四方合いじゃくり

工事・工法 2022.07.12 (最終更新日:2024.10.02)

四方合いじゃくりは、板材(窯業系サイディング等)をつなぎ合わせる接合法の一種のこと。
四方合いじゃくりの仕組みは、板材の半分の厚さを、上下2方向だけでなく、左右も含めた四方向削り取り(凸凹に加工し)、かみ合わせることでつなぎ合わせる。
四方合いじゃくりのメリットは、板材の四方向でつなぎ合わせることができるため、シーリング目地部分が大幅に減り、より自然な仕上がりになり目地が目立ちにくくなる。また、板と板の間のコーキング目地がないことにより、コーキングの劣化に伴うメンテナンスコストが少なくなるのもメリットである。
一方で、窯業系サイディングの動きにより、新築時に目立たなかったかみ合わせ目地が、経年ではっきり出てくる場合がある。それゆえに、サイディングの柄のズレが気になることなどがデメリットとして挙げられる。

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