色がのぼるとは、塗料の塗装直後の色と比べて、乾燥するにしたがって塗膜になるまでの色が徐々に濃くなること。
色がのぼる原因は、塗料では揮発成分(水、溶剤)に顔料が分散(浮遊)した状態、塗膜では揮発成分がない顔料が密集した状態のため光の反射によって色が濃く見える。
さらに水系塗料の場合では、樹脂が分散されて乳白色から乾燥するにしたがって透明になることから、さらに色ののぼりが大きくなる。
水性塗料、溶剤塗料、艶感、色によって、揮発成分、樹脂、顔料などの種類や割合が異なるため色の登り方は様々である。工場で調色された塗料は塗装時、注文した色より薄く見えるが乾燥することで注文した色に変化する。
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