バロチニ法
一般塗料に適用されるJIS規格のひとつである「表面乾燥性」の評価に使用される測定方法。バロチニは小さい透明なガラスビーズのことで、直径125μm~250μmの範囲に収まったもののみを使用する。既定のアルミニウム板など、指定された試験板に塗料を塗装し、垂直に立てて乾燥させる。規定時間経過後、試験板を水平に設置し、50~150mmの高さからバロチニを注ぎ落す。10秒後に水平から20°の角度で板を保持し、刷毛で軽くはく。ここで、表面に損傷を与えずにすべてのバロチニを除去できれば、塗膜は表面乾燥したとされる。乾燥時間を変化させ、同じように試験を繰り返すことで、表面乾燥するまでの時間(表面乾燥時間)を測定する。
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