エフロレッセンスが発生したコンクリートは塗装できる?

【塗装可否】エフロレッセンスが発生したコンクリートは「塗装可能」。

以下の塗装手順を推奨する。

①エフロレッセンスの除去

ケレンやエフロレッセンス用の洗浄剤(ハッカトル等)を使用してエフロレッセンスを除去する。

※酸性洗浄剤の使用後は必ず水洗浄を行う。 フッ酸系の洗浄剤は、使用後に水洗いしても塗膜剥離の原因となるため使用不可。

②下地補修

エフロレッセンスはカルシウム成分が水分に溶けることにより発生する。そのため、エフロレッセンス発生箇所周辺に雨水等が浸入するひび割れなどが発生している可能性がある。再発防止のため、防水処理やひび割れ箇所を特定し、Uカットシーリング工法で補修を行う。

セメントフィラーなどで下地処理

セメントフィラーなどでケレン処理やひび割れ補修で荒れた下地表面の下地処理を行う。

シーラーを塗装

セメントフィラー微弾性フィラーの付着を確保するために、セメントフィラーの上からシーラーを塗装する。

微弾性フィラーなどで模様付け

エフロレッセンス発生箇所周辺に模様があった場合、下地補修箇所が目立ってしまうため微弾性フィラーなどで模様付け合わせを行う。

⑥上塗りを施工

コンクリート下地に対応可能な仕様で塗装する。

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