塗料用シンナーB

副資材塗装工事・工法 塗装の現場から 2022.04.18 (最終更新日:2024.04.25)

塗料用シンナーBとは、塗料を薄めるために使用する希釈材のこと。弱溶剤(主にキシレン)で溶ける塗料を希釈・洗浄するためのシンナーでミネラルターペン(ミネラルスピリットともいう)と呼ばれる脂肪酸炭化水素を主成分とし乾燥が遅いことが特徴。塗料を薄めて塗りやすくするために使用したり、弱溶剤系塗料施工時に使用した塗装器具を洗浄する際に使用する。

また、温度や湿度の変化に対してシンナーの蒸発量を抑制し、きれいな塗装表面にする役割もある。塗料用シンナーに使われている有機溶剤には引火性があるため作業中や乾燥中、保管時は火気厳禁で取り扱いに注意しなければならない。消防法の危険物に該当し、保管量に制限が設けられている。なお、塗料用シンナーにはAとBがある。

塗料用シンナーBは塗料用シンナーAと比べると純度が低いため価格は安い。揮発が遅い成分を多く含むため、塗料の乾燥が遅れたり、ダレたりすることがある。

関連記事
手間がかからず低コスト!すぐに実践できる塗装現場の安全対策5
手間がかからず低コスト!すぐに実践できる塗装現場の安全対策5
安全対策の必要性 工事の現場には、様々な危険が潜んでいます。 塗装工事に携わる方を対象としたアンケートでは、約30%の方が「事故を
続きを読む
関連記事
塗料の保管
塗料の保管は主に2パターンある。●現場の場合(短期間)・塗料や道具などをまとめ、その上にブルーシートをかけて現場を退出。・開封後の
続きを読む
関連記事
塗料用シンナーA
塗料用シンナーAとは、塗料を薄めるために使用する希釈材のこと。弱溶剤(主にキシレン)で溶ける塗料を希釈・洗浄するためのシンナーでミ
続きを読む

Facebookコメント

記事カテゴリ

  • 塗装業界チャンネル
  • 営業活動レポート
  • 経営サポート
  • 塗装の現場から
  • 代表コラム
  • 製品紹介