ブリーディング
性質
2026.03.17
ブリーディング(bleeding)とは、コンクリートやモルタルの打設後に、内部の水分(遊離水)がセメント粒子の沈降によって表面に浮き上がる現象のこと。「滲み出し」「水浮き」とも呼ばれ、コンクリート品質・塗装の密着に影響する。
【ブリーディングの発生メカニズム】
コンクリートを打設すると、比重の重いセメント・骨材粒子は沈降し、軽い水が表面に浮き上がる。この水をブリーディング水と呼ぶ。水セメント比が高いほどブリーディング量が多くなる。
【塗装への影響】
ブリーディング水が蒸発した後の表面には「レイタンス(脆弱層)」が形成される。このレイタンスが残ったままでは塗装の密着が著しく低下するため、除去(研磨・ブラスト・ジェット洗浄)してから塗装することが必須。
【シーリング材のブリーディングとは別概念】
シーリング材の「可塑剤ブリード」は可塑剤が染み出す現象で、コンクリートのブリーディングとは全く異なる現象。同じ「ブリーディング」という言葉だが文脈で区別する必要がある。
【よくある質問】
Q. ブリーディングを少なくするにはどうする?
A. 水セメント比を下げる(少ない水で練る)・AE剤(空気連行剤)の使用・混和材料の適切な選定が有効。
Q. レイタンスを除去しないとどうなる?
A. 塗装・防水材の密着不良・剥離の原因になる。コンクリート床塗装では必ず除去工程が必要。
Q. ブリーディングはコンクリートの品質に問題がある?
A. ある程度は正常な現象だが、過多なブリーディングは強度低下・収縮クラックの原因になる。






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