チョーキング
チョーキングは、塗膜やプラスチック製品などが熱・水・紫外線などの劣化因子の影響を受け、表面の樹脂が徐々に分解されることで、樹脂と含まれていた顔料が表面で粉状になり、指で擦ると同じ色の粉が付いてくる初期の劣化現象のこと。
チョーキングは、樹脂の種類、高温になりやすい、水と接触しやすい、含まれている顔料が紫外線でラジカルを発生しやすいなどの複合によって発生スピードが異なる。別名「白亜化」とも呼ばれている。
チョーキングが発生した塗膜は、高圧洗浄でチョーキングを除去し、耐候性の優れる塗料で再塗装を行う。
チョーキングの防止策としては、
①塗回数増加で塗膜欠陥を減らす。
② 下地の吸水を止めるため、濡れ色、やや艶などが出るまで下塗材の塗回数を増やす。
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