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貫入
劣化症状・劣化要因
2024.03.05
(最終更新日:2026.07.29)
貫入とは、塗膜や釉薬の表面に生じる細かいひび割れ模様のこと。下地と塗膜(または素地と釉薬)の収縮率の違いによって表面だけに生じる現象で、内部まで達する構造的なひび割れとは区別される。
陶磁器の釉薬でよく見られる現象だが、塗装分野でも硬い塗膜が下地の動きに追従できない場合に類似の模様が現れることがある。ひび自体は塗膜の表面的な現象であることが多いが、放置すると雨水の浸入経路になり得るため、症状の見極めが重要である。特に無機塗料やフッ素塗料など硬度の高い塗膜は、下地の伸縮への追従性が低いため貫入状の細かいひびが出やすい傾向がある。反対にウレタン塗料やシリコン塗料は柔軟性が高く、貫入が発生しにくい特徴を持つ。
Q. 貫入があるとすぐに補修が必要? A. 表面的な模様であれば経過観察でよいが、ひびから水が浸入している場合は下地調整からのやり直しが必要になる。
Q. 貫入とひび割れ(クラック)の違いは? A. 貫入は表層のみの細かい模様、クラックは下地まで達する構造的な割れという違いがある。
Q. 貫入を防ぐことはできる? A. 下地と塗膜の伸縮率が近い材料を選ぶことで、発生リスクを抑えられる。











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