弾性スタッコ仕上げ

塗料塗装工事・工法 塗装の現場から 2022.05.23 (最終更新日:2023.11.09)

弾性スタッコ仕上げとは、スタッコ仕上げで使用する樹脂を柔らかい弾性タイプにしたモルタル外壁の仕上げ材である。 スタッコは、吹き付けタイル、リシンほかの外壁仕上げ材と比較して、厚く塗装されているため表面の凸凹が大きく、重厚感のある外観となる。

石材調の美しい仕上がりから、国内では高級感が演出できる仕上げ方法として知られている。 弾性スタッコを含めて、スタッコ全体のデメリットになるが、凹凸の隙間に汚れが溜まりやすいため、埃、排ガスなどの汚染物質が堆積しやすく、その堆積物にコケやカビが繁殖しやすい。

美観を維持するためには早め早めのメンテナンスが重要となる。また、透湿性が良くない場合、下地や旧塗膜が吸水している、熱を持ちやすい下地では、熱の影響を受けることで、水分が塗膜を押し上げ、膨れ(風船のような膨らみ)が出やすい傾向がある。

アステックペイント製品では、下記の下塗り材製品を使用できる。
チョーキングが発生している場合:エピテックフィラーAEⅡホワイトフィラーAⅡなど
・仕上材が激しく劣化している場合:エポパワーシーラーエピテックフィラーAEⅡなど
旧塗膜がフッ素、無機の場合: プレミアムSSシーラープライマー など
旧塗膜が光触媒の場合: プレミアムSSシーラープライマー(白のみ)

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