フィラー

塗料 2022.04.18 (最終更新日:2023.10.30)
塗料缶

フィラーとは「隙間を埋めるもの」の意味。建築では新設のコンクリート表面の巣穴、型枠の段差などを埋めて表面を平滑にするセメント系下地調整塗材の「セメントフィラー」が以前より使われていた。現在では、改修における下地からの微細なひび割れ既存塗膜の模様を整える目的で、エマルション(水性)樹脂に微細な骨材を配合した「樹脂フィラー」が使用されている。

フィラーは、プライマーやシーラーのように下地表面に浸透して固める効果はないため、下地の表面強度が弱い場合はプライマーやシーラーで下地表面を固めた上で、フィラーで下地調整する方法で対応する。

なお、樹脂に弾性を付与したものは、「微弾性フィラー」また「弾性フィラー」と呼ばれ、JIS A 6909建築用仕上塗材では「可とう形改修用仕上塗材材」と位置付けられている。

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