リガードベース
株式会社アステックペイントが販売する戸建て住宅FRP防水のベランダ専用改修工法シリーズの防水材。無溶剤形一液ベランダ専用ウレタン系塗膜防水材であり、二液タイプで発生しやすい混合ミスや硬化不良が発生しない。ベランダに塗装することで、既存防水層(FRP層)を保護し、防水機能を向上させる。
気温の低い環境での「リガードベース」 施工上の注意点
気温が低くなる秋~春にかけて「リガードベース(FRPベランダ改修専用防水材)」の不具合についてお問い合わせがある。
不具合事例:施工後1年以内でリガードベースの膨れが発生
【発生経緯】
・気温が低い環境で、硬化促進剤は添加していない。
・リガードベース1回の塗布量が多く、厚付けされた状態。
・塗膜が厚いため、乾燥に時間がかかり、硬化が不十分な状態でリガードトップを施工した。
施工上の注意
①硬化促進剤の添加
リガードベースを使用する際は、気温に応じて(5~25℃)硬化促進剤0.5~2.0%の添加が必要。
②硬化促進剤の添加量過多
硬化促進剤の量が極端に多い場合、粘度が上昇するため、セルフレベリング性が低下し、仕上がりに悪影響を及ぼす。
③適正な塗布量で施工
1回で極端な厚塗り、もしくは同日に2回施工を行なった場合、「中膿(なかうみ)」や「膨れ」などの不具合につながる。
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