿者】
株式会社アステックペイント
菅原 徹
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菅原 徹
株式会社アステックペイント 代表取締役
2000年10月に株式会社アステックペイントを創業して以来、高付加価値な住宅用塗料の研究開発・製造・システムやアプリ開発・販促支援など、あらゆる角度から塗装業界の発展を目指し、事業展開している。
【運営会社】
株式会社アステックペイント
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株式会社アステックペイント
AP ONLINEを運営する株式会社アステックペイントは、建築用塗料を製造・販売する塗料メーカー。遮熱性、低汚染性に優れた高付加価値塗料の研究・開発の他、システム・販促支援など、塗装業界の課題解決につながる事業を展開。2020年以降、遮熱塗料国内メーカーシェアNo.1を連続獲得中。