防汚性評価試験
「防汚材料評価促進試験」と同義語。
一般財団法人土木研究センターが、土木構造物の景観維持を目的に表面の汚れにくさや汚れ除去性を評価する促進防汚評価試験。土木用防汚材料として、Ⅰ種は塗装した屋外構造物など、Ⅱ種は塗装したトンネル内壁など、Ⅲ種は明り取りの透明板、Ⅳ種は光触媒塗料塗膜を対象に分類されている。各種使用部位や汚染除去メカニズムに応じた試験方法や合格基準で実施され、試験成績表が発行される。
土木用防汚材料Ⅰ種では、主に屋外の土木構造物の自動車の排気ガスなどの有機質による汚染を対象として降雨で洗い落とせるかを評価しており、一般住宅の外部用塗料の防汚性の評価試験としても採用することができる。 試験は、白色塗膜の表面が汚染され、明度(L*値)が規定値内に回復するかで評価する。促進汚染方法は、カーボンブラックの水分散溶液を塗布し、乾燥、水洗浄、乾燥で行い明度差⊿L*-7.00以上(わずかな汚染程度まで)で合格となる。
その他の分野別の防汚性試験には、船底塗料としての牡蠣殻の付着にくさや繊維の汚れにくさなどの試験がある。
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