結露による弱溶剤塗料の光沢低下

塗料・塗装のQ&A 2024.04.16 (最終更新日:2024.07.08)

昼夜の寒暖差が大気くなる時期に、結露の影響を受け、弱溶剤塗料を施工後に光沢低下などが発生することがある。実際に発生した光沢低下の事例をもとに、発生原因と施工前・施工後に実施できる対策方法をご紹介。

発生状況

不具合発生の原因

塗膜が乾燥不十分な状態で結露の影響を受けたこと。
昼夜の寒暖差により発生した結露が未乾燥の塗膜上に発生した。上塗材が凹凸のある状態で硬化し、塗膜表面が荒れてしまったことで、塗膜の光沢低下に至った。

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対策

【事前対策】
湿度80%以上の状況での施工を避ける。
〇施工終了時間を早くし、日暮れまでに十分な乾燥時間を確保する。
希釈量を減らすことで、塗膜が乾燥しやすい状態をつくる。

【事後対策】
〇同じ上塗材でタッチアップ補修を行う。

2021年1月発行 HOTLINE「アステックからのご報告」より

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