スキン仕上げ

塗料塗装工事・工法 塗装の現場から 2022.05.23 (最終更新日:2024.10.02)

スキン仕上げとは、粒状に砕いた寒水石を様々な色に着色し、アクリル樹脂(クリヤー)に混合して吹付けで多色の粒の砂壁状に仕上げのこと。
スキン仕上げは細かい粒状の骨材による仕上げのため、塗膜面には小さな隙間があり、通気性が高いことがメリットである。デメリットとして、粗面であるため、汚れや苔が非常に付きやすく落ちにくい点が挙げられる。
また、着色骨材で色を付けているため、退色は少ないが粒状の骨材を樹脂でつなぎとめているため、樹脂が劣化し脆くなりボロボロとなるため、塗り替えでは、十分なケレンシーラーによる固着が必要となる。
ちなみに、スキン仕上げと石材調仕上げの大きな相違は、スキン仕上げでは最終工程でクリヤー塗装を行わないのに対して、石材調仕上げでは汚染防止のために調整したクリヤー塗装を行う点になる。

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