耐候性A法

塗料試験 2024.10.01

耐候性試験A法とは、「JIS A 6909建築用仕上塗材」で用いられる試験項目の一つであり、仕上材の最低限の品質を確認するための促進耐候性試験である。具体的な試験方法は以下の手順となる。
①フレキシブル板を用いて作成した試験用基板を用意する。
②下塗材及び上塗材の試料は、試験室に24時間静置した後、十分練り混ぜる。基剤と硬化剤に分かれているものは、それぞれ試験室に24時間静置した後に、混合し十分練り混ぜる。
③試験用基板の表面に、②によって調整した試料を製造業者の定める使用方法によって塗装し、それを養生室で7日間静置する。
④2個の試験体を300時間照射する。耐候性試験機の試験条件は、JIS K 5600-7-7に規定されているキセノンランプ法の方法Ⅰ、サイクルAを用いる。ただし、乾燥期間中の相対湿度は (50±5)% とする。
⑤JIS L 0804に規定するグレースケールを用いて、「JIS Z 8723表面色の視感比較方法」によって表面の変色程度を基準の試験用基板と比較する。さらに、表面のひび割れ、剥がれ、膨れの有無を目視で検査する。

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