耐候性鋼

建材 2024.08.02

耐候性鋼とは、鋼にリン、銅、クロム、ニッケルなどが添加されている合金で表面に保護(安定とも呼ぶ)を形成するように設計された低鉄合金鋼のこと。
鋼材の弱点はびることであり、通常は表面に塗装やメッキを施すことでを抑制している。ところが耐候性鋼はこのを利用して、表面はびるが内部までのの進行を抑制する特別な鋼材であり、緻密なが表面を覆う。そのため、一般的な鋼材に比べて耐久性が高く、特に屋外で使用される建築物や構造物に適している。耐候性鋼は、塗装等の保護処理を行わずに長期間使用することができるため、メンテナンスの負担を軽減するうえ、経済的でもある。一方で、耐候性鋼は一般的な鋼材よりも製造コストが高く、初期投資が高いこと、性能を発揮するためには形状に制約があること、色が茶からこげ茶の色ムラになるなどの欠点も挙げられる。
「コールテン鋼」「コルテン鋼」と同義語。

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