戯凝結
塗装
2024.06.07
偽凝結とは、セメントと水を練り混ぜた際、もしくは練り混ぜ終えてすぐに一時的に凝結したような状態を示す現象のこと。セメントが固まりコンクリートになることを「凝結」と呼ぶが、一時的に固まったような状態を見せるため「偽凝結」と呼ばれる。セメントは注水後5~10分程度経過すると流動性が減り、固まったような状態になるが再び軟化する。通常は、セメントと水を練り混ぜることで水和反応が起こり、反応によって生じた水和生成物がセメント粒子間の隙間を埋めることで、強度が高まる。偽凝結はコンクリートの流動性(コンシステンシー)に影響を与える。この値が大きい(流動性がある)ほど作業は容易になるが、材料が分離しやすくなる。
Facebookコメント