人手不足の根本的な解決方法

代表コラム 外壁屋根防水材メーカー 2023.08.31 (最終更新日:2024.01.16)
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<2023年7月号アステックペイント定期発行物ホットラインより>

人手不足の根本的な解決策は、結局は「高い給与を払う」ことになると思う。ただし、これは絶対条件ではなく、必要条件の一つで、「高い給与」をベースとして、働きやすい職場環境を社員に提供していくことも必要になるだろう。

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給与に対する考え方

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その給与水準としては、自社のエリアで、同業種で最低でも10%アップは必要だと思う。このような給与体系や職場環境を提供した上で、自社の理念や会社が求める価値観などを共有できる人材を採用することで、会社のビジョンに向かって全社員で協力し、継続的な成長が可能になると考える。

反対に、安い給与で会社の理念やビジョンに基づいてハードワークを求めても、継続性はないと思う。よくある事例としては、若い社員を採用し、カリスマ性のある社長が未来の夢や理念を語り続け、安い給与にもかかわらず高いモチベーションで働くような例である。しかし、20代後半になり、家族を持ち、人生設計を考え始めると、現実的に自分の未来が見えなくなり、会社の理念や社長の想いを理解しつつも、自分自身の現実的な生活や人生を優先し退職を決断する若手も多いだろう。

人手不足の時代においては、まずは「高い給与体系」や働きやすい職場環境などを用意することで、最低限必要な人材と出会える環境が整う。その上で会社の理念への理解や同じ価値観を有する人材を採用出来るようになる。

反対に、このような人材が入社してこない会社は、これからの厳しい未来で生き残っていけるとは到底思えない。

高単価ビジネスの重要性

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それでは、「高い給与体系」や「働きやすい職場環境」を会社として実現するためには、何が必要か?これは単純に「高単価ビジネス」に移行するしかないと思っている。住宅塗装業とは、営業マンの人数に比例して売上は決まり、職人の人数分しか工事の出来高を作ることはできない。ここに、ITやロボットの導入により生産性を上げられることはかなり限定している。「人手不足」の時代においては、限られた社員数と職人数でしか売上を作れないのであれば、一つ一つの工事を高単価にして、会社を高収益性の会社に変革させ、そしてその収益の一部を社員に給与として還元して、新たな人を採用し続けるしか手段はないと思っている。特に、インフレの今の時代で安値売りの住宅塗装専門店は、淘汰される未来しか残っていないと考える。

高単価ビジネスに移行するために

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※イメージ写真

それでは「高単価ビジネス」に移行するためには何が必要か?

塗装工事の本質的価値である「工事の品質」は地域NO.1にすることは最低条件で、その他に提案力、営業マンの質、職人のマナー、コミュニケーションの量、アフターフォローなど、全ての要素で競合他社を上回ることが必要だと考える。このように工事と営業の質を地域NO.1にすることで、工事単価を上げていくことは可能になるはずである。

インフレ時代の今、これからも原材料および職人の人件費は上がってくると想定される。すなわち、単価を上げられる会社しか生き残っていけいない。そのためにも、工事および営業の質を上げ続ける努力は絶対的に必要だろう。


コラム寄稿】株式会社アステックペイント代表 菅原徹

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菅原 徹(すがはら とおる)

株式会社アステックペイント代表取締役
2000年10月に株式会社アステックペイントを創業して以来、高付加価値な住宅用塗料の研究開発・製造・システムやアプリ開発・販促支援など、あらゆる角度から塗装業界の発展を目指し、事業展開している。

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