蟻害
劣化症状・劣化要因
2024.06.07
蟻害とは、シロアリにより木材が食い荒らされ、建築物の歪み・傾きなどのさまざまな不具合を引き起こすこと。
シロアリはアリに似た白または褐色の昆虫で、等翅目(シロアリ目)に属する。日本に生息するものはヤマトシロアリ・イエシロアリ・アメリカカンザイシロアリなどとなっているが、特にイエシロアリは、湿潤な木材(主に建物の下部の木材)のみならず、乾燥した木材や古材よりも新材を好んで食害する。また、加害場所から離れた場所に特別な巣を作り、急速に繁殖するため、その被害が大きいとされている。防虫・防蟻効果のある木部用塗料を使用することで、被害を抑えることが可能となる。なお、蟻害が発生した場合には専門家に駆除をしてもらうとともに補修・補強工事の必要がある。
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